但馬の偉人

2019年07月15日 | 但馬の人物
       いつの間にか、稲の穂が出てきました 
             

(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成26年 第9回但馬検定(2級)問題より

【63】次の組合せで、誤っているのはどれでしょうか。

(a)毛戸勝元 - 法学博士

(b)北條秀一 - 教育者

(c)赤木正雄 - 砂防の神様

(d)桜井 勉 - 気象測候所の創始者


正解は、(b)の北條秀一 - 教育者です。
北條秀一は、豊岡市竹野町出身の政治家です。教育者ではあ
りませんから、これが誤っていて正解となります。

それぞれの但馬の偉人を見てみましょう。
(a)の毛戸勝元(けどかつもと)は、香美町小代区出身の法
学博士です。明治7年(1874)生まれで、東京帝国大学法科
を卒業、大学院で商科を専攻します。京都帝国大学教授を歴任
し、欧州へ留学して学び法学博士の学位も授けられ、多くの後
進の指導育成に努めました。

(b)の北條秀一は、明治38年(1905)宮大工の家に生まれ幼
いころから成績優秀で、リーダーとして頭角を現します。
国鉄顧問、参議院議員、衆議院議員を歴任し、引退後は郷里の
竹野に帰り「竹野郷外史」を無料出版します。
母校の竹野小学校には、「負けじ魂基金」を創設し「負けじ魂
賞」を子供たちに与えました。

(c)の赤木正雄は砂防の神様といわれる人物です。
豊岡市引野に明治20年(1887)に生まれ、内務官僚のころ全国
の砂防工事を指揮し、日本に「赤木砂防」を普及しました。
「SABO(さぼう)」は世界共通語となり、その功績から文化
勲章を授与されています。

(d)の桜井 勉は、出石藩の儒官を務める家に弘化元年(1843)
に生まれています。明治新政府で数々の内務に携わります。
桜井勉は地理局長時代、日本で初めて気象予報を創設したのです。
現在でも「気象観測の父、気象測候所の創設者」として語り継が
れています。


『ちっちぇ~』

昨日のブログの「でっけ~」に対して、「小さい」の但馬弁は
「ちっちぇ~」なのです。
「ケンちゃんが昨日捕ってきたクワガタってこれけ。ちっちぇ~
クワガタだね~。かわいそうに、こんなちっちぇ~クワガタは逃
がしてやるんだわ」と話します。