闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

大企業のルールが自分たちの首を絞めている

2012年11月01日 20時50分43秒 | Weblog
昨日は、急な飲み会があったので、ブログを休みました。
まぁいろいろなところからお誘いが来るので、たまにはお付き合いしておかないと。
それにこれから年末・年始にかけて、何かとお誘いの多い時期ですから。

さて、今日のyahooニュース「“日の丸家電”苦境…パナ・シャープが巨額赤字」
パナソニックさんなんかは、もう一度幸之助さんの教えをよく思い出し、
一人ひとりが、幸之助さんならどうするかを考えて能動的に仕事をすれば
絶対復活できると思いますけどね。

こんな事を言える立場ではないですけど、今のパナソニックさんは正に大企業病
いろいろなルールで縛り過ぎて、傍目で見ていても、面倒臭くなるような
大変効率の悪いルールばかりのように思えます。

もちろん、様々な業者が出入りするし、沢山の製品の沢山の工程があるので
ルール化しなければ、均一な品質のモノを世に送り出せない事はわかりますが、
それをクリエイティブな部署にまでかぶせているので、
常識を超えられない優等生のように、アップルのような斬新な製品を
生み出すのは無理だと思いますね。

製品のアイデアや製造工程でのアイデア、その他様々な工程でのアイデア
それを殺してしまうようなルールは、百害あって一利なしです。
日本の大企業の多くは、そのトラップにハマっていると思いますよ。
まさに日本的発想ですね、何でもかんでも一律ですから

高度成長の時代の話ですけど、富士通におられた池田敏雄さんなんかが良い例です
確かNHKのプロジェクトXでも取り上げられたと記憶しているのですが、
IBMに対抗できるコンピュータを創る部門の責任者に任ぜられましたが
全く会社に出社せず、自分のやりたいようにやっていた池田さんを
クビにしろという声まであがりました。

しかしその間、池田さんは頭の中でアイデアを練り、結局、IBMに対抗できる
コンピュータを世に送りだす事に成功できたのです。
もし、今の大企業の中でそんなことしていたら、たちまち人員整理の
対象になってしまうでしょう、それだけの懐の深さがありませんから。

制度化された中から、斬新なアイデアを具現化できる確率は限りなく低いです、
しかし今の日本に本当に必要なのは、世界が思いつかない製品を生み出し
新しい価値を創りだす事こそが必要ではないでしょうか。
ありきたりのルーチンワークなら、中国人でも韓国人でもできる。

考えてみてください、生み出された斬新なアイデアを日本の素晴らしい技能が
それを具現化してきたからこそ、日本は世界一の技術立国になれたのです。
現在、素晴らしい技能は高齢化で失われつつあり、かつ伝承されていない、
それでもって、アイデアを殺すルール化だ。 これで日本の家電メーカー自身、
自分たちが復活できると考えているのでしょうか?

もしそうなら、日本人はもはや冷静に自分たちの事を考えられなくなっている
そんな日本が復活できるわけないでしょう。
もう一度、懐の深い日本に立ちかえることこそ、技術立国日本の復活に
つながるものだと私は思いますけどね・・・


今日目に付いた記事:
 ・預金残高3400万円!なのに生活保護を不正受給… 容疑で無職男を逮捕
  こんなの氷山の一角でしょう?もっときっちり詐欺で捜査して欲しいですな

今日の気持ちステータス: 喉が痛い、咳がでる

今日の一言:
 日本の企業が低迷する原因の殆どが企業内にあり、低迷する原因で海外との
 勝負に負けた事は二の次だ。