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鎌倉殿の13人ー義経の逆落としの地形

2022-04-28 08:22:28 | Excelデジタルマップ

先週の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

いよいよ本格的な源平合戦が開じまって、

義経が平家軍の「一ノ谷」の本陣を攻め入る際に
奇襲をかけたとされる有名なあの

「義経の逆落とし」の現地(現神戸市)
のデジタル地形図です。

 

「基盤地図情報」国土地理院(https://fgd.gsi.go.jp/download/)を元に「せるせるデジタルマップ」(Ms-Excelソフト上)にて作成

 


今となっては、

「義経軍が下りた場所は実はここではない?」
「そもそも義経自身は下りてない・・・??」

などなどの諸説はあるようですが、、

ドラマの中でも描かれていた平家の本陣は
(守らねばならないミカドと三種の神器は)

間違いなく、一番守りやすいここ一の谷に
あったと考えられますし、

この地形を見て、私がもし源氏軍の大将だったなら
間違いなく、ここ(地図上の逆落し跡)から平家の本陣を、

最短距離で目指して奇襲する思います。

 

で、同じNHKの「ブラタモリ」を観ていると
よくわかりますように、

歴史と言うのは、
その土地の地形を制する者が制する
それに尽きるわけです。

その土地の地形(高低差)をよく知った人が、
それを活かして理にかなった戦略を立て、支配し、
統治をしていく。

それを出来る武将こそが、歴史に名を残して
いるわけです。

 

で、ドラマの中でのセリフによるとですが、

この崖を中村獅童演じる梶原景時が
安全な沢を下るルートを提案する。

しかし、

源氏軍の大将である菅田将暉演じる源義経が
「それじゃつまらん!」と言って、
急な崖のルートを命じ

拾った鹿の糞を中川大志演じる畠山重忠に
示して、

「鹿が下れるのだから馬も行けるぞ」と、
馬を先に下ろして、足骨折する馬もあったが
無事に駆け下りた馬もあって、

源氏の軍勢がそれに続いて怒涛の如くに

ここを駆け下りたとのことです。

 

この崖の付近の地形を拡大して見てみますと、

 

標高約130m付近から約55mの付近まで、
一気に下ったことが見て取れます。

平面距離にして7ー80メートルでしょうか?
平均斜度にすると、ほぼ45度以上かと・・・。

これ、スキー場で言ったら、

蔵王の有名なあの「横倉の壁」ですら
最大斜度38度ですから、

上からのぞいて見たのならまさしく絶壁!
まったく恐ろしい限りです。

源義経 恐るべし!

いや、『おんな城主直虎』での井伊直政役と言い、
義経本人としか思えない 菅田将暉 の演技も

恐るべし!です。


この「義経の逆落とし」の場所を
デジタル3Ⅾ画像で見てみると

 

 

やはり、 が一番かわいそうだったのかも・・・。

 


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