八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

敗れたりとはいえ、エースの風格!

2013年11月02日 22時17分18秒 | プロ野球・高校野球

何となくイヤな予感がしていた「田中将大投手の最後の試合での黒星」が現実のものとなってしまいました。

 

仕事から帰った時は、3回0対2で楽天が勝っていました。先制しなければ明らかに分が悪い巨人が先に点を取られ、これはどう考えても楽天のペースでした。

 

ところが、です。ジョギングから帰ってくると、5回坂本勇人に二塁打を打たれ、ロペスを迎えました。2回に菅野が不運な内野安打で先制を許し、その後エラーで2点目を献上したのが、ロペスだそうです。何とかして打って挽回したいところです。

 

しかし、ボール球に手を出すなど、気持ちが先走っているように見えましたが、粘って粘って、最後に甘く入ったスプリットをレフトスタンド最前列に放り込み、同点としました。

 

その後、シャワーを浴びている間に、寺内・長野の連打で一三塁のチャンスを作っていました。そこで何と巨人が重盗の奇襲をかけましたが、楽天バッテリーがそれを読んで田中投手がカット、寺内を狭殺し、長野が三進し、迎えるバッターは高橋由伸。ストレート2球で追い込まれ、ここでスプリットでも投げれば三振という場面でしたが、何と続けてストレート。それも2球目よりも全然甘い球でした。高橋由伸がそれをセンターへきれいに弾き返して、勝ち越しです。

 

この時点で、菅野は被安打2、田中が被安打9と、出来としては田中は非常に悪かったのでしょうね。それでもベンチに戻ってグラブを投げつけるでもなく、淡々と投げ続ける田中はエースの風格がありました。巨人が山口、マシソンと、盤石な継投をする中、9回までマウンドに立ち続け、160球を投げて最後は勝ち越し打の高橋を三振にとって、味方の援護を待ちました。

 

結局、味方の援護はなく、今年初めての黒星を喫することになりましたが、この試合の所作はまさにエースのものですね。大して年が変わらないものの新人ということで、胸を借りる立場の菅野も激しくライバル心を燃やして、非常に良い投球をして勝利したことは大きな糧となるでしょうが、それだけではなく、自分が倒した日本のエースの所作を学べばますます菅野も大きくなるでしょうね。

 

ということで、今日田中将大が勝利すれば、キレイすぎる大団円となるところでしたが、なかなか現実のドラマはそううまくいきません。しかし、そうならないからこそ、もっと大きなドラマが生まれる可能性もあります。今年の楽天は、田中将大投手が「24個」の貯金を稼ぎました。楽天の貯金が「23個」ですから、ほとんど田中投手のおかげて優勝したと言っても過言ではありません(もちろん、ジョーンズ、マギー、銀次、嶋などなどが活躍していないとは言っていません。あえて言えばです)。その田中の今季初黒星を、最終第7戦でチーム全体でカバーして日本一をもぎ取ったら、本当に最高の大団円となるでしょう。

 

しかし、巨人が勝つとすれば、どんなパターンで、どんな大団円なんでしょうね。先発は先日KOされた杉内のようです。そして、状況によって内海のスクランブル登板もあるとか。今日の試合後の巨人ナインの表情は昨日とは打って変わってイキイキとしたものですが、何か杉内、内海のリレーで大団円のイメージが湧かないんですよねぇ。

 

いずれにせよ、歴史に残る熱い戦いを期待したいですね。

 

 

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