自選五行詩六月(その5)

2019-07-07 17:43:29 | 日記

 

なるように 人生なると 腹くくり 末期の目もて 時を楽しみ 

心底に 重いバラスト 信念に 波浪のこの世 揺れつつ渡り 

周囲への 適応しすぎは マンモスと 万もの死にて 歴史は教え  

カスタマー ファーストよりは カスタマー ファスト掴み 企業は生きて 

知らしめず よらしむべしと たか括り 愚民と看做す 不遜なやから

とぐろ巻く ヘビーな無意識 チラチラと ヘビの舌かに 顔を出すかな 

折り紙の 自在に作る 形象も 元に戻せば 無相に帰して  

絵を越えて 絵を描く力 抜きんでて 宇宙を描く 力の偉大よ

前の世か 飢えた虎馬 トラウマに 人に生まれて パンのみを追い 

霊妙な こころの作用 邪魔だてに 口出すエゴの 厄介ものよ 


一滴 不思議を思議に生きるかな

2019-07-07 11:37:24 | 日記

 

もの全て あるのなぜかは 不思議かな あるからあると 言うほかはなく 


年取れば 畏敬の念は いや増さる われを包んで われ超えたもの 


嫌われて 近く棲みなす カラスたち 呼び合う声の はばかりも無く