アンカツ手記・火曜日----------------------------------------
今週は24日に男馬の三冠レース第1弾「皐月賞」が行われます。
毎年中山で開催されてきましたが、震災の影響で今年は東京競馬場が舞台。
例年とは又違った勝負になると思われ、楽しみにしています。
今年のコンビは松田国厩舎のベルシャザールです。
昨年10月9日の新馬戦を勝った翌週、秋華賞ウィークの手記で
「超大型でも行き脚が鋭く、追ってからの力強い伸びは
父キングカメハメハのイメージとだぶりました」と書いています。
さらに「距離が延びて良さそうな大物感溢れる逸材」と褒めちぎりました。
当初からスケールの大きさを感じさせ、将来性抜群と確信したものです。
ただ、新馬勝ち直後の萩Sで3着に敗れたように、
当時はまだ巨体を少し持て余しているようなところがありました。
振り返ると540キロという馬体重は、まだ絞れる部分があったのかもしれません。
5ヶ月振りに乗せてもらった前走のスプリングSは、
マイナス12キロの528キロで登場。
このマイナス分は絞れたと解釈します。
デビュー当時と比べると全体に引き締まった印象を受け、
道中の行きっぷりが軽快になった気がしました。
直線の攻防では勝ち馬に一気に差された後、離される事無くコンマ1秒差の2着。
このあたりのしぶとさが真骨頂だと思います。
ゴール前で一瞬の脚を使えるようになれば本物でしょう。
キングカメハメハも3歳の春先まではスパッと切れる脚はありませんでした。
それがクラシックシーズンになって、
急激に成長して鋭い脚を使えるようになりました。
ベルシャザールは体の雄大さ、豪快な動きが父とそっくり。
このあたりで瞬発力が開花すれば、
ダービーと言わず、皐月賞から大いに期待できます。
---------------------------------------------------------------
まず今回のレースを勝った場合、
アンカツは騎手として史上3人目の8大競争完全制覇となる。
過去に達成しているのは保田隆芳と武豊。
この二人、言うまでもなく一時代を築き上げた名手であり、
JRAにおける生涯勝率のNo1(保田・211)とNo2(豊・207)である。
是非とも並んで欲しいところだ。
アンカツはトリッキーな中山の重賞がなかなか勝てずにいたのだが、
(というか関西騎手のほとんどが中山を苦手にしているんだが)
その対策は数年前からちょっと始めているように思われる。
昨年の有馬記念での3角から4角の動きは、完全に人による中山仕様の動きで、
あんな感じにやってれば、後は先行馬に乗ってりゃ近いうちに勝ちそうなんだが、
今年の皐月賞は東京ということで、これはとりあえず良しと思っておくか。
さて、今年の皐月賞のコンビはベルシャザール。
アンカツも書いている通り、アンカツが初めてカメに似ていると言った馬。
ただ、もっと瞬発力がついて欲しいが、現状は頂点に足りないことが明白。
それを踏まえた上での競馬になる。
2戦目の萩Sでは、好位にいながら最後は最後方から差してくるという謎の競馬で、
勝負どころで仕掛けてからの反応の鈍さは如何ともしがたい。
過去、萩SとスプリングSは一瞬の脚の差で離されていて、
ホープフルSではそのままの位置で雪崩れ込んでいるのだが、
これは後半のラップからその理由が分かる。
置いていかれた萩Sは、12.9-11.4-11.3-11.6という流れで、
2着のスプリングSでは、12.1-11.2-11.3-12.3という流れ。
そしてホープフルSでは、12.6-11.7-11.5-11.7となっている。
ここから分かるのは、萩Sみたいな急激な変化を嫌うということと、
スプリングSみたいに極限に速いラップも厳しいということ(一応上位ではあるが)
ホープフルSくらいに、前半から流れてて少し速くなる程度ならば、
対応が可能であると言うことが出来るだろう。
12.5-11.5-11.5-11.5くらいの47.0ならば十分に走れる。
そういうレースに持って行きたいのが今回のレースだ。
メンバーを見渡すと、こちらと同じ事を思っていそうな馬がいくらか見られる。
エイシンオスマン、カフナ、プレイの3頭がそれ。
これと逃げそうなロッカヴェラーノを含め4頭。
「これらとのやり取りで、喧嘩せずに平均速めのペースを作ること」
それが勝利への道ということになる。
話し合いでそれが出来れば本当に苦労は無いがそれは無理な話で、
レースが始まってからの各人馬のやり取りの中でそれが決まる。
速めの先行をするということは、強い差し馬の格好の餌食と≒であるから、
いかにしてその境目を見つけ出すか、非常に難しいレースになるだろう。
ダイワメジャーくらいに圧倒的なパワーと威圧感を持つ馬ならば、
追ってきた馬をこちらの世界に引きずり込んで叩きのめすという荒業が出来るんだけど、
そんな馬は10年に1頭2頭のレベルでなかなか難しい。
出来ることならもう少し切れ味が身について、しっかりと伸びて押し切りたいのだが、
現状は無理なので、ダイワメジャーの競馬を模倣して頑張るだけだな。
今週は24日に男馬の三冠レース第1弾「皐月賞」が行われます。
毎年中山で開催されてきましたが、震災の影響で今年は東京競馬場が舞台。
例年とは又違った勝負になると思われ、楽しみにしています。
今年のコンビは松田国厩舎のベルシャザールです。
昨年10月9日の新馬戦を勝った翌週、秋華賞ウィークの手記で
「超大型でも行き脚が鋭く、追ってからの力強い伸びは
父キングカメハメハのイメージとだぶりました」と書いています。
さらに「距離が延びて良さそうな大物感溢れる逸材」と褒めちぎりました。
当初からスケールの大きさを感じさせ、将来性抜群と確信したものです。
ただ、新馬勝ち直後の萩Sで3着に敗れたように、
当時はまだ巨体を少し持て余しているようなところがありました。
振り返ると540キロという馬体重は、まだ絞れる部分があったのかもしれません。
5ヶ月振りに乗せてもらった前走のスプリングSは、
マイナス12キロの528キロで登場。
このマイナス分は絞れたと解釈します。
デビュー当時と比べると全体に引き締まった印象を受け、
道中の行きっぷりが軽快になった気がしました。
直線の攻防では勝ち馬に一気に差された後、離される事無くコンマ1秒差の2着。
このあたりのしぶとさが真骨頂だと思います。
ゴール前で一瞬の脚を使えるようになれば本物でしょう。
キングカメハメハも3歳の春先まではスパッと切れる脚はありませんでした。
それがクラシックシーズンになって、
急激に成長して鋭い脚を使えるようになりました。
ベルシャザールは体の雄大さ、豪快な動きが父とそっくり。
このあたりで瞬発力が開花すれば、
ダービーと言わず、皐月賞から大いに期待できます。
---------------------------------------------------------------
まず今回のレースを勝った場合、
アンカツは騎手として史上3人目の8大競争完全制覇となる。
過去に達成しているのは保田隆芳と武豊。
この二人、言うまでもなく一時代を築き上げた名手であり、
JRAにおける生涯勝率のNo1(保田・211)とNo2(豊・207)である。
是非とも並んで欲しいところだ。
アンカツはトリッキーな中山の重賞がなかなか勝てずにいたのだが、
(というか関西騎手のほとんどが中山を苦手にしているんだが)
その対策は数年前からちょっと始めているように思われる。
昨年の有馬記念での3角から4角の動きは、完全に人による中山仕様の動きで、
あんな感じにやってれば、後は先行馬に乗ってりゃ近いうちに勝ちそうなんだが、
今年の皐月賞は東京ということで、これはとりあえず良しと思っておくか。
さて、今年の皐月賞のコンビはベルシャザール。
アンカツも書いている通り、アンカツが初めてカメに似ていると言った馬。
ただ、もっと瞬発力がついて欲しいが、現状は頂点に足りないことが明白。
それを踏まえた上での競馬になる。
2戦目の萩Sでは、好位にいながら最後は最後方から差してくるという謎の競馬で、
勝負どころで仕掛けてからの反応の鈍さは如何ともしがたい。
過去、萩SとスプリングSは一瞬の脚の差で離されていて、
ホープフルSではそのままの位置で雪崩れ込んでいるのだが、
これは後半のラップからその理由が分かる。
置いていかれた萩Sは、12.9-11.4-11.3-11.6という流れで、
2着のスプリングSでは、12.1-11.2-11.3-12.3という流れ。
そしてホープフルSでは、12.6-11.7-11.5-11.7となっている。
ここから分かるのは、萩Sみたいな急激な変化を嫌うということと、
スプリングSみたいに極限に速いラップも厳しいということ(一応上位ではあるが)
ホープフルSくらいに、前半から流れてて少し速くなる程度ならば、
対応が可能であると言うことが出来るだろう。
12.5-11.5-11.5-11.5くらいの47.0ならば十分に走れる。
そういうレースに持って行きたいのが今回のレースだ。
メンバーを見渡すと、こちらと同じ事を思っていそうな馬がいくらか見られる。
エイシンオスマン、カフナ、プレイの3頭がそれ。
これと逃げそうなロッカヴェラーノを含め4頭。
「これらとのやり取りで、喧嘩せずに平均速めのペースを作ること」
それが勝利への道ということになる。
話し合いでそれが出来れば本当に苦労は無いがそれは無理な話で、
レースが始まってからの各人馬のやり取りの中でそれが決まる。
速めの先行をするということは、強い差し馬の格好の餌食と≒であるから、
いかにしてその境目を見つけ出すか、非常に難しいレースになるだろう。
ダイワメジャーくらいに圧倒的なパワーと威圧感を持つ馬ならば、
追ってきた馬をこちらの世界に引きずり込んで叩きのめすという荒業が出来るんだけど、
そんな馬は10年に1頭2頭のレベルでなかなか難しい。
出来ることならもう少し切れ味が身について、しっかりと伸びて押し切りたいのだが、
現状は無理なので、ダイワメジャーの競馬を模倣して頑張るだけだな。