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ピアノの関節の不具合

2019年03月20日 | ピアノ修理
ピアノの内部アクションをお預かりして
細かく修理をすると様々な不具合を修正
することができます。

鍵盤が1ヶ所だけ上りが悪い!?
原因は色々と考えられますが、一つ一つ
の部品の動きを確認するとはっきり原因
がわかります。

今回はウィペンと呼ばれる部品の関節に
綿のようなカビが付着して、動きが鈍く
なっていました。

センターピンという円運動の中心のピン
を適切な太さのものに交換して滑らかな
関節に戻り、鍵盤もしっかり上下に動く
ようになりました。

他の楽器に比べると大きくて頑丈そうな
ピアノでも、たった1ヶ所の部品にカビ
が付着しただけで弾けなくなってしまう
繊細な楽器です。

お部屋やピアノ内部の通気を良くして、
人にとって暮らしやすい環境がピアノに
とっても過ごしやすい環境です。



二つのアクション

2019年03月16日 | ピアノ調律
調律にお伺いしていると同じ部屋にグランド
ピアノが二台並んでいることも少なくありま
せん。

写真は上がヤマハで下がボストンのグランド
ピアノの内部にあるアクションです。

調律師はメーカーやサイズや製造年代などを
聞くと、そのピアノの音色やタッチの傾向を
今までの経験からイメージできます。

弦を叩くハンマーフェルトの摩耗状況や質感
は大切な響きの要素です。他にも様々な部品
の形状や寸法にも違いもあり、ピアノごとの
個性になっています。

「みんなちがって、みんないい」というのは
どこかで聞いたことのあるフレーズですが、
ピアノにおいてもそれが言えます。その違い
を引き立てるのも調律師の役目です。



ピアノの関節

2019年03月03日 | 日記
ピアノの鍵盤はシーソーの運動をしている
ので、まず初めに鍵盤の運動をスムーズに
する作業が大切です。

更に奥にあるアクション機構には関節部分
がいくつかあります。その代表が弦を叩く
ハンマーの関節です。

写真はアップライトピアノの関節部分です。
小さな赤い点の中心にはピンがあり、そこ
を中心に円運動をしています。ピンの周り
の赤い部分はクロスなので擦り減ればガタ
つきが出て、反対に湿気で膨張すれば動き
が悪くなってしまいます。

アクションの整調をする前にこの関節部分
の調整も大切な作業で、この動きが悪いと
タッチは重くなり更に音が出なくなります。

お預かり修理の場合はハンマーを一つ一つ
外して関節部分の動きを調整できるので、
より高い精度の弾き心地をご提供できます。

ピアノの調整には色々なアプローチがあり
ますが、基礎の基礎の調整を大切にすると
ピアノは素直に反応して美しい響きを奏で
られるようになります。