Learning Tomato (旧「eラーニングかもしれないBlog」)

大学教育を中心に不定期に書いています。

VOL214:バーチャルイラク

2007年02月22日 | オープニング
昨年の夏、BEATセミナーの「シリアス・ゲーム」の会ご一緒させていただいた藤
本 徹さんの本が出版されます。
『シリアスゲーム―教育・社会に役立つデジタルゲーム』(東京電機大学出版
局)現在Amazonで予約受付中です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4501542705/ref=nosim/?tag=sannoelearnma-22

という話題とシンクロしてか、アメリカでは、ゲーム技術者と心理学者がイラク
での戦闘の情景を再現するVRシステム「バーチャルイラク」の試作版を開発した
というニュースを発見しました。
ITメディア『「バーチャルイラク」で帰還兵ケア 米軍、VR導入加速』
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/19/news023.html

上記Webサイトの記事によると政府が、南カリフォルニア大学(USC)が設立した
研究機関ICTに対して、数百万ドルを投じ開発を依頼したとのことです。PTSDを
患ったイラク帰還兵を回復させるため

「専用ヘルメットのゴーグルに、イラク中心街が投影され、上空を警戒する米軍
のヘリコプターやコーランを読み上げる声などが聞こえるだけでなく爆発の振動
も加え、イラクの戦場に戻ったような錯覚を起こさせる。このバーチャル体験と
セラピストによるカウンセリングを組み合わせることで、イラクでの衝撃を和ら
げようとするもの」
とのこと。さらに今後は、
「視覚、聴覚効果だけでなく、戦場での硝煙臭や羊肉の焼けるにおいなど嗅覚
(きゅうかく)も付加」
これは凄い・・・。
臭い(ニオイ)の記憶って、確かに深いものがありますからねえ。

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