亡くなった母はたいへん働き者でした。
早起きして、家の中をきれいに掃除して、大勢の食事の支度をして
洗濯も大好きで・・・。
その義母がお掃除をするときに、子どもたちに話していた昔話。
ダーリンに聞かせてもらいました。
昔々、とあるところに大きな門構えの庄屋さんの家がありました。
庭には大きな大きな杏の木があり、その年もたくさん実をつけたそうです。
このお家には嫁取りを控えた息子がいました。
収穫後、主は杏の実をたくさんたくさん持って、この村を歩きました。
おいしそうな杏の実。
この当時は甘い果物の木を庭に持っていることがステイタス、
つまりお金持ちの象徴だったのです。
主は村人たちに、『家にあるゴミとこの杏を交換するよ』と伝えました。
ゴミがたくさんあればあるほど、杏の実をたくさんもらえるというわけです。
村人たちは家の中のゴミをたくさん持って行って、
おいしい杏と交換してもらったそうです。
と、そんなときある娘さんと出会います。
『美味しそうな杏ですね。
でも、うちには交換できるゴミがありません。
ゴミとして持ってこれるものがないんです・・・。』と。
主は、娘さんの家に向かいます。
貧しいながら、こざっぱりときれいに掃除の行き届いた家の中。
そして小さくても整然と手入れされた庭。
で、結局この主がどうしたかというと
この娘さんを息子の嫁として迎えるというお話です。
お義母さんが子どもたちに伝えたかったのは
『ちゃんといつもお掃除しておくんだよ』
ということかなと思ったんですが
ダーリンいわく
いろんなことを毎日きちんとこなしておくことの大切さと
それを続けてやっておくと人生が変わる、みたいなことだそうです。
説法を受けたのでありがたく教えを考えてみたりしました。
ゴミを集めて持って行くのもかなりめんどくさい!
などと思った時点で、終わってるわたし。
お掃除、片付け、いたしかたなくやっていますが
【適当大魔王登場】ばかり発令しまくっています。
猫のおかげで、きれいを保とうとしていますが(気持ちだけ)
猫がいなかったら、どうなっていたことか・・・。
結局、ゴミのまったくない娘さんのような人も
ゴミと交換に行かない人も、杏はもらえないって話しじゃん!と
なんだかなぁな結論に至った次第でございます。






