闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

カルチャーの違いというか、意識の違い

2014年04月17日 21時13分28秒 | Weblog
今日の仕事中の出来事。

パーツの成分表を台湾メーカーから送って貰ったので、
念のためにその重量を計算し直したら、総重量が0.000001g間違っていた。
それで台湾メーカーに、それを訂正するように依頼したら、
「0.000001gくらいの誤差であれば、使用上問題ない」と言ってきた。

ちなみにそのパーツの総重量は、0.012g。
そりゃぁ1トンもあるもので、0.000001gの誤差なら問題ないだろうが
0.012gで0.000001gの誤差は、大きいと思うのだが・・・

そこがカルチャーの違いというか、意識の違いなんですよね。
多分、日本のメーカーなら0.000001gどころか、更に小さい桁まで
成分表はきっちり合わせてくるだろうに。

また、その成分表の中に「ガラス」という項目があった。
皆さんご存じかどうか知らないが、ガラスには微量の鉛が含まれている。
今、鉛は有害なので、世界的に鉛を減らそうとしているから
どこの電機メーカーでも厳しくチェックされる。

そこで「ガラスには鉛が含まれているが、どのくらい含まれているのか」
と、その台湾メーカーに尋ねたら、極微量だから検出できないくらい
少ないとの回答だった。
しかし、極微量にしても含まれているのだから、
それはそれで成分表に記載しなければならない。
最終的に、それで良いかどうかは客が決める事だ、メーカーじゃない。
彼らはそのことを全く理解していない。

結局、成分表は書き直して貰ったが、日本人のつくるモノの品質の良さは
こういう根本的な意識の高さが、その技術を支えている事が分かる。
ちなみにその台湾メーカーは、その業界では世界でもトップクラス
シェアもかなり大きいのだが、その調子だ。

現在、世界において日本製品のシェアはかなり低く、
サムスン等の韓国メーカー、ハイアールに代表される中国メーカー
ASUSなどの台湾メーカーが世界を席巻している中でも
「品質は日本製品」と言われるゆえんである。

そういう素晴らしい技術については、本当に誇るべきものであり、
何故、日本がアジアの中でいち早く世界一になれたのか
その理由がよく分かるというものだ。

そういう日本人の気質だからしかたないが、
それを日常生活のあらゆる場面にもちこまれると、
堅苦しくて息が詰まりそうになるのだが・・・

東南アジアで、日本の大企業と品質で肩を並べられるような企業が
出現するようになるには、まだまだ先の事になりそうですね・・・


今日目に付いた記事:
 ・議場でのスマホ解禁検討=政府が申し入れ―衆院
  子供じゃあるまいし、そんな事を自主的にできないのか?

今日の気持ちステータス: まだ石が抜けない!!

今日の一言:
 やはり日本人は特殊だね・・・