アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

アンカツ手記・火曜日と ご参考補足

2006-10-24 21:25:41 | 競馬
手記はいつも通りに先週の反省から。

アンカツ手記・火曜日
負けました。アペリティフの菊花賞は完敗でした。
神戸新聞杯のレース内容からは、
本番でも電光掲示板は狙えると密かに期待していたんです。
ところが、4コーナーを回っていざ追い比べでは先団から大きく離されてしまい、
12着という成績に終わりました。
敗因として考えられるのが馬場状態です。
京都競馬場の芝は全体に短く、スピード優先の馬場になっています。
22日などは、未勝利戦でレコードタイムが出るなど、
芝のレースで3戦もレコードが更新されました。
菊花賞も破格のレコード決着となり、馬力型には出る幕がありませんでした。
アペリティフの長所は、じりじりと伸びるところと馬力です。
肝心の直線で止まってしまったあたり、
あるいは初距離を苦にしたのかもしれません。
いずれにしても未完成の3歳馬ですから、
適正がはっきりするのはこれからでしょう。
恐らくダートはかなり上手いのではと思っています。

メーンまでのレースでは活躍できました。
6レースは、休養明けのマチカネモエギで最後方から差しきり。
上村君の落馬負傷により、8レースかえで賞のカノヤザクラと
10レース渡月橋Sのホッコーソレソレーに、急遽騎乗依頼を受けました。
どちらも全くのテン乗りでしたが、何とか勝って責任を果たすことが出来ました。
突然の指名でも、僕の場合はテン乗りのケースが結構多いのでまったく気になりません。
カノヤザクラは520キロもの栗毛の大きな体で、
゛女ダイワメジャー゛という感じ。
乗っていると、それほどスピード感を感じないのに、レコードで牡馬に勝ちました。
ホッコーソレソレーは、他の馬に乗って何度も戦ってきたので、
脚質と大体の癖は掴んでいましたが、想像以上に良い脚を使ってくれました。
9レースの清滝特別で連勝したエアサバスは、
まだまだこれから良くなりそうな逸材。楽しみな器です。
さあ今週は、1日4勝の波に乗って天皇賞にアタックします。
明日はダイワメジャーについて書きます。


いきなり「負けました」で始まったのでちょっと笑ってしまったw
文字通り完敗だったからねえ。
敗因について、高速馬場と距離の2点を挙げている。
まあ、そういうことになるよね。
戦前から、キレないけどパワーはあるから、長い脚を使って・・・
というような意気込みで行くようなことを書いていて、
その通りのレースをしようとしたら、
ハイラップなのに切れ味勝負という訳の分からんことになってしまいw
馬のタイプ的に出番が無かったよ、ってことか。
そして、かなり厳しいペースのレースになったので、
切れと共にスタミナも要求された形だけど、
あまり無い切れを発揮するどころか、その前にスタミナが切れた感もある。

考えられる敗因、時計とスタミナだけど、
俺はどっちかというとスタミナが切れたような気がするなあ。
スタミナが十分だったならば、例え上がり勝負で負けようとも、
ラスト300くらいまではそれなりのところで踏ん張れそうな気がした。
それが良い感じで上がっていって、直線入り口でもう勢いがなくなってたからね。
これまでの使われ方からスタミナ勝負に期待していたけど、
2400くらいが一番良いところなのかな。
何だかんだ言っても、やっぱり3000mは別物だよね。

ダートだとかなり走るんじゃないかというアンカツの予想。
エルコンドルパサー産駒ではヴァーミリアンが砂で一変している。
面白そうだ。是非とも砂を使ってみて欲しいね。
ダートだと、2000m前後に大レースが目白押しだから。
早速、浦和記念あたり狙うとかどうかなあ?出れないか?
またアンカツが乗って欲しいものだ。次走を楽しみにしよう。




昨日書いた8枠の話について追記。

2006年度に行われた全て競争を網羅したの成績
   勝率  連対率  複勝率
1枠 8.1  14.6  22.0
2枠 7.0  14.2  21.3
3枠 7.0  14.3  21.3
4枠 6.9  14.7  21.8
5枠 6.8  13.8  20.2
6枠 7.5  14.6  22.1
7枠 6.5  13.5  20.4
8枠 7.3  14.2  21.2

全ての競馬場の成績を集めると、ほぼ平均へと収束するが、
微妙に内枠が優勢という感じがする。

さらにサンプル枠を広げて、
2000年以降に行われた全競争23550戦より。
   勝率  連対率  複勝率
1枠 7.5  14.9  22.3
2枠 7.3  14.6  22.0
3枠 7.4  14.6  22.2
4枠 7.1  14.5  21.8
5枠 7.3  14.7  21.9
6枠 7.2  14.2  21.5
7枠 6.9  13.9  20.7
8枠 7.1  14.2  21.1

これだけサンプルを広げると、さらに平均へと収束していくが、
それでもやはりこれは言うことが出来そう。
競馬は内枠が有利である
それからもう一つ。
外枠は不利だが半端な7枠よりは8枠がマシ
うん、なんとなく納得のいく話だ。
どうせ距離を走らされるなら、
挟まれる不安がなく気持ちよく走れるほうがいいってことだろう。
内に入るチャンスがほとんどない上に、挟まれる可能性が普通にある7枠、
この枠はあまりよろしくないと言って良さそうだ。


次に、アンカツが圧倒的な成績を残すようになってきた京都、東京開催について
今年の京都競馬場における全競争の枠順成績
   勝率  連対率  複勝率
1枠 10.6 16.4  24.1
2枠 7.6  12.9  19.7
3枠 7.2  16.1  23.7
4枠 5.8  15.0  22.7
5枠 7.3  14.8  21.5
6枠 7.0  15.4  22.1
7枠 6.1  12.4  19.8
8枠 6.7  12.5  19.4

今年の東京競馬場における全競争の枠順成績
   勝率  連対率  複勝率
1枠 8.5  13.3  19.2
2枠 6.7  15.2  24.4
3枠 6.1  13.3  20.3
4枠 7.1  13.3  18.9
5枠 6.1  12.9  18.1
6枠 7.1  14.5  21.9
7枠 5.2  11.8  18.5
8枠 7.7  14.4  21.7

京都の1枠の成績がかなり良いような気がするがこれは、
京都ダート1800mは圧倒的に1枠有利
ということに起因しているので、
それを除くとまあ、やや内枠有利の平均に落ち着いてくる。


そういったわけで、枠に関する優劣というのは、
多少の差はあれど、それほど大きなものではないということ。
これを大前提に、再度アンカツの成績を。

アンカツの今年の枠順別成績
   勝率  連対率  複勝率
1枠 14.0 20.0  38.0
2枠 22.0 35.6  44.1
3枠 15.3 35.6  47.5
4枠 17.2 22.4  34.5
5枠 10.9 28.1  32.8
6枠 22.5 28.2  45.1
7枠 14.8 29.5  39.8
8枠 28.6 47.1  57.1


そんなわけで、
なんか8枠だけがおかしいことになっていますw
この成績は、今になってさらに上昇しているものです。
是非ともアンカツの8枠を買ってみてくださいな。




さらにおまけ。
詳しいデータは割愛させてもらいますが、他の騎手の枠の得手不得手について。
今年の傾向ですので、参考程度にどうぞ。

豊  何故か1枠だけはやや苦手な模様
藤田 1枠と8枠、極端な枠の成績が突出して良い
岩田 あまり特徴はなし
善臣 1枠の鬼 好位差しが上手い証拠か
後藤 8枠でかなり強い マクリ大好きを証明か
横典 3、6枠が妙に良いけど理由は不明
中舘 特徴なし
福永 7枠と8枠が圧倒的に駄目 びっくりするくらい駄目
北村 3、7枠がいまいち
和田 1枠で強い 隣の2枠で何故かボロボロ
蛯名 1枠でちょっと強い 5枠が微妙に駄目
秋山 5枠で好成績 他は特徴なし
川田 1枠で強い 6枠で妙に強い
内田 1枠の鬼 逆に8枠はさっぱり
小牧 1枠と7枠が良い 8枠はあまり良くない
四位 6、8枠 全体的に外枠が良い
勝春 アンカツ以上の8枠の鬼 ちょっと異常w そして1枠は駄目
吉豊 あまり特徴はない
武幸 3、5、8枠に好成績が集中
幸  1枠と8枠で話にならないくらい悪い 極端な枠が苦手なのか
鮫島 多少1枠で強い程度
吉隼 1、2枠でかなり強い
藤岡 5、6枠でかなりの好成績
池添 3枠で妙に強い
柴山 1、8枠が良い
本田 微妙に1枠が駄目か
佐哲 1、2枠が良く 7、8枠は駄目

今後の予定とご参考

2006-10-23 20:58:35 | 競馬
何もない月曜日、菊についてはアンカツ手記とともに振り返るとして、
今後について軽くまとめておきたい。

ファンタジーSはローブデコルテ
新馬を快勝、コスモス賞でナムラマースの2着、
それから休養していたが、18日に帰厩した。
22日に軽く追っている。逆算すると本追い切りは後3本になるだろうが、
多分、大山ヒルズに放牧に出てたんじゃないかと思うので、
何ら問題なく仕上がってくることだろう。
現に22日の追いきりでも、
馬なりだというのに坂路で上がり12.8で上がっている。
アストンマーチャン以下、そこそこメンバーは揃いそうだが、
前走だけ走れば軽く凌げて良いと思っている。

キストゥヘヴンはエリザベス女王杯へ
予想通りエリザベス女王杯へ向かうようだ。
マイルCSのほうが合うのは間違いないだろうけど、アンカツ乗れないしね。
カワカミプリンセスという強大な敵に再度立ち向かうことになるが、
とりあえずコースが外回りになるのは絶対にプラス。
向こうは特に関係ないだろうから、多少なりとも差を詰めれるんじゃないかな。
古馬最強のスイープトウショウはおそらく不在、エアメサイアが故障で不在、
ダンスインザムードもまず出てこないだろうから、
古馬に強敵という強敵はいない。デアリングハートとディアデラノビアくらいか。
やはり敵は秋華賞組だろう。

フサイチホウオーは東京スポーツ杯からラジオNIKKEI賞へ
完璧にダービーを意識したローテーションで動いていく。
あれだけの鮮烈なデビューを果たした馬だ、当然のことだろう。
東スポ杯に出てきそうな大物は、ドリームジャーニーくらいか。
新潟を制したゴールドアグリは京王杯2歳Sのはず。
今週の新馬戦で何も出てこなければ、1番人気を背負うことになるだろう。
次も楽々と突破して欲しいね。

現在分かるのは、11月の3週目まで。
JCウィークからどうなるか、楽しみに待ちたい。




ご参考
気づいてる人は気づいてるでしょうけども、
知らない方の為に是非とも活用していただきたいアンカツ馬券術。
何も考えません。もの凄い単純ですので。

アンカツが8枠に入ったら買ってください

単純ですが、超必勝法です。今年、アンカツが8枠に入ったときの成績は、
20-13-7-30
勝率28.6 連対率47.1 複勝率57.1 単回収率127% 複回収率103%

ご覧の通り。サンプル数はもう十分。
夏の終わりから気づいていたんだけど、サンプルを集める為に待っていました。
昨日の競馬を見ていて、もう堂々と書いても大丈夫だなと判断しました。

これをさらに1番人気で絞ると、鉄壁の成績。
10-3-2-1
勝率62.5 連対率81.3 複勝率93.8 単回収率165% 複回収率118%

唯一圏外に負けたレースは新馬のマイネルカンターレで4着です。
ほぼ無敵です。もう何も考えないで軸にしてあげてください。

これだけの成績になってる以上、理由はなんかあるんでしょうけども。
単純に考えれば、外々を回しても最後まで残す技術がある。
最後まで踏ん張らせる技術があるから、それならば気持ちよく走れる大外が良い。
こんなところでしょうかね。

しかもこの傾向は、今になって強まってきているもので、
春が勝率22%、夏が勝率33.3%、秋になって勝率42.9%とうなぎ上り
秋開催になってからは脅威の一言で、
6-3-2-3
勝率42.9% 連対率64.3% 複勝率78.6%
単回収206% 複回収132%

もはや何の数字だか分かりませんw
これが「秋開催以降、8枠に入ったアンカツの成績」です。人気関係なし。
圏外の3戦ですら、4、4、6着で、わずかなところで踏みとどまっています。
とにかくアンカツの8枠は買いです。
凶悪なまでにその傾向が強まっていますのでご報告まで。





急に傾向が変わったらごめんなさいw

来週の特別騎乗予定馬

2006-10-22 19:02:05 | 競馬
さて、来週も素晴らしい馬ばかり。
大いに盛り上がることが出来そうだ。


土曜 東京
河口湖特別 ダート1600m サヨウナラ
谷厩舎、ブライアンズタイム産駒の5歳牝馬。
前走は牡馬相手に1400mで、外に出すのに手間取ってしまったが、
それでも5着に差してきたのは自力強化の証。
昔は牡馬相手ではまるで歯が立たなかった馬だからね。
転じて今度は、牝馬限定、定量、1600m、1000万条件。
ごちそうさまですw
相手を見なくても良い、まず負けないとだけ言っておきたい。
断然人気を背負って、中団からぶっちぎりでしょう。

精進湖特別 芝2000m ジャッキーテースト
堀厩舎、カーネギー産駒の5歳牝馬。
前走は後方から素晴らしい脚を繰り出したが、
意外な伏兵の前にわずかに敗れ去った。
力は出し切れたと思うが、微妙なハンデも響いた感じ。
今度は定量戦となる、こちらも条件が大きく好転。
次は断然人気だろうと思ってたら、ここは相手が多少手強くなる。
ピサノパテックにソリッドスライダー。相手にとって不足なし。
3頭で人気を分け合うだろうから単勝は5倍くらいはついてくれると思うし、
なんとも応援し甲斐のあるレースになりそうだ。

武蔵野S ダート1600m サカラート
石坂厩舎、アフリート産駒の6歳牡馬。
ナイキアースワークは態勢が整ってないようだから、
JBCマイルを弾かれたニホンピロサートだろうと思ってたら、
なんとサカラートになっていた。目が点にw
石坂厩舎からは1年ぶりくらいの依頼となるか。
近走は勝ててこそいないが、重い斤量を常に背負って好勝負の連続。
トップクラスの馬であることを疑う余地はない。
昨年のJBCでは1番人気、JCDでは2番人気に推された馬。
この相手を一蹴したっておかしくはない。
これを勝つなり好勝負すれば、そのままJCダートだろう。
今はダート長距離にはっきりしたお手馬もいないことだし、
ここでさくっと結果を出して、JCDに乗り込みたいねえ。
とても楽しみだ。

日曜 東京
くるみ賞 芝1400m 未定

多摩川特別 ダート1400m サヨウナラ
こちらは登録だけでしょう。
絶対に河口湖特別を使いたいはず。
河口湖特別の登録は21頭だけど、
多分除外はないんじゃないかな。

白秋S 芝1400m コスモシンドラー
加用厩舎、グリーンデザート産駒の4歳牡馬。
宮記念を回避してダービー卿CTを使って骨折してしまったが、ついに復帰。
あのレースを使ったのはまったく意味が分からなかったのだが、
終わったことを言っても仕方ない、準OPから再出発だ。
準OPを使うといっても、こちらは近3走で準OPを制して重賞で2着に来た馬。
ここではまったく実力が違いすぎるといって良い。
とにかく、8割くらいでも仕上がっていれば負けることはあるまい。
全ては仕上がり次第。今のところは微妙に見える。

天皇賞・秋 芝2000m ダイワメジャー
上原厩舎、サンデーサイレンス産駒の5歳牡馬。
まずはディープインパクトが正式に回避を表明。
正直、出てきたらカモだなあくらいに思ってたんだけど、
さすがにそんな間抜けな話はないよなw これは現実だし。
そんなわけで、かなりの激戦ムードのメンバーとなった。
毎日王冠組とコスモバルク、スイープトウショウ、アドマイヤムーンの戦い。
それにバランスオブゲームを付け加えても良いか。
さ、どんなレースになるだろうか。
今ちょっと俺が考えているのは、
バランスオブゲームが逃げ、メジャー2番手、バルク3番手で、
そのまま順番が変わるだけの行った行ったなんですけどw
アンカツ手記を読みながら、いろいろと考えてみたい。

とりあえず今言えることは、大チャンスだという事だ。

紅葉特別 芝1600m 未定

日曜日の結果

2006-10-22 16:35:49 | 競馬
メインは残念だったけど、力は出しつくしたかな。
枠が枠だし、正直に、正面から奇襲気味に挑んで玉砕した感じ。
途中の行きっぷりにはさすがと感じるものがあったので、
また次のレースで頑張ってもらいたい。また重賞で頑張ろう。
それ以外も気持ちの良いレースばかりだったね。
昨日から楽しいレースばかりで、最高だった。
来週は天皇賞だ。来週も頼むぞアンカツ。



3R スタグビートル 7着
微妙に遅れ気味のスタートだったが、
すぐに挟まれたのか嫌がったのか、ズルッと下がってしまった。
鞍上も態勢を立て直すことが出来ず、下がりっぱなし。
2ハロン目ですぐに鞭を入れながらの追走になってしまった。
そんな事したくなかっただろうけど、形だけでもやっておかないとなw
前と大きく離れてしまって勝ち目が消えたころ、落ち着いてじっくりと回ってくる。
後は画面に映らなかったわけだが、上がりは上位入線馬と同等の37.4を使っていた。
今日は序盤に何かがあってついていけなかったのが全て。
それ以外の場面では、どうすべきかは分かってくれただろうから、
次の走りに期待。普通に走れば激変必至だろう。

4R フェザーケープ 4着
そこそこのスタート。
すぐに内ラチ沿いに寄せて行く。後方2番手から。
少し前と離して気持ち良さそうに走っている。
1000m過ぎて徐々に前との差を詰めてくると、
4角で内から外へ豪快に出していって直線へ。
追い出してかなりの勢いで伸びてきたが、最後はやや失速した。
上がり3ハロンは34.4でメンバー中最速。良い脚を持っている。
まず初戦は、誰にも邪魔されず気持ちよく走って力を見せた。
デビュー戦としては上々の走りかな。すぐに初勝利を上げられそう。

アンカツコメント
「ビュッと切れる脚はないけど、長く良い脚を使えそうなタイプ。
馬込みの中でも平気だし、柔らかくて走ってきそうな馬だよ」

レース前のコメント同様、走ってみても好感触だね。
馬込みの中は試してないじゃん、って突っ込みたいところはあるけれどもw
まずは前途洋々な出発じゃないかな。

6R マチカネモエギ 1着
若干立ち遅れ気味だが、いつものこと。
そこからダッシュつかず完全に置いてきぼりを食らうのも、いつものことか。
追っつけまくってなんとか馬群から離されないように追走、後方2番手。
実際は34.6ののハイラップでレースが進んでいて、
モエギとすればついて行くのがやっとというのも納得のところ、
3角過ぎて落ち着いてから、4角を抜群の手応えで大外へ。
直線に入って全馬バテて一気に馬群が詰まったところを、
大外から1頭桁違いの脚で突き抜けた。
モエギ以外も追い込み馬が全部飛んできて、先行馬どころか差し馬まで壊滅。
離れた最後方にいた超人気薄のサマニターフまで飛んでくるんだから、
前に行った組はたまったもんじゃないレース。
一応1番強い馬が展開はまったんだから、負けるわけがないわな。

7R ツルマルローレル 8着
多少遅いが、この馬としては上々のスタート。
ちょっと気合いを入れると意外と行きっぷり良く中団まで進出。
中団外目の最高のポジションに気持ちよくとりついた・・・のだが、
1角過ぎに急にグッドフロマージュに前に入られて、後退。
下がってからはすぐに落ち着いて良い走りをしていたんだけど、
逃げた豊のエアデルソールのペースがあまりに遅かった。
突く存在の2番手が横典のアドマイヤミラクルじゃあ、もはや後続はなす術なし。
この地点で追い込み馬ツルマルのレースとしては終わっていたんだけれども、
4角過ぎて外に出ず内にこだわって少しでも着順を上げようとしたら、
直線入り口でトウカイフラッグに無理矢理前に入られて進路を無くす。
すぐさらに内へ進路を切り替えて追い出したが、これじゃあ伸びるものも伸びまい。
なんか酷く不利を受けまくってリズムを欠いたレースになった。参考外。

8R カノヤザクラ 1着
橋口厩舎、サクラバクシンオー産駒の2歳牝馬。
上村負傷につき乗ることになったのだが、上村は大丈夫なのか?
怖い事故だったが・・・巻き込まれ事故は本当に辛いな。
デビュー戦は外目をスルスルと上がってきてぶっちぎり。
アンカツ騎乗の2着ブループレミアムが止まったように見える強さだった。
レースは好スタートからすんなりと前へ。
行きっぷりが良すぎて、いつでもハナを奪ってしまいそうな感じだったが、
ちょっと手綱を緩めながら上手く2番手で落ち着かせた。
本当にいつでも行ってしまいそうなところを、2番手のまま直線、
行きっぷりが良すぎたのでどうかと思ったが、逃げたアドマイヤを力強く交わし、
間を割ってくるゼットカークの追撃も二の脚を繰り出して完封した。
着差こそわずかだが、こちらは教育も兼ねていたので完勝といって良いだろう。
時計はレコード、先が実に楽しみな馬。良いレースだった。

アンカツコメント
「前半かかったが、引っ張るよりはと思い馬任せに行きました。
それで最後までよく伸びてくれた。
距離ももう少し保つと思いますよ」

逃げずに勝てたのは実に良かったと思う。
阪神JFでも良い勝負になりそうだ。
アンカツはローブデコルテだが、強敵になるだろうな。

9R エアサバス 1着
そこそこのスタートから馬なりで好位5番手。
多分ペースが遅いのを察知したのだろう、早々に2番手に浮上。
岩田のラッセルバローズの逃げにお付き合い、後続に蓋。
超スローで後続の出番を完全に消し去って、ラッセルとの追い比べ開始。
400mに渡ってラッセルバローズと叩きあいを続けて、豪快にねじ伏せた。
前走はハイペースを早めに動いて長い脚を使って完勝。
今回は上がり3ハロン33.3の極限の上がり対決を制圧。
あらゆるレースに対応できる本物の馬に進化しつつある。
いや、もともとあったものが目を覚ましたのか。
とにかくこんなところで留まる馬ではない。
来年早々には重賞戦線で会う事になるだろう。楽しみだ。

10R ホッコーソレソレー 1着
浜田厩舎、キングヘイロー産駒の4歳牡馬。
これも上村からの乗り代わり。
そこそこのスタートから馬なりで少しずつ下げていって中団後ろ。
ちょっと口を割って走っているが、勝負所はまだとばかりに抑えている。
かなり速めのペースで流れる中を後方でじっくりと待機、
4角前から少しずつ浮上していって直線に入ってから一気に大外へ。
他馬から離した位置から追い出しに入ると、桁違いの脚で伸びてきて、
あっというまに内の各馬を飲み込んで圧勝のゴール。
とにかく強かった。実力上位の馬が展開も味方にしての勝利。
走法としては、頭の位置が異常に高すぎて笑えたがw
それにしても、先行あり、追い込みあり、京都の外回りはアンカツの庭だねえ。
どこが伸びるか全部分かってるんだから凄いわ。

11R アペリティフ 12着
まずまずのスタートから馬なりで前を窺いながら。
8番手の外目、目の前にメイショウサムソン、真横にドリームパスポートを置くことに。
これはすなわち、どっかで出し抜いてやろうという位置取りだろう。
豊のアドマイヤメインが、最初にガツンと飛ばして中盤大きく落とすという、
かなり難しいラップを刻んで後続に難問を投げかける形。
後続のジョッキーはサムソンを警戒してそれにぴったり。
サムソンの動向次第で全てが動き出しそうな形。
2週目3角過ぎ、坂の下りで一番最初に動き出したのは、やっぱりアンカツだった。
そのまま一気に行ってしまうかというような行きっぷりで、
ドリームパスポート以下を置き去りにしてサムソンに並びかけていく。
サムソンがそれに反応して並んで4角を回って直線を向いたが、
そこから速い脚が続かずに力尽きてしまった感じ。
乱ペースに乗じて上手く伸びてきたソングオブウインドに凱歌があがった。
ドリームパスポートはワンテンポ遅らせて動いてきたが、
(思えば昨年と一緒。クロイツで動いたアンカツを見ながら、横典はじっと待っていた)
宿命というかなんなのか、2着に敗れた。
逃げたメインは3着、これは距離かな。一番強いのはこれだと思う。

うーん、残念だったけど、やれることはやった感じがしてすっきりかな。
外枠だったのがしんどかったねえ。ずっと外々だったからなあ。
レースを最初から見直してるけど、内に滑り込む余地がまったく無いw
アンカツがやったのは、王者を正面から倒す騎士の競馬だったわけだけど、
本当ならば、内からこっそり暗殺するような競馬が良かったんだよね。
外枠だったことと、豊が乱ペースを作ったことで、
ちょっと小細工の効かない競馬になってしまったと思う。

12R アレクシオス 4着
好スタート、ちょっと気合いを入れていたが、
別に前に行こうというものではないだろう、後方でしっかり折り合った。
前の6頭のペースがかなり速く、さすが実力馬というところだが、
とにかくこちらは後方で我慢して脚を溜め込む形。
4角回るときもまだ仕掛けずにじっくりと待って、
直線に入ってから外に出て追い込み開始。
スムーズに走ってきたのでしっかりと足を溜め込めて伸びてきたが、
先団を飲み込むまでには至らなかった。
特に前の2頭は強いわ、あれはどうしようもない。
3着はあるかと思ったんだけど、あそこが届かないのがクラスの壁なんだろうな。
でも、良いレースを出来たと思う。先につながるはずだ、近いうちに勝ち上がりを。

日曜日の騎乗馬と予想

2006-10-21 18:33:42 | 競馬
日曜 京都
3R スタグビートル ◎
大久保助手
「速い追いきりは少ないけど、気性の勝ったタイプだし、
なかなか良いスピードがある」
調教時計を見てなかなか良い動きをする馬だと思っていたが、
相手にも恵まれたようで、どうやら人気になりそうだ。
新馬なので分からないことがたくさんあるが、評判通りならあっさり勝てそう。
好出発を期待したい。

4R フェザーケープ ○
松田国師
「まだ力が付ききっていないけど追うごとにしっかりしてきた。
どんな競馬をするか楽しみ」
調教で動いていない馬はそうそう走るもんじゃないということを、
今日の東京の新馬のシャドウパルマンとハイドパークで思い知らされたw
新馬を判断するには、評判と、やはり調教の動きで判断するしかない。
そういう意味で、ここの相手はコンティネントとサムライタイガース。
フェザーケープも動きは負けてない。真っ向から勝負だ。
陣営やアンカツのコメントから、好勝負以上の物を感じる。
どんなレースをしてくれるのか、実に楽しみだ。

6R マチカネモエギ ▲
南井師
「放牧明けになるが、体調面は変わらないよ。
終いは確実だし、外めをすんなりなら」
こちらは言うまでもなく、展開がはまらないと、なんだが、
相手を見渡すと、妙に恵まれちゃったなあ。相手はかなり弱い。
少しでもはまったら、まず負けないと思える相手関係だが、
そう上手く行かないからここに至ってるんだよなw
内目の枠を引いたのも、この馬にとってプラスにはならない。
外枠だったら・・・いや、外枠でも単穴なんだけど、
内枠なので、まず最初に上手く外に出る仕事がある。
その上でスムーズに行けるかどうか、さらに展開が向いてくれるか。
ますます勝つか沈むかの単穴っぽい。

7R ツルマルローレル ◎
田代助手
「出来は良い意味で平行線。
ジリっぽいので展開次第の面はあるけど、チャンスは十分」
この馬も序盤に置かれるので展開次第なんだが、
こちらもメンバーに恵まれてしまった。
強敵と呼べるのはトウカイフラッグくらいに思える。
まずはスタートを決めること、これが決まれば勝機。
長くこの条件で苦しんでいるが、久々の勝利を再びアンカツの手で。
多少出遅れても、外枠なので大きな影響はないだろう、
外々をスムーズに回ってこれば好勝負に持ち込めるはず。
大きく出遅れたらさようならだが、それは運だからなんとも。

9R エアサバス ◎
伊藤助手
「スピードに乗るまで時間のかかるタイプだから京都外回りは合う。
昇級でも見劣らない」
見劣らないどころか、自信を持って上位だと言いたい。
このメンバーに、札幌2000mを2.00.5で駆ける馬がいるか?
考えてみたがまったくいない。大丈夫だ。
前走だけ走れば負けるわけがない。
長い長い低迷の末についに人気を落としたわけだが、今こそ逆襲の時だ。
一気に駆け上がって再び重賞戦線へ。全てはサバスのやる気次第。
今回もちょっと微妙な人気になりそうで、
とても美味しい思いが出来るんじゃないかと期待している。
シルクタイガーだけは警戒しているが、この馬はマイラーと見ているがどうか。

11R アペリティフ ▲
坪師
「併せ馬でラストまでしっかりした動き。
いい追い切りができて、体も絞れてくると思うし、流れにさえ乗れれば」
坪先生は前走後から一貫してかなりの強気モード。
自信を持って出走させられる仕上げをしたという自負があるのだろう。
前走後からの過程を見る限りそれは間違いなく事実で、
後はアンカツが渾身の騎乗を見せ、俺らは目一杯楽しめる状態と確信している。
いろんなメディアで、アンカツの手腕に期待が寄せられているのを見た。
なんとも嬉しい話だ。気分が盛り上がってくる。
まずはスタートして、どのポジションにつくのか。
何を標的にして、どこから動き出すのか。
相手は確かに強いし敬意を払うが「怪物」ではない。臆することなど何もない。
アンカツが常々言う言葉「長距離は上手く乗られた馬が一番上に来る」
これが実現するのか。楽しみでならない。一発期待。

12R アレクシオス △
音無師
「前走は内ラチを気にして競馬にならなかった。
まともに走れば入着ぐらいはあっていい」
音無さん、弱気だなあw
まあ確かに、かなり凶悪なメンバーが揃った感はある。
リードオフマンとかグランプリオーロラ、ブリュネルあたりを凌げば、
上のクラスへ行っても即勝負になることだろう。
逆に言うと、相手が強い事だし思いっきり自分の末脚に賭ける事が出来る。
どこまでやれるか、楽しみにしよう。

土曜日の結果

2006-10-21 15:54:59 | 競馬
うあ。
10R、11Rと、予想外の馬に連続でやられた・・・。
いやあ、これはちょっと・・・分からんわ。
どっちも勝ってるレースしてるんだけどなあ。
悔しいが、良いレースだったので満足はしている。
2頭とも、次も頑張っておくれ。


4R シャドウパルマン 9着
気持ち良いくらいに宣言通りの出遅れw
出なかった後、走るのを嫌がっている模様。
能力以前に、前へ進もうという気持ちが皆無。
追って伸びるとかそういう話も何もなし、とりあえず回ってきただけ。
競走馬の仕事は走ることだということを覚えてくれw

5R トレトレジョリ 5着
最高のスタート。1頭でポンと飛び出して追っつけて先行。
内から意地で出て行くウエーバーを行かせて2番手。
考えうる最高の形を作ったんだが。
4角、ほぼ持ったままで先頭に襲い掛かって堂々と先頭に立ったが、
ラスト300あたりでレキシントンシチーにあっという間に捕まり、
それでも2,3番手で粘っていたが、ラスト150mあたりで失速してしまった。
ちょっとウエーバーの作るペースが速かったようで、
気持ちよく行き過ぎてしまった感じ。レースは前崩れだった。
だからといってウエーバーから離れて追走する環境には無かった。
すぐ外にジェットバニヤンとトレノジュビリーの2頭に張り付かれていたので、
もし引いていたら、この馬の気持ちが崩れて終わっていただろう。
こうなる以外に道は無かったと思う。今日は勝ち目無しだった。
トレトレと共に行った3頭が13~15着と大惨敗を食らっているので、
馬は実によく踏ん張ったといえる。今日の感じだとすぐに勝てそうだが・・・。
距離は1200mのほうがベストだろう。

6R イシノファイター 1着
まずまずのスタート、ゆっくりとハナを窺って上がっていく。
1角ですっと先頭に立ちかけたところを、
外からアルスボヘミアンが大暴走。まあ半分予想はしてたけどもw
当然あんなのには付き合えないので、抑えて2番手。
実質先頭の位置で、3番手と協力してゆったりしたペース。
アイアムザスターもアルタントプチも、自分のスタミナ温存重視で、
実に楽な展開を作り出すことが出来た。ずっと12秒後半~13秒のラップ。
4角へかけてじわじわと前に接近、手応えは十分。
直線に入って1馬身リード。気合いを入れて粘りこみ。
3番手集団がやや失速して一旦後続を離す形になり、セーフティーリード。
ラスト200mあたりから、ユメノシルシが猛追してきたが、
気を抜くことなく、最後までしぶとく伸びて残しきった。
お見事。ファイターの真面目さも大したものだ。

10R トップオブサンデー 2着
そこそこのスタートからすぐに下げて後方から。
後方4番手、外目でいつでも動ける態勢。
かなりのスローペースになっていたが、こちらは末脚を信じるだけ。
予想通り、すぐ前にトロフィーディール。これを標的にレース進行。
1000m通過あたりからジリジリとポジションを上げ気味。
3角から4角にかけて、仕掛けることなく我慢しながらの追走。
直線に入って、そこで初めて大外に持ち出して、
先に動いたトロフィーディール目掛けて追い込み開始。
ラスト250mあたりまでは、まだまだ前が詰まってこなかったが、
ラスト100あたり前が失速して一気に馬群を飲み込んだんだが。
標的にしたトロフィーディールまでは綺麗に捕まえたんだが、
逃げていたアドバンテージだけ、僅かに捕まえ損ねた。
さすがは善臣といったところ、巧妙なラップを刻まれてしまった。
やはり逃げ馬は人気薄だと思い通りの競馬が出来るねえ。
逃げ馬は警戒されないことが絶対条件だから、人気だとどうにもならん。
ちょっと想像外の馬を残してしまったが、素晴らしいレースだったと思う。

11R エアシェイディ 2着
まずまずのスタートから早々に引いて後方から。
後方4番手の外目からの追走で、後ろにスズカフェニックスとテレグノシス。
前のペースは平均で、予想通りの展開。
後ろからどれだけの脚を使えるか、実に楽しみなところ。
じっと後方で我慢して、4角回って大外へ。
圧倒的に手応えが良く、これは大楽勝だと思ったんだがなあ・・・。
ラスト300mあたりから追い出しに入って、一気に内の馬を飲み込んでいったが、
前でただ1頭抜けていたキネティクスが異様に強かった。
今日のところは、どこまで行っても捕まえることは出来なかっただろう。
エアシェイディとスズカフェニックス、予想通りに差してきたんだけどなあ。
うーん・・・いやまあ、キネティクスは想像外だなあ。しゃあないか。
結果はこれまでと変わらなかったが、内容は段違いに良かったと確信している。
新味は見事に出したので、これを今後に生かして欲しい。
カメ世代の馬だしね、もっともっと頑張って欲しいな。
今の競馬を続けていけば、まだまだ出世できると思うぞ。

土曜日の騎乗馬と予想

2006-10-20 19:53:40 | 競馬
土曜 東京
4R シャドウパルマン △
斉藤助手
「ゲートに手間取ったが、その分乗り込めた。出は一息だが追って良い馬。
このぐらい距離があれば問題ないよ」
印はまったくないんだが、陣営は思ったよりも好感触。
同厩の2歳には、調教で動かずに実戦でいきなり動いた馬の前例、
ホットファッションがいるので、期待できるかもしれない。
とりあえず出遅れは確定のような感じだけどもw
思いっきり最後方で溜め込んで直線に賭ける競馬をしてきそう。
3着にでも来たらそれだけで高配当だろうから、期待してみたい。

5R トレトレジョリ ○
鈴木助手
「除外でスライドした分、今回は乗り込み豊富。
前回もキツイ展開の中割によく粘っていますし、今の出来なら東京でも」
メンバーを見渡してみると、かなり信頼感に欠ける面々。
追い込みのチョウカイシャトルが一番信頼できそうという、なんとも微妙な・・・。
それでも、トレトレジョリほどムラのある馬は見当たらないけれどもw
ムラがあるというか、走るときと走らないときの差が大きいということで、
逆に言うと、走るときの力ならば、このメンバーを圧倒しそう。
1番のウエーバーが逃げるだろうから、それにぴったりとついて行ければ面白そう。
調教の動きに惚れ惚れとしていたが、これはどうもいつもの事のようだ。

6R イシノファイター ▲
斉藤助手
「前々に行くと渋太い馬です。この距離ならその競馬が出来ると思う。
状態も変わりなく良いから、期待したい」
陣営がちょっと自信ありげな一戦のようだ。
正直、ボビンが普通にゲートを出たらしんどいように感じるんだが、
どのみち後ろから競馬する馬だから気にしても仕方ないな。
どうやらアルスボヘミアンは、自分がばてないペースを作りたい模様。
序盤で少しでも離してしまえば、そこからは単騎逃げが濃厚。
ちょっと速めのペースを作って、他馬に邪魔されず逃げることになると思うが、
それでどれだけ頑張ってくれるか。楽しみにしたい。

10R トップオブサンデー ◎
伊藤伸師
「直線勝負に徹した神戸新聞杯も5着。
引き続き好調だし、展開次第のところはあるけれども、
自己条件に戻れば力上位だろう」
2走前は、後ろからのところ、スローを察してポジションを上げておいて、
最後は楽々と先頭を捕まえる強い競馬だった。
前走は、レースに関係ないところだがドリームパスポートを上回る脚を使っている。
これは大したもの。あちらはG1級、こちらは1000万だから十分すぎる。
このレースはかなりのスローが予想されるので、
どこから仕掛けるかがポイントになりそうだが、
中団後ろにいるはずのトロフィーディールが動いてからで十分だろう。
1秒ちょっとの差なら、余裕でひっくり返せるはず。

11R エアシェイディ ◎
伊藤正師
「今週はCコースから坂路で調整。
ここに来て良いフォームで走るようになってきたし、
前走時よりも馬は良くなっている。
血統から距離短縮も問題なし。
脚をタメれば、終いは切れると思う。新味を期待」
伊藤正先生からは新味を期待されている。
いつものジリジリした脚ではなく、スパッと切れるレースだ。
直線入り口からラスト250mあたりにかけて我慢比べになるだろうが、
アンカツならば、平然と他馬の動きを見守りながら待つことだろう。
SSの切れ味を引き出すのは豊の専売特許じゃないところを見せてくれ。
その豊が、シェイディの目指す競馬を教育中のフェニックスに乗っているので、
この差し比べは非常に興味深い。俺はこの2頭の1,2だと思う。
もちろん、マイネルスケルツィ、カンファーベスト、テレグノシス、
G1の上位にも食い込めるこの3頭の存在は脅威ではあるのだけれども。

今週の騎乗馬とアンカツ手記・木曜日

2006-10-19 21:20:02 | 競馬
土曜 東京
4R 2歳新馬 芝1800m シャドウパルマン
戸田厩舎、キンググローリアス産駒の2歳牡馬。
10頭立て。評判馬はクルサードとハイドパークか。
ハイドパークの方が急仕上げということで、
藤澤厩舎のいつもの着順で3着あたりだろう。
クルサードの動きはかなり良く、関東遠征ならばまず順当に走りそう。
もう1頭人気しそうなヴェルトマイスターは、まだそれほどの感じではないが。
っと、こちらの馬の事はさっぱり分からず、他の馬を考えている。
新馬だし新聞見たところであれだが、コメントを見て考えてみたい。

5R 3歳以上500万 ダート1300m トレトレジョリ
斉藤厩舎、オジジアン産駒の6歳牝馬。
キャリアも長いし名前はもちろん知っている馬だけど、
アンカツが乗ってるレースでほとんど見ないし、あまり気にしたことが無かった。
よーく成績を見ていると・・・なんだろうなあ、これは。
ほとんどが大凡走で、思い出したように激走をする馬。
掴み所がなさすぎて笑える。
とりあえず今回。調教が抜群に良いので期待してみたい。

6R 3歳以上500万 ダート2100m イシノファイター
戸田厩舎、ジョリーズヘイロー産駒の4歳牡馬。
現級勝ちこそあるものの、その後は大惨敗続き。
距離延長で今回と同条件だった前走で一変。
逃げて、今回も人気の一角であるボビンと差のない3着にまとめた。
ここも結果の出ている逃げを打ちたいところだろうが、
アルスボヘミアンとの兼ね合い次第。佐藤哲がどう出てくるか。
同時のスタートなら競ってくるだろうから、引くべきかな。
ポンと行ってしまって、少し離して逃げられたら面白そうだが。

10R 南部特別 芝2400m トップオブサンデー
伊藤伸厩舎、エイシンサンディ産駒の3歳牡馬。
美浦坂路で絶好の動きを見せてさらに状態は上昇。
府中の長い直線で末脚が炸裂するか。
ここは強敵という強敵はいない。
ペネトレーターとオープンセサミくらいだろうか。
断然人気になると思うが、是非とも期待に応える末脚を。

11R 富士S 芝1600m エアシェイディ
伊藤正厩舎、サンデーサイレンス産駒の5歳牡馬。
坂路で乗り込み十分。好調で出走できそうだ。
デビュー戦以来のマイル戦となるが、
府中のマイルならばそれほど気にする必要はないだろう。
府中は4戦3勝2着1回と、この馬にとって最高の舞台。
ここは持続力のある馬が強いコースなので、あっているんだろうかね。
まあ、ジリジリ伸びるだけではつまらない。
直線までじっくりと待って、目の覚めるような末脚を発揮して欲しい。
・・・この馬がそれを持っていたらだけどw

日曜 京都
3R 2歳新馬 ダート1200m スタグビートル
坂口則厩舎、ティンバーカントリー産駒の2歳牡馬。
ティンバーの子で母系はそれなりの良血だと思う。
パッと見でそこそこ走れそうな気がしたんだが、
調教の動きを見たら、これがまたなかなか大したものだった。
今週はBコースを馬なりで79.6-13.1。
先週は重馬場を目一杯に追って78.8-13.8。
余裕で1勝級の動きに達しているので楽しみだ。

4R 2歳新馬 芝1800m フェザーケープ
松田国厩舎、キングヘイロー産駒の2歳牡馬。
サンスポにアンカツのコメントが載っていたが、
「柔らかい走りをでクッションが利いている。芝の中距離向きだ」
というような感じのことだった。
アンカツの言うクッションが利いているというのは、
いつもの走る馬に対するコメント(例外はいくつかあるけどもw)
レースがとても楽しみだ。

6R 3歳以上500万 ダート1200m マチカネモエギ
南井厩舎、コロニアルアッフェアー産駒の5歳牡馬。
大半のレースでメンバー中最速の脚を使う馬だが、
まともに届くことがない馬w いわゆるレースが終わってから追い込んでくる馬。
未勝利を勝った時は本当に強かったんだけどなあ。
3歳時のヒヤシンスSは圧勝すると期待していたんだがさっぱりだった。
とりあえず現在は500万に降級、
相変わらず序盤は置いていかれて、最後に猛追して掲示板程度にやってくる日々。
今回も運次第。

7R 3歳以上500万 ダート1800m ツルマルローレル
古川厩舎、サクラローレル産駒の4歳牡馬。
この馬もアンカツで未勝利を圧勝した馬だが、
その後は何度か勝つチャンスがありながら逸して現在も500万。
何で勝てないかっていやあ、この馬も追い込みが届かないから。
マチカネモエギはスタートダッシュのつかない馬だが、
こちらはゲートの出自体が遅くて後ろからになってしまう馬。
未だに解消しないようで、3回に2回は出遅れる。
運良く好スタートを切ってくれれば好勝負必至だが。
今週の調教はアンカツが乗って良い動きだ。

9R 清滝特別 芝1800m エアサバス
伊藤雄厩舎、サンデーサイレンス産駒の4歳牡馬。
今週の追い切りはアンカツが騎乗。
DWで強めに追って67.4-12.9。
先週、先々週と目一杯に追っているので、態勢は整っただろう。
散々苦労したが、確かに底知れぬ力を秘めていた。
1000万ごときで負けることはないだろう。普通に走ればだけども。
休み明けだが準OP級のシルクタイガーがいるので、良い標的になる。

11R 菊花賞 芝3000m アペリティフ
坪厩舎、エルコンドルパサー産駒の3歳牡馬。

アンカツ手記・木曜日
18日は、菊花賞でコンビを組む坪厩舎のアペリティフの追いきりに騎乗しました。
坂路では今ひとつ動かない、得意では無いというのが僕の印象。
神戸新聞杯の前でも、ケイコでは目立たないタイムと動きでしたから。
今回は前半をゆっくり進んで上がりを伸ばして欲しいという指示。
併走相手は2歳未勝利のマイネルヴルメリオです。
年齢、クラス的にもこちらが上なのですが、道中の行きっぷりは五分と五分。
あと100m地点からは、鞭を3発入れてやっと首ほど先着です。
やっぱり坂路の動きは地味。それでも時計を見ると納得がいきます。
51.8なら悪くはありません。
最後の1ハロンも踏ん張って13.3なら及第点をあげてもいい。
全体的には「上々」と言える内容だったと思います。
秋初戦の神戸新聞杯を使われたことで、着実に上昇カーブを描いています。
追った後の息の入りも早く、スタミナがあるなあと思いました。
9着という着順よりも、あの形でコンマ5秒差に踏みとどまったことを買ってやりたい。
その思いが一層強くなりました。

アペリティフの脚質は、
一瞬切れるというよりも、ジリジリと長い脚を使うタイプ。
京都競馬場の外回り3000mなら、あの息の長い末脚が生きるのではと、
初距離を前向きに捉えています。
今開催は芝の状態がとても良く、まだ内の方が荒れていません。
今の馬場状態なら、インからレースを運ぶほうが有利と見ています。
明日の枠順抽選では、出来るだけ内のほうの枠を引くように願って、
手記「菊花賞編」を終えます。


というわけで。
また希望から外れましたよ、お客さんw
なんなんだろうな、アンカツが枠に対する願望を述べると、
凄い確率で逆側が当たってる気がするわけですがw
今年の5月くらいから、まともに希望枠を手に入れたのって、
毎日王冠のダイワメジャーくらいしか思いつかん・・・。
まあ、外枠が当たったもんはしょうがない。
距離は長々と3000mあるわけだから、
出てから上手いこと内へ滑り込む機会もあるでしょう、
と、外枠が当たってしまった人が必ず言う台詞を書いておきます。
いくら距離があるからって、
出てからそのまま進めば良いインの方が、楽に決まってるよな。

状態に関しては、絶好という感触ではないんだね。
ちょっと意外だった。「上々」とはなんとも珍しい表現。
よく使われる言葉だけど、アンカツはあんまり使わないよな。
まあ、普段動かないことを前提となっているんだから、
状態に関しては「不安なし」と思っておこう。

作戦に関しては伏せた感じがするね。
言ってることは要約すると「中団からロングスパート」に見えるんだけど、
なんか違うことをするかもしんない。
最初から前のほうにつけるかもしれないなあ。
スタートしてから作戦を決めることが多い人なので、
案だけはいくつか持ってる状態なんだろうな。
レースを迎えてどうなるか。とても楽しみだ。

ネオユニヴァースの3冠を阻止してから3年。
またも瀬戸口厩舎から、2冠馬が3冠を目指して登場(3着予定)
そして、いかにもリンカーンっぽい馬であるドリームパスポートに横典(2着予定)
アンカツはいかにもザッツザプレンティっぽいアペリティフに騎乗(1着予定)
なんかもう勝った気がするよw この3連単は絶対買います。


12R 藤森特別 ダート1400m アレクシオス
音無厩舎、フレンチデピュティ産駒の3歳牡馬。
これもアンカツが乗って、DW強め84.8-13.2。
短期放牧明けとしては、まずまずといったところだろうか。
過去走からして京都の1400mはぴったり。
頭数が11頭と少ないのもありがたい。
後方からになると思うが、末脚を爆発させてどこまで行けるか。
気持ち良いくらいに好凡走を繰り返している馬だが、今回は好走する番だ。

アンカツ手記・水曜日と今週の2歳騎乗予定馬

2006-10-18 21:44:29 | 競馬
アンカツ手記・水曜日
菊花賞は3年前にザッツザプレンティで勝っています。
あの1戦がクラシック初制覇でした。
昨年はローゼンクロイツで3着という成績。
僕にとっては、縁のあるG1レース。
今年も何とか好成績をあげたいものです。
コンビを組むのはアペリティフ。
トライアルの神戸新聞杯で初めて乗せてもらい、
9着という結果に終わっています。
この着順からは確かに劣勢かもしれませんが、いいところがある馬です。
というのも前走は、最初のコーナーで一番最初に不利を受けてしまいました。
挟まれて行き場を失ってしまったのです。
そこで馬が怒ってしまってもうお終い。
付いて回るだけの不本意な競馬になってしまいました。
持てるものをすべて出し切って凡走なら力の差を認めざるを得ません。
全くの不完全燃焼に終わりながら、
コンマ5秒差に踏みとどまっているのだから、
上位勢と決定的な開きはないと思っています。
どこが魅力的かといえばしぶといところ。
スパッと切れる感じこそありませんが、その代わりバテずにじりじり伸びます。
良い脚を長く使うというタイプ。長丁場にぴったりの脚質でしょう。
外回りの三千メートル戦を思う存分に走らせてあげたい馬です。
そのためには、前走のように掛かり気味では最後まで持ちません。
折り合って、気分良く走ることが好勝負するための絶対条件。
トライアルで掛かったのは、あくまでも参考外で、
本来は気分良く追走できると信じています。
17日は坂路で軽く一本駆けあがり、水曜日の追いきりに備えたそうです。
18日には僕がまたがって坂路で一杯追います。
あすの最終回では、追い切りの感触を書きます。


というわけで、前走は無視してくださいよ、と。
アンカツの語るアペリティフの印象は、
そのままザッツザプレンティと同じようなもの。
この印象をそのままレースで体現することになれば、
おそらく作戦もあれに近いものになるんだろう。
あのときと同じように、最初から前へ行く必要はない。
まずは折り合って、行ける時に出て行けば良い。

詳しくは明日ということになるが、今日の追いきり。
坂路 良馬場 51.8-38.5-25.9-13.3
1ハロンずつにすると、13.3-12.6-12.6-13.3
これは、アペリティフとしてはベストラップなのかな?
坂路ってのは、基本的にステイヤーが時計を出せるものではない。
先行するステイヤーの時計としては、最高なんじゃないか。
明日の手記を楽しみにしたい。


POG PRESIDENT様のサイトより今週の2歳馬の予定
土曜日 東京
新馬 芝1800m シャドウパルマン
戸田厩舎、キンググローリアス産駒の牡馬。
兄弟はほとんどが地方競馬で走っている。
同馬はJRAのブリーズアップセールで落札された馬のようだが、
シャドウの冠号でお馴染みの飯塚さんが購入されたってことで、
何か見るべきものがあったんだろう、多分。
調教の動きは平凡なような気がするが・・・いや、悪いわけじゃないんだけど。
とりあえずレースを楽しみにしよう。

日曜日 京都
新馬 芝1800m フェザーケープ
松田国厩舎、キングヘイロー産駒の牡馬。
トレーニングセールで金子さんが買った馬。
実際に動きもなかなか良く、
今日はアンカツが乗って、DWで83.7-67.5-52.9-39.5-12.8。
これまでにも、十分すぎるほどの好調教を消化。
栗東DWで、常にラスト13秒を切ってきているので(1回12秒も切ってる)
相当な物を持っているんじゃないかと思う。
ここは評判馬が揃った。調教から見ると、特にコンティネントが相手だと思うけど、
真っ向から勝負できそうな馬で楽しみだ。

アンカツ手記・火曜日

2006-10-17 20:06:10 | 競馬
さしたるニュースもないので、
もうちょっとゆったり秋華賞の回顧。

アンカツ手記・火曜日
さあ菊花賞ウィークです。
昨年がローゼンクロイツで3着でしたから、内心期するものがあります。
週末にかけて、モチベーションを上げて行きたいと思っています。
その前に秋華賞の総括を。
桜花賞馬キストゥヘヴンを応援していただきましたが、
残念ながら6着という結果に終わりました。
好勝負になるのではと踏んでいたので、着順的には満足できません。
オパドックの感じは、
久々でテンションの上がっていたセントライト記念よりもずっと落ち着いていて良い感じ。
返し馬でもしっかり駆けていたし、体調に関しては何も不安はありませんでした。
レースそのものも納得のいくものでした。
最内枠でも、包まれたり挟まれることもなくスムーズに流れに乗れたんです。
これならと思ったのですが、いざ追い出してからワンパンチがなく、
上位に来た馬と同じ脚色で差を詰めるのが精一杯でした。
ビデオで振り返ると、キストゥヘヴンも伸びてはいるんです。
実際にメンバー中最速の34.4で上がってきたのですが、
前にいたカワカミプリンセスも全く同じ上がり時計。
相手が一枚上だったと認めるしかありません。
アサヒライジング、フサイチパンドラ、アドマイヤキッス、シェルズレイ。
電光掲示板に載った面々は春から実績を残してきた馬ばかり。
今年の3歳牝馬は近年になくレベルが高く、大豊作なのを改めて思い知りました。

菊花賞にもメイショウサムソンとい強大な2冠馬がいます。
僕はトライアルの神戸新聞杯で9着だったアペリティフで挑戦。
実績では大きく差をつけられていますが、
非凡な馬という感触は持っています。
詳しくは明日・・・。



というようなわけで、
要約するとまあ、完敗だ、ってことだ。うん。
俺のレース終了直後の感想とまったく一緒だった。
誰が見ても、納得のいく完敗だったということか。
レース後の跛行については触れていないけど、
アンカツに言わせると、それは結果には関係ないよって事だろうね。

カワカミプリンセスという、ちょっと歴史に名を残しそうな馬と同世代な不運。
牝馬なのでそんな長く現役生活を送るわけではないだろうけど、
これからも強大な壁となって立ちはだかることだろう。
条件が変わってどれだけやれるのか。
府中の1600mならば、なんとかなるだろうか。
アサヒライジング、それからシェルズレイも脅威。
アドマイヤキッスは、まああんなもん。豊が不安を抱いていたのがよく分かった。
フサイチパンドラは、ようやく能力の上限がだいたい見えた。
無茶苦茶強いと思っていたんだが、そういうわけじゃなかった。
もちろん強いんだけど、怪物はカワカミプリンセスだった。


さあ、明日からは菊花賞の話。
ザッツザプレンティでネオユニヴァースの3冠を撃破し、
ローゼンクロイツでディープインパクトに対して無謀な挑戦をし、
スズカマンボでは外を回しすぎてちょっと失敗だった舞台だ。
どのレースも、すぐに頭の中に鮮明に蘇る。
この中では、マンボの4角からの入りが失敗だったけど、
それ以外は、スタートから道中の位置取りからスパートのタイミングから、
全てのレースでアンカツの思い通りに乗りこなしているのが良く分かる。
距離が延びれば延びるほどに威力を発揮するアンカツの手腕、
京都の3000mでまたも妙技を披露してくれるのか。
アペリティフはそれをするに最高の馬。
どこからでも動けそうで、スタミナがありそうで、しぶとそうで、タフそうで、
いったいどんな競馬をしてくれるのか。
どんな競馬を考えているのか。
明日からの手記と、追い切りの動きを楽しみにしたい。