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広島の調律なら佐野ピアノ工房へ!

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ピアノカバーの必要性

2018年10月24日 | 日記
学校や公民館などの調律にお伺いするとピアノ
にオールカバーがかけられていることは多いです。

窓から西日が強かったり、ホコリも多かったり
傷からも守ってくれているオールカバーは長年
過酷な環境でダメージを受けつつも「ピアノは
ここにある」と教室の中でも異彩を放っています。

グランドピアノであればカバーがかかっていて
も三本脚で浮き上がっているので下は風通しが
良いと言えるかもしれません。

ただアップライトピアノのオールカバーの場合
はピアノ全体を覆いつくしてしまっているので
この状態で鍵盤を弾くとどんな音が出るでしょう?

どんなにきちんと調律しても、カバーによって
音が吸収され遮られてしまいます。特に高音は
伸びのない大人しい響きになってしまいます。

低音は弦が太く長いので比較的響いても、高音
の右手を意識して強めに弾かないとバランスの
取れた演奏ができません。

理想はカバーがない状態で弾かれた方が開放的
に響いて鍵盤も弾きやすくなります。

でも様々な理由でカバーが必要な場合はベター
な状態に保つために数か月に一度くらいカバー
を外して干してあげることが大切です。


調律以前にする作業

2018年10月21日 | 日記
調律師は調律をしなくても弾き心地や響き
を変えることができます。

コンサートであればピアノを設置する位置
に始まり、キャスターの向きやネジの締め
具合でも変化します。温度変化はもちろん
木ネジは木が痩せることで緩みが出る場合
もあるのでチェックが必要です。

ピアノの掃除も大切です。ご家庭であれば
カビやタバコのヤニがピアノ内部に付着し
弾き心地や響きを悪くする要因は様々あり
ます。一緒にサビ取りや摩擦のある部分の
滑りを良くしたり、内部アクションの関節
部分の動きを整えたり、どれも大切な準備
作業です。

これらの作業をするだけでも鍵盤の動きは
スムーズになり響きも豊かになります。

そのあとから鍵盤や内部アクションの整調
をすれば音量や表現の幅が広がり、そして
やっと調律が始まります。

これらの作業をしないまま調律だけをする
と、弾きにくく魅力のないピアノになって
しまうでしょう。

実際は調律後さらに音色を整える整音作業
もして「調律が終わりました。」とお伝え
できると考えています。

佐野ピアノ工房では調律のご依頼を頂いた
際は通常作業として調律以前の準備の作業
を大切にしています。




西日本豪雨から100日が過ぎました。

2018年10月15日 | 日記
広島を様々な場所を調律でお伺いしていると
今なお道路の崩落で片側交互通行や通行止め
の場所があります。お客様から被害のお話を
聞くこともあり心が痛みます。

佐野ピアノ工房としては自宅に工房を構えて
いるので大雨の日は冷や冷やしましたが幸い
建物や家族は被害がありませんでした。

写真のように田んぼの被害はありましたが、
土砂を逃れた稲は今元気に稲穂を垂れて収穫
を待っているようです。

土砂にはたくさんの丸太もあります。
水分を含んだ木の重みや乾燥して脆くなった
木に触れると、調律にお伺いするほとんどの
ピアノが30~40年経て美しい音色を奏でられ
ることに感動を覚えます。

自然の恵みで組み立てられた楽器を調律師と
して一日でも長く美しい楽器にすることが、
自然への恩返しになるかもしれません。

被災地でもピアノの音が聞こえる普段の生活
が戻ることを願うばかりです。

ピアノの弦はピアノ線?

2018年10月08日 | 日記
ピアノの弦は一般的にピアノ線と呼ばれて
いる工業用のものと違います。
特に「ミュージックワイヤー」と呼ばれて
おり、真円度が高く調律時の伸縮や打弦の
耐久に優れている高炭素で高品質なものです。

錆や使用による金属疲労が原因で時により
ピアノの弦も演奏中やいつの間にか切れる
ことがあります。そんな時に弦を張り替え
るのは調律師の役割です。

写真にある缶はミュージックワイヤーの束
が収められています。様々な太さの番手が
あり、ピアノごとに記された番手を守って
美しく張弦することが求められます。良い
音色を長持ちさせるために大切なことです。

佐野ピアノ工房ではドイツの「レスロー」
というメーカーのミュージックワイヤーを
採用しております。耐久性がありクリアで
伸びのある音色が理由です。

万一断弦した時は早急にご連絡ください。




納品後一度も調律されていない!?

2018年10月03日 | 日記
ピアノは一般的に納品後の初めての調律は
サービス調律の場合がほとんどです。

これは移動や環境変化によって調律は必ず
狂うので、納品後調律をすることによって
楽器として完成するという考えが理由です。

ピアノブームのあった40年くらい前は写真
にある通り無料調律サービス券というもの
が2枚もピアノ内部に入っていました。

先日調律にお伺いさせて頂いたピアノには
サービス記録が未記入で一度も調律されて
いないことがわかりました。

それでもこのピアノも含めて!ほとんどの
ピアノは掃除に始まり調律・整調・整音で
生まれ変わりピアノの美しい響きを奏でる
ことができます。

これはデジタルのピアノと最も大きな違い
だと思います。

アコースティックだから直せる救える楽器
が日本にはたくさんあります!