アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

アンカツ手記・水曜日 そしてホウオー追いきり

2007-05-23 22:44:04 | 競馬
アンカツ手記。水曜日
今年のダービーは、フサイチホウオーで出場します。
皐月賞のゴール前で一気に迫りましたが、ハナ、ハナ差3着。
凄い脚を使ってくれただけに残念無念。
でも、これまでにはない切れ味のあるレースをしてくれたと評価しています。
ゴール前の勢いから今度は主力視されるのも当然かと思います。
皐月賞で惜敗を喫したのは、中山コースがあの馬にフィットしていなかったのが最大の原因と考えます。
その点、今回は広い東京競馬場が舞台。
少なくとも中山のような馬場よりも力を発揮しやすいコース。
さらにうれしいのが最後の直線がたっぷりあるということ。
ホウオーの末脚が生かせる条件はそろっています。
実際に東京コースでは、これまで3戦全勝。
乗った感触では、右回りと比べて特にに左回りが巧みという気はしません。
長い直線で、最後まであきらめずにしっかり駆けてきたというのが3勝の印象。
東京が巧いというより、好相性という方が当たっているかもしれません。
僕は、04年のダービーをキングカメハメハで優勝しています。
同じ松田国厩舎なので、何かと比較されることがあります。

その答えはこうです。
キングカメハメハが、既に完成度が高かったのに対し、
ホウオーはまだまだ幼くて成長途上。そこが魅力であり、不安点でもあります。

今年のメンバーにはずば抜けた馬は見当たらず、
フサイチホウオーが断然の存在とは思っていません。
ただ、有力馬の一角を占めているのは間違いありません。
数頭横一線の大激戦を勝ち抜くには、絶好調であることが条件。
23日は、僕が乗って追い切ります。さあどんな動きを見せてくれるか。
明日詳しく書いて締めます。



意外というか何というか、相当に慎重な書き出し。
この原因はもう分かっている。
外から見た印象としては、皐月賞でもう一つのギアが見つかっている、のだけど、
乗っているアンカツだけは、まだもう一つギアがあると感じているからだ。
永遠に、乗っている人間にしか分かるまい。
カメの時に頻繁に出していた言葉、特に神戸新聞杯の後で強調していた、
グッと沈む感触がないということだ。つまり、
ホウオーの力は皐月賞程度じゃないぞ、と。
過去のコメントから今回の手記までを合わせると、そう言っていることになる。

それでも、皐月程度に走れば楽勝できるとは思うけど、
今日の追いきりでついにその片鱗を掴んだようだね。

いつも通りに坂路でアンカツが乗って、今週もデュヴァルがパートナー。
2馬身ほど追いかけて最後を強めに追う調教だったわけだが。

51.4-37.3-12.8

時計がそれなりに出るようになったことにはもう慣れてきたけど、
今回の時計は前2週のものとはあからさまに違ったようだ。
追って追ってようやく追いつく感じだったデュヴァルを相手に、
ほとんど持ったままで並びかけて、多少追っただけで圧倒。
デュヴァル自体の状態は前週とまったく変わっていない為、
ホウオーの方が明らかに激変したようだ。

どの記事を見ても、アンカツが自信満々であったとのこと。
そして「普通に乗れば大丈夫」という言葉も出たようだ。
勝てる、とは絶対に言わないんだよねアンカツは。
勝てると思ってるときは
「大丈夫」という言葉を使うのがアンカツ。
いやあ、懐かしいなあ・・・。アンカツからたまに出る必勝宣言。
メジャーのマイルCSの時は、作戦を堂々と明かして自信はありありだったけど、
あえて「挑戦」と位置づけて挑んでいたからちょっと違う。
えーと・・・アドマイヤドンの3回目のJCD以来かねえ。あの時は負けたけどw
カメのダービーの時も、普通に行けば負けないだろうと言うようなことは言っていた。
勝負事であり、他者のマークを受けやすくなるようなことや、
自身へプレッシャーをかけるようなことは、本来言うべきではないんだけど、
アンカツの場合はそのあたりを意に介さない人でありw
さらにアンカツは比較的というか相当に率直な意見を言う人であるから、
この言葉は普通に受け取ってしまって構わない。
よほどのことが無い限りは負けないだろう。
ゲートを出たところから微動だにせず、最後の直線までじっくりと。
自信満々に挑むアンカツとホウオーの姿が見える。

明日の手記でどのような心構えで挑むのか、楽しみにしたい。
2度目のダービー制覇はもう目の前にある。
後は無事にゲートに入る事を待つだけだ。





ダイワメジャー 1週前も順調
ホースマンの1年が終わって、新しい1年である2歳馬のデビューは再来週。
その間は1週間。ちょうどエアポケットの位置にあるのが安田記念だ。
今年の1年を無事に終えて、俺らは大満足しているはずだがw
幸せなんてもんはどんだけあっても問題ないところ、
ここも是非ともきっちり仕留めて欲しいところだ。
府中を完全に制圧し、マイルCSを圧倒、グランプリでも3着に走破。
国内に専念していれば1点台の断然人気に推されるところだが、
ドバイ帰りの一戦となるため、さすがに微妙に人気は落とすだろう。
4倍~5倍でスズカフェニックスと人気を分け合うことになるかな?
ちょうど買いやすいオッズになってくれて何よりだ。

今日の追いきりは、コパノスイジンを先に行かせて、
一杯に追われるスイジンに対して、持ったままで並びかけて併入。
64.86-37.3-12.6 をマークしたようだ。

上原師
「検疫が終わって元気で帰ってきたからね。
今日も楽な手応えで良い動きだった。
若い頃は教えなければならないことがあったから、
62秒台の時計を出していたけど、
今はほとんど完成されているからその必要も無い。
後は実戦で力を出してもらうだけ。
香港馬は層が厚いから侮れないけど、メジャーも大人になった。
今ならいろんなプレッシャーもはね返せる」


余裕綽々だな。こちらはもう完成された馬。
アンカツの作戦も完璧に固まっている。
レースだけでなく調教横綱でもあり、いつでも万全の状態で出走が可能。
今回はコンゴウリキシオーがいるため、最高の展開になる。
超ハイペース大歓迎の先行馬、という常識を覆す存在。
今年が最後になるかどうかは分からないけど、
まだまだ馬に相応しい勲章を積み重ねて行きたいよね。
まずは安田記念を制して、完全無欠のマイル王の座を確保。
それから宝塚へ、そして秋は、秋天連覇?マイル連覇?JC挑戦?香港遠征?
どこへ行っても、きっとやってくれるだろう。


ホウオーやスカーレットを思うとき、期待感ばかりが膨らむんだけど、
メジャーを思うときは、なんというか安堵感が漂うなあw