闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

往生際

2008年11月19日 12時33分36秒 | Weblog
昨日、元厚生事務次官らが襲われるという事件が起こりました、
襲われた人達は、基礎年金制度導入時の担当者ということですから
昨年からの年金問題に端を発した怨恨による事件の様相です。

もし怨恨の線が正しいとしても、いくら恨みを抱いたところで
制度を導入した担当者やご家族には関係ない。
現在の年金問題は、旧厚生省の組織全体の問題ですからね。
こういう事件は、早く解決して頂きたい。


今朝の産経ニュースの記事で
「引き際の美学、どこへ!? 政治家に見る情けなさ 甘え許す社会反映」
という刺激的なタイトルの記事が載っていた。
記事を読むと「な~んだ、今更あらためて言わずとも、皆思っているよ」
というくらいの記事なのだが、こういう事が記事になるほど問題なんだろう。

それに往生際が悪いのは、政治家だけじゃなかろう。
先日、大阪でひき逃げ事故を起こして、殺人罪で捕まったヤカラも
最初の事故を起こした時点で、警察に通報しておいたら
精々酒気帯びで数年、執行猶予中の刑を含めても十年も服役する事は
なかっただろうに、その往生際の悪さから、
さらに被害者を引きずって死なせてしまうという殺人に至っている。

よく「警察24時」というような番組で、酒気帯び運転で飲酒検問に
捕まった時の映像が流れているが、中には随分往生際の悪い人がいますよ。
どちらかというと、他の地方より関西のケースが圧倒的に多いようですが

その記事では『政治家の姿勢に「日本人全体の精神的な甘えが透けてみえる」』
とあるが、私も全く同感である。
日本人全体というか、日本社会というか、その中に甘さが見えますな。
よく西洋は個人主義だから、甘いように思われがちですが
意外としつけには厳しい一面があります。

例えば、日本の場合、電車の中で子供が走り回っていても親も注意しないし
周りの誰も注意しない、見るに見かねた初老のおじさんでも注意した日にゃぁ
親から「怖いおじさんに怒られるから静かにしないさい」と来る。
本来なら「あんたが騒いで迷惑をかけるから叱られるのだ」と言うべきだ。
そういう場合、普通の西洋人なら子供に静かにするように言い聞かせるだろうし
他人に叱られても、叱るのが悪いというような言い方はしない。

私は戦後の日本社会において、間違った平等や間違った民主主義を追求した結果、
今日のような甘い社会が出来てしまったのだと思いますね。
権利ばかりを主張し、義務や民主主義を守って行くための厳しさを
子供に教えなかった事が、いや教えるべき大人すらその事を
分かっていなかったのかもしれませんが、甘い日本をつくったのだと思います。

お笑いの髭男爵じゃないけれど、精神的なルネサンスが必要なのかもしれません


今日目に付いた記事:
 ・ヤンCEO辞任でも止まらないヤフーの転落
  確かにyahooは新しい道を見出さないとダメでしょうね。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 ルネッサ~ンス♪