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グランドピアノの止音不良

2022年01月16日 | ピアノ修理
アップライトピアノよりグランドピアノで
多い症状の一つとして中音域の止音不良が
あります。

鋼の弦をフェルトのハンマーで叩いて音を
出した後は、フェルトのダンパーで押さえ
て音を止めるのがピアノの主な仕組みです。

アップライトピアノはスプリングのバネの
力を使ってダンパーが弦を押さえますが、
グランドピアノはダンパーの重みで自然に
弦を押さえます。

画像はグランドピアノの中音域のダンパー
が弦を押さえる様子ですが、形状がW型で
3本の弦の隙間にはまるように押さえられ
ています。

高音域の弦は細くて短いので平型でも充分
弦振動を止められますが、長い中音域の弦
はW型でないと弦振動を充分に止めること
ができません。

W型のフェルトは温湿度変化が原因で膨張
した場合、弦の隙間に入りきらなくなって
しまいます。

スタッカートで打鍵すれば勢いでダンパー
フェルトが弦の隙間に入りますが、緩やか
に鍵盤を上げるポルタートの様なタッチで
弾くと、ダンパーも緩やかに弦を押さえる
ので膨張したW型のダンパーフェルトでは
弦の隙間に充分に入ることができずに止音
不良が起こることがあります。

この症状は調律師でないと直すことができ
ません。W型の左右どちらが特に膨張して
いるか判断して適切に調整すればピタッと
直ります。

おかしいなと思ったら是非ご連絡ください。



本年も宜しくお願い申し上げます。

2022年01月05日 | 日記
本日5日より営業しております。
旧年中はたくさんの方々にお世話になり
ありがとうございました。

ここ数年で調律業界の状況が大きく変化
しました。

昭和40~50年ピアノ業界最盛期に多く
活躍されていた先輩の調律師の方々が
引退されています。

一方で若い世代の調律師が少ないこと
は危惧しなければなりません。

コロナ禍でデジタルピアノの売り上げ
は過去最高のようですが、調律が必要
なアコースティックの需要も少なくは
ありません。

買い取りされた大量の日本製ピアノが
中国へ輸出され、中国製の新品ピアノ
は世界中で流通されています。

ほとんどの場合は古くても修理を始め
調律・整調・整音でステキなピアノに
甦ります。

できるだけ多くのピアノを楽器として
綺麗にしたいと思います。

本年も宜しくお願い申し上げます。