下を見て 黙々歩く 老夫婦 腰の曲がりも 歩調を合わせ
不合理の 合理を包む 広さにも 事実に目覚め こころ定まり
本来に 豊かさ秘めて ある自然 荒むこころに 活かせぬわれら
本能を 意識に代えた 人間の 嘘にまみれた 生き物生まれ
他人の目 ものとし写る わが姿 目線に忽まち 凍結されて
湧きいだす 命の流れ 受け止めて 簡素に活かす 素直な暮らし
苦に焼かれ 飾り燃え果て わが姿 自然のままの 真姿現われ
影絵とて 映る障子 開け放ち 外のひかりに 千紫万紅
悠久の 影さす今の 見晴らしに 価値の大小 逆さに映り
ホイホイの 始末に慣れて 面倒は 一刀両断 白か黒かへ








