地道な一歩 

詩やエッセイなど文章を作っています。

天国とじごく

2016-12-02 21:32:36 | 日記
以前に読んでいた、とある自己啓発の本の内容です。

そこに書かれていた仏教の世界での天国とじごくのとらえ方です。(※ちなみにわたしは、仏教徒ではありません。)


とある人が、閻魔大王さまに天国とじごくの違いについて聞いたときに、

こう答えています。


まず、じごくでは、

そこには、巨大な鍋があり美味しそうなうどんが煮えています。

あまりに鍋が大きいため、とても長いはしを使ってうどんを食べなければならないのですが、

はしが長すぎるため、口元に運ぶ前にうどんは落ちてしまいます。

人々は、我先にと奪い合って食べようとするため、結局誰一人うどんを食べることが出来ませんでしたというお話です。


では、天国はどのようになっているのか。

そこにも、先ほどと同じように巨大な鍋があり美味しそうなうどんが煮えています。

同様に、長いはしを使ってうどんを食べることになるのですが、

天国の人々は、その長いはしを使ってうどんをすくい、まず鍋の向こう側の人に”はい、どうぞ。”

といって、うどんを差し出します。

すると、鍋の向こう側の人もそのお礼に、長いはしですくったうどんを自分の口元に持ってきてくれます。

人々は、助け合いみんなで、うどんを美味しく食べられるというお話です。


この内容を読んで私が感じたことは、

天国とか、じごくという場所がとこかにあるのではなく、

人々の気持ちの持ちようで、

そこが天国にも、じごくにもなるのだと思いました。


もうひとつは、

自分がお腹が空いたということよりも、まず目の前にお腹がすいている人のために、

うどんを食べさせてあげると、

”結果的に(決して見返りを求めていたわけではないけれど)”、

自分が美味しいうどんを食べられるのだと解釈ています。


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