闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

中国製品価格で、日本製と同等の品質を求めるマヌケな日本人

2018年04月23日 22時38分50秒 | Weblog
私の職場では、中国で製造された製品を日本企業に売っています。
守秘義務があるので、どういう企業に売っているかは言えませんが、
日本人なら誰もが知っている世界的な電気機器メーカー数社にも売っています。

昔は、中国製品も安かろう悪かろうで、品質にかなり問題がありました。
その原因の一つは、人口の多さを武器に、人海戦術でモノを作っていたから
なかなか品質が一様でなく、全体的に品質も悪かった。
しかしながら、最近はかなり自動化が進み、品質も高くなり一様化しています。

それで仕様の範囲内で使用している分には、日本製とそん色ありません。
「仕様の範囲内」でという条件を言っているのには意味があります。

つまり電化製品で使っていると、どんな事が起こるか分かりません。
何らかの原因で、たまたま使用している基板の温度が高くなったり
過電流が発生した場合、日本製は直ぐに復帰しますが、中国製は壊れます。
つまり、日本製には余裕が沢山ありますが、中国製には余裕がない。

また日本製は5年使っても殆ど壊れる事が無いのに対して、
中国製は5年も使っていると、かなりの数壊れてしまいます。
製品の保証期間は1年なので、それ以上たったものは
壊れても仕方ないのですが、日本製は壊れにくいと言われます。

そこが、現在の日本製品と中国製品の差の一つです。
でも中国製品も、一応、当初の製品の仕様はすべてクリアしているわけですから
決して壊れやすいわけではありません。
保証期間内なら、問題なくずっと動作し続けます。

ところが電気機器メーカーからはクレームがつく。
数年(保証期間外)客が電気機器を使っていたら壊れたと。
挙句の果てに、中国製はやはりよく壊れると言う。

「そんなに文句があるんだったら、日本製を使えよ!」と思ってしまう。
ちなみに、日本製の価格は中国製の2~5倍。

もし中国製が日本製と同じ品質、
つまり保証期間を過ぎても動作するものをつくれば、価格は日本製と同じくらい成る。

結局、大企業側の言い分には矛盾があるんですよね。
価格は中国製品価格で、品質は日本製と同じにしろと。
何とも馬鹿げていて、開いた口が塞がりませんよ!!
品質を上げると価格も上がる、これ当たり前の常識、それが全く分かってない!!

おまけに、不具合が出たら、さっさと新しい素子に取り換えて
不具合発生期間を最短にすればいいのにも関わらず、
その原因追及と称して、長い時間をかける。最長だと1年以上に及ぶ。

1年もしたら、いくら中国製品でも、更に品質は上がっている。
つまり1年前の不具合の原因が分かった頃には、既に次世代の製品が出ているので、
1年かけて調査して結果を出しても何の意味も無い。

そういうところが、日本人のマヌケさだと思いますね。
つまり今しか見えてない。 本当に重要な事の判断もできてない。
そういう例は、すべての大企業にあてはまるから、
頭の悪いのは一部の大企業に偏在しているのではなく、一様にマヌケだという事だ。

海外製品は予め壊れる事が想定されていて、壊れたら直ぐ対応できるようになっている。
しかしアホな日本人は、壊れないものをつくろうとする。

いくらマヌケな日本人でも、そろそろ目を覚ますべきだ。
世の中、100%壊れないものなどない、
むしろ壊れた時にどれだけ早く対処できるかが大事。

そのマヌケさは、東北大震災の後に作られた防潮堤も同じ発想だ。
いくら防潮堤を高くしても、壊れる時は壊れる。
それより、大地震が発生した時には、如何に迅速に避難できるかを考える方が大事だ。

私は日本人でありながら、この日本人のマヌケさには、ホトホト参ってしまう。


今日目についた記事:
 ・財務次官セクハラ疑惑 下村博文元文科相 テレ朝女性記者録音に「ある意味犯罪」 謝罪し撤回
  もはや反日極左野党は、政党というより、単なる政権批判勢力に過ぎなくなった。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 マヌケな日本人よ! 早く自分たちのマヌケさに気がつき、改めよ。
 無理だろうなぁ~、何でかって? だってマヌケだから。

今日読んだ本:
 ・一億人の英文法
 ・瞬間英作文シャッフル