道はだれのもの?札幌21

道路環境をそれぞれの視点から見て歩き、危険や問題点を感じたら、 生活者の立場から声を出して行きませんか。

自転車はどこを走る?

2011年01月19日 | 記事

この写真は東京都品川区青物横丁駅そばで歩道橋のある交差点です。

歩行者は歩道橋を利用しますが、自転車は走行路を白線で明示してあるので
専らそこを走ります。
歩道橋には自転車が上がれるようなスロープがついていないので
ベビーカーを押してきて迷い、大胆にもこの自転車用走行路を急ぎ渡ったとか…。
遠回りして横断歩道が設置してある箇所を渡れば安全ということかもしれませんが、
無情な歩道橋について改めて考えてしまいました。

ところで、札幌市内の歩道橋の場合、
同じ箇所に横断歩道があると歩道橋を使わなくなる(?)ためか、
たいていの場合、横断歩道は設けられておりません。

自転車の人は車道を走って来たなら、自転車のための何の表示も無い交差点を
生身の身体で自動車に混じって走り、横断するのは怖いことです。
「大した距離ではないのだから、横断歩道のある所まで行き、遠回りでも
安全と思われる方を選んで渡るべきだ」と当然視されてきました。

機動力のある自動車の方が近道を当然とし、歩行者や自転車が階段を昇り降りする。
車の邪魔にならないよう遠回りを余儀なくされる社会は問題ではないでしょうか?