今年は、子猫の相談があまり入ってきていません。
そんな中、行政から連絡が入りました。
かなり深刻な状態の目が開いたばかりの仔猫の
受け入れを打診されました。
たぶん職員さんも藁をもすがる気持ちで連絡してきたんだと思います。
急いで迎えにいきました。
172グラムの黒キジの男の子です。
2匹で来たけれど、1匹はセンター到着後すぐに
亡くなってしまったということです。
どこかの町のドブの中に仔猫たちはいたそうです。
見つけたときには亡くなっている仔もいたらしく
いったいどのくらい側溝の中にいたのか、
どうしてそこにいたのかなど、もちろん不明のままです。
まだ産まれた直後の仔猫が、冷え込むこの時期
低体温症になってしまったことは簡単に想像できます。
いったん冷えた体では、この大きさの子が
復活するのは厳しいだろうと思いました。
それでも1パーセントでも可能性が残っているのなら
助ける方向に全力投球です。
急ぎ自宅に戻り、もちろん帰宅途中もカイロやフリースで身体を温め
何度も何度もさすったりしました。

すぐに温めた点滴を入れて、動物用のブドウ糖を口腔内に
少しずつ垂らして低血糖を防ごうとしました。
大きな声で泣いています。
身体は温かくなりました。
でも次第に開口呼吸に変わっていき、苦しそうでした。
何もできないことが申し訳なかったです。

そばにいるからね。
そして、ちび太と名付けたその子を神様が迎えにきたのは
会の子になって2時間あまりのことでした。
4月18日14:20
ちび太とのお別れの時間です。
両手を合わせて、祈るような姿で旅立っていきました。

兄弟たちが待っているのかもしれません。
同じ舟でいっしょに逝くのかな・・・。
翌日きれいに整えて、お花で飾って送り出しました。
スタッフさんのお友達が作ってくれた、かわいらしいテトラのおもちゃも
いっしょに入れました。

産まれてきて、大きくなることもできずに死んでいきました。
せめて、向こうに行ったらみんなでいっしょに遊んでね
また、同じように亡くなってしまった仔猫たちも
今の時期はたくさんいるはずです。
持たせたテトラ、みんなで使うんだよって話しかけました。
無事に育っていたなら、さぞかっこいい子になっただろうな。
他のスタッフさんたちも、みんなまた戻っておいでって
メッセージをくれました。
斎場から見上げた空はまぶしくて
きれいな花も咲いていました。

もう冷たい場所で、凍えることもありません。

ちび太またね。






