Saraの人生右往左往

『人生は長い旅路である』
Saraの“あっちふらふら、こっちふらふら”な由無しごと

Aloha Spoken Here - 美しい1日の始まり 16,Aug,07

2007-08-27 20:35:01 | 
【8月16日】深夜~夜明け

日付が変わる頃起床。
顔を洗って身支度。
買っておいたサンドイッチを食べ、ピックアップのロビーへ。
時間通りに、【太公望ハワイ】のガイドの方がお迎えにいらっしゃった。
http://www.alan1.net/jp/hawaii/bigisland/sg/55/ag/159/

バンに乗って、出発!
Big Islandのエネルギーのせいなのか、思ったほど眠くない。
あたし達以外に2つのホテルを回り、Mauna Keaへ向かう。
Mauna Laniの道で、ガイドさんが『ふくろうがいる!』。
一瞬だったけれど、Pueoの飛ぶ姿が街灯に浮かび上がった。
わぁーー

西海岸からMauna KeaへはSaddle Rd.と呼ばれる道を通って行くのだが、
ここは悪名高いボコボコ道である。
ここでレンタカーで事故を起こしても、保険のカバー外であるのだ。
レンタカーでは通ってはいけない道である

そのまま標高2800mにある、【オニヅカビジターセンター】へ。
ここで体を慣らしつつ星の観測…の予定だったのだが…
ハリケーンの置き土産の雲がかかって星は見えない。
2800mでも寒くなってきたので、長袖を3枚着込みジャケットをお借りした。

しばらく空が晴れるのを待ったが、星空観測は無理だった…
天の川はWaikoloaからでも見えたので、ま、良しとしよう。

その後、さらなるボコボコ道を通り、5時40分くらいに標高3800m地点に到着。
少しずつ夜明けの感じになっているが、まだ厚い雲がかかっている。
日の出を見られるのか少々心配だ。
この後さらに登って4200mまで行くのだが、もっと酸素が薄くなるらしい。
『寝てしまうと起きられないから寝ちゃダメだよ』と、ガイドさん。



しかしながら人間ってヤツは、酸素が薄くなると眠くなるようだ。
眠気と格闘しながら、とうとう山頂
山頂の地面は凍っていてツルツルすべる。
そしてホントに酸素が薄い
いつものペースで歩き回ると心臓がバクバクする。
夜明け前の空が全体的に虹色に光って見えるなんて、初めて知った。



しばらく写真などを撮りつつ日の出を待つ。
この日の日の出は6時10分の予定。

温度差のためか、Hiloの上空は雲が切れている。
そこから日の光が上がって来ていて、まるで溶岩が噴出しているようだ。
何という美しさだろう。





そして、日の出。
思わず手を合わせてしまう。
日本人だなぁ



美しいだけではなく神々しいものに出会ったとき、
その力に対して敬意を払うために手を合わせる。
日本人のその仕草を、あたしは美しいと思う。
美しく神々しいものに対して、言葉はいらないのだ。

日の出と逆の方に目を向けると、山頂の陰が雲に映っている。
ハリケーンの置き土産が、美しい効果を醸し出している。



ひとしきり日の出を満喫して車で山頂から降り始めたとき、虹が見えた。
写真では見づらいのだけれど、小さなトリプルレインボウ。



そして、麓のSaddle Rd.の途中でも虹。
ハリケーンの置き土産にはヤキモキさせられつつも、
本当に素晴らしいものを見せてもらったわ



そして、8時半頃ホテルに到着。
昨晩は1時間しか寝ていないのだけれど、ものすごーくパワーを貰ったから、
午前中にホテルをチェックアウトして、Hiloに向かうことにした。
途中でWaipio渓谷に寄るためだ。

続く