闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

日本人の最大のウイークポイント

2015年03月25日 20時51分29秒 | Weblog
また飛行機が落ちましたね~、ジャーマンウイングス9525便。
墜落現場である山腹のニュース動画をいくつか見ましたけど、
機体の一部らしいものも見えましたが、跡形も無く粉々になっていました。

ニュースによると、邦人も2名乗っておられたようですが、
あの酷い状況を考えると、遺体の損傷が激しいだろうし、
個人を特定するのは大変困難だと思われますね。
まぁDNA鑑定をやったりするでしょうけど、大変時間がかかる。

私はその墜落事故で一番知りたいのは、やはり事故原因です。
以前、航空事故とその検証を扱った米国のドキュメンタリー番組
「Mayday: Air Disaster」をよく見ましたが、その緻密な検証方法で
事故原因を特定していく過程には、とても興味を覚えました。

事実や記録の積み重ねと様々な実験、大胆な仮説で真の原因を探っていく。
そのやり方は航空機事故のみならず、他の様々な事故原因を探るのに
大変参考になると思いますね。
明らかにされた原因は、すぐさま全航空会社に知らされ、
飛行機はより安全な乗り物になってきました。

「Mayday: Air Disaster」で明らかにされた航空機事故の中でも
特に印象深かったのは、ボルト1本の締め忘れで多くの犠牲者を出した例や
設計時に想定されなかった低温による配管にできた氷による事故、
コンピューターのプログラムミス等のヒューマンエラーによる事故です。
また緊急事態に、如何にして人間はそれを切り抜けたか
どういう偶然で助かったかなど、大変興味深い内容で構成されています。
今回のジャーマンウイングス9525便の墜落原因が明らかにされたら
「Mayday: Air Disaster」でも放送される事でしょう。

そういう事故の徹底検証している番組を見ているだけに、
福島第一原発事故の徹底検証が行われていない現状を
大変腹立たしく思えると同時に、「臭いものには蓋をする」という
日本人の最大のウイークポイントを感じざるを得ませんね。
徹底検証が行われないから、原因を創った人間を訴追できないし
徹底検証が行われないから、また同じ過ちを繰り返してしまう。
それじゃぁいつまで経っても進歩しません。

先日、週刊ダイヤモンドの記事のタイトルで
『「空気」を読まない社外取締役の設置を望む米国、嫌がる日本』
というのがありましたが、このタイトルで分かるように
米国的発想と日本的発想の違いがよく分かりますよね。

今日の失敗を明日の糧にするには、また今日より進歩した明日にするには
どちらの考え方の方が良いかは明らかだと思いますよ。
まぁ私は日本人なので空気を読む事はできますけど
結構、空気を読めない振りをしています、今日の失敗を明日犯さない為にね。
人情に流されず徹底的に原因を追及して、是は是、非は非として明らかにし
失敗した人には徹底的に反省してもらう、けど立ち直りのチャンスは与える
たとえ天皇陛下であろうが、米国大統領であろうが、間違いは間違い。
それが私の基本的な姿勢です、だから時には他人から恨まれている事もあるかもね。


今日目についた記事:
 ・<海自>最大護衛艦「いずも」引き渡し…ヘリ搭載
  ははは、ちょっとした小型空母やん!

今日の気持ちステータス: 寒い

今日の一言:
 是は是、非は非

今日読んだ本:
 「通勤大学MBA」シリーズ第2巻「マーケティング」 完読
 明日からはちょっとシリーズから離れて
「ビジネス理論集中講義」でドラッカー、ポーター、コトラー等を復習します


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