アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

アンカツ手記・火曜日

2006-11-14 22:19:31 | 競馬
アンカツ手記より抜粋
エリザベス女王杯のキストゥヘヴンは残念な結果になった。
抜群の出来で道中の感じも申し分なかったが、いざ追い出すと伸び切れなかった。
桜花賞での切れ味が秋に出せなかったのは、距離の壁なのがはっきりした。
とはいえ、フロックでクラシックは勝てない。
将来はマイルから2000mまでのレースで必ず活躍する器と信じている。

京王杯2歳Sのゴールドアグリの敗因は、発馬でスッと行けなかったこと。
そのため、多少仕掛け気味に追走した為に弾けなかった。
道中は動かずに、じっくり直線までためた方が良さそう。
次に是非生かしたいものだ。

メーン以外のレースでは8戦して5勝と固め勝ちが出来た。
その5勝が全て別々の厩舎の馬。
東西の幅広い厩舎に応援いただいて、感謝しなければならない。
ユートピアSのコスモマーベラスの首差勝ちは納得。
以前乗ったときは上手く乗れずに歯痒い思いをしたたけに、馬にお返しが出来た。
清水Sでは、久々のマヤノグレイシーでインから抜け出すことが出来た。
5年前の新馬戦でラチに激突して互いに負傷、苦楽を共にした仲。
乗った感じは、とても7歳とは思えない。復活を祝福したい。
これでついにオープン入りだが、マイルを中心に活躍するものと期待している。

今週はマイルチャンピオンシップ。ダイワメジャーに騎乗。
毎日王冠、天皇賞を連勝したように脂が乗り切っている。
久々のマイル戦も心配していない。明日は感触を書く。




キストゥヘヴンについては、当分の間長い距離で戦うことはないだろう。
どのみち、これからある牝馬限定戦は全て1800m以下であるので、
何も心配することがない。
ヴィクトリアマイルへ向けて、順調なスタートを切って欲しいものだ。
まずはじっくり休養してくれ。

ゴールドアグリについてはスタートにだけ苦言。
早めに仕掛けていくなあと思ったが、
あれはどうやら馬場の良い外目へ出そうとして動いたようだね。
小出しに脚を使う競馬は似合わないという見解、
朝日杯では直線までじっと我慢する競馬をすることになるようだ。
アンカツがそういうなら、それは間違いなく実行される。
ペースなんか無視して、出た位置から馬の全力をきっちり引き出してくるだろう。
願わくば、絶好のスタートを決めてある程度の位置で待機したいところだね。
あまりスタートの上手い馬ではないから、それは運次第になりそうだが。

マヤノグレイシーにも期待の声。
次走は中日新聞杯が視野に入っているということだ。
この日は阪神JFと同日になる。
全ては今週のローブデコルテの500万の結果次第だろう。
ローブは過去のコメントから、賞金が足りてもJFに行くと決めていないようなので、
その時はすんなりと中日新聞杯への遠征となるんだろうね。
グレイシーの重賞制覇は、是非アンカツの手で成し遂げて欲しいですよねえ。
なんとも悩ましい話だ。
ああ、当然ながら選択肢を広がった場合の話ね。
ローブデコルテはきっと楽勝すると思うんだけど。


それにしても、お手馬が強力なマイラーばっかになってきてなんか怖いんですが。
ダイワメジャー、エアシェイディ、キンシャサノキセキ、
マヤノグレイシー、ホッコーソレソレー、キストゥヘヴン。
そのうち、一人でマイルチャンピオンシップを開催できそうな勢いだよw
俺の予定では、中距離にエアサバスが加わってくるはずだ。
どれも現在の実力、そして将来性について申し分ない。
だけどどの馬でもいいから、なんとか長距離をこなせないものかねえw

アンカツ談話

2006-11-14 00:24:46 | 競馬
今週は書くことは本当に一杯あるんですけども、
久々に仕事ではまって疲労困憊につき今日はさらりと。
さらりって、日付が変わってしまったが・・・。
ちなみに俺は修理業をしてますけれども、
同じように修理業をされている方は分かるでしょうけども、
だいたいその扱う装置の原理さえ理解してしまえば、
そうそう泥沼にはまることなんてないわけで。
漫然と何も考えずに物を交換して結果的に直ったなんてことをやってりゃ、
いつまでたっても装置を理解できずに、根本的なところで進歩しません。
俺も最初はなかなか理解を深めることが出来なかったけど、
少なからず仕事を経験することによって、
自分なりにだいたいの出来事には対処できるつもりでいます。

が。
それでもはまる時は豪快にはまりますなあ・・・。
これこそ修理業をされている方は経験がおありでしょうけども、
何時間もはまって、さっぱりお手上げになったころ、
本当に、本当にくだらない見落としをしていて、それが原因であるパターン。
気づいたときはもう、やってられない気持ちになりますねw
言葉もなくします。
「・・・・ぁ・・・・はぁ・・・・」
時間返せ。こんな感じですねw
本当にくだらない見落とし。原理は理解はしている。それでも起こりえること。
何で人間は気づかないんだろうなあ。

何の話なんだかw
どうしても愚痴りたくなったので愚痴愚痴と。




超久々にギャロップを買ってみました。
アンカツのインタビューがあったからなんですけども。
興味深い内容ですので、アンカツコメントのみ抜粋。
感想は・・・まあ今日の夜にでも。

「良い馬にのせてもらってるから勝てるけど、数字は意識してないよ。
昨年何勝したかとか覚えてないしね。
歳を取ってくると、数字よりも自分の体調のほうが気になる。
レースに緊張感を持って、集中して乗れるようにしないと。
若いときとは疲れ方が違うし、もう先は長くないから(笑)」

「以前よりも、勝つことへの焦りがなくなったね。
良い意味で、いつも冷静でいられるようになった。
ジョッキーは競馬で、いつもうまく乗れるわけじゃない。
イメージどおり乗れるときもあれば、そうでないときもある。
失敗しないようにと意識しすぎると消極的になってしまうし、
かといって積極的に乗ればいいというものでもない。
だって、馬は1頭1頭違うんだから。
人間が意識しすぎると、馬は敏感に感じ取るし、マイナスにしかならない。
若いときは結果を出そうと焦っていたけど、
それでは良いリズムにはならないね」

「技術の向上という点では、もう止まっているかもしれない」

「矛盾するかもしれないけど、ジョッキーは勝つのが一番。
レースで勝てば、良い馬に乗れるようになる。
勝てるようになると、気楽に乗れるようになるし、
自然と成績も上がってくるからね。
「運」も必要だけど、良い馬と巡り合ったときに、結果を出せるかどうか。
たとえ失敗しても、次のチャンスで取り返せるように整えておくことが大切。
たとえ失敗しても、前向きに考えていかないと。
いつも上手く乗れるわけじゃないんだからね。
今は「楽しんで乗りたい」と心がけている。
こう言うと誤解されてしまうけど、いい加減に乗るという意味じゃなくてね。
結果を恐れずに、楽しんで乗ること。
そういう気持ちで乗ったほうが、馬にも良いと思っているよ」

メジャーについて
「初めて乗ったときはズブい馬だなと思ったね。
前走は淡々とした良い流れになったし、強い競馬をしてくれた。
ジャパンCの2400mもこなしてくれると思うけど、多少不安もある。
それなら、実績のあるマイルのほうが良い。
京都のマイルはトリッキーなコースではないし、位置取りも気にならない。
瞬発力勝負にならないような流れが理想だね」


興味深い。実に興味深い話ばかり。
俺の大好きなアンカツの競馬への姿勢がそのまま語られている。
読み終わって、なんか凄く気持ちよくなったよ。