三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 7月20日 広いようで、狭い業界?

2016-07-20 | メンテナンスお気楽日記
先週の事です。金沢の紐屋さんから、織機に使用するボビンワインダーの中古情報の依頼がありました。
畑違いとはいえ、三筋ワインダーを設備している織物工場にも出入りは、しています。

さっそく、出入りの工場や、織機を得意?としている機料店にも当たってみましたが、ボビンサイズが
特殊?な為、なかなか「出物」が出てこない。

特に最近の細幅織物は、ドビー織機が主流になり、首振りシャトル?を使用している工場は少ない。
リボン屋さん、テープ屋さん、その業種は限られて来る。金沢の紐屋さんも特殊加工が売り?

もし、運よく中古機見つかったとしても、トラバース幅の改造などにカム交換という大仕事が待っている。
それならば、専門機械メーカーに「その仕事にピッタリ」の機械製作依頼するのが「正解」だと思う。


さいわい、自動管巻き機のメーカーは福井市にある。打ち合わせや説明に要する難はない。
新品機械といっても、何百万もする訳でもない。充分設備費範囲。いや、設備が無ければ生き残れない。

問題は「作ってもらえるか?」と言う事です。管巻き機も、製造工場も、見たり聞いたりしていたが、
実際、自分で手に掛けたり、工場を訪ねたこともありません。客先や機料店からの話だけでした。


で、飛び込み訪問です。ちゃんとした立派な会社です。製作中の機台も何台か並んでいます。
「製作依頼可能」と判断して、さっそくボビンを見てもらいました。ところが、商談室の机に同じボビンが?
入れ違いに、金沢の工場長が来ていたとのこと。急転に場が和み、お互いの情報交換の場となりました。

「三筋ワインダーの小型機を探している会社も紹介しますョ」「ありがとうございます」
「福島県の〇〇さんから探して欲しいと・・」「えっ?福島ですか?多分、直接連絡があったのは・・」
やはり、同じ会社でした。機台(3錘ワインダー)は週明けには発送の段取りでした。

東海の〇〇さんの話も出ました。わざわざ自社の車で北陸の機台を引き取りに・・やる気満々でした。
機台改造などの相談がここにもあったそうです。他にも出入りの会社名がポンポンと・・・


もう、昔?のような会社や業界では「出入りの業者や販売店」は存在しない。
気になる情報や品物には、メール一本電話一本で接触出来る。自分の必要なモノだけをチョイスする。
それが良い事なのか?弊害があるのか?は解らない。

只、会社の事務所や工作室で「モノタロウ」「アマゾン」の箱を見かける事が多くなったのは事実です。

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