伝記

読書部に入ったムスコ、いつも伝記を読んでる、とな。
へー、少しはためになってるかな。

と思いきや・・・

よく聞いてみたら、伝記と言っても漫画の伝記らしい。
なーんだ。ちょっとがっくし。
でも学校の図書室にそんな漫画の伝記なんて置いてあるんだね。
漫画でなく、普通に文章で書かれてるものでいいのに。

しかし、ムスコのことだから、これまたいい加減で。

「今日読んだのはねぇ、なんだっけ、・・・あのさぁ、大統領で暗殺された人。それ読んだ」

って、おいっ、それはケネディかい？

「そうそう！その人」

おまえ・・・読んだんなら忘れるなよ、意味ねーじゃん


別の日。

「今日はね、三重苦の人読んだよ。ヘレン・ケラー。でね、その先生が・・・何って言ったっけ？うーんと、何先生だっけ。バッハとか・・」

バッハ！？　バッハって音楽家じゃん！！

「違う、バッハじゃない。バッハみたいな名前の・・」

バッハみたいな名前！？
それはサリバン先生じゃ・・・

「そう！サリバン先生。ね？バッハみたいでしょ」

ちげーーーーーーよ！！どこがバッハだよ

「バが合ってたじゃん」




また別の日。

「今日読んだのはね、なんだっけ、名前忘れた、あのね、追いかけられて交通事故で死んだ人」

交通事故で死んだ人！？
もしかして、それはダイアナ妃？

「そうそう！その人。報道陣に追いかけられて事故で死んだんだって」



もう、毎回こんな感じよ。
それでいいのか読書部。
漫画でもいいけど、読んでんならちゃんと誰の伝記読んでんのか頭にいれてこいよな！