今年も顔を見せてくれました。
ずっとずっと憧れの花です。
「所詮、花でしょ?」とは言い切れない宝物であることは確かです。
21年前、11歳だった自分がこの花をテレビのブラウン管越しに見て、言葉に言い出せない感動を覚えているのは確かです。
あの優しい色彩の記憶がカトレアを育てている理由の1つであるかもしれない。
数年前、真冬の雨の日、小さな分け株に出会いました。
それから更に数年間、育て続けました。
ようやく11歳の時に見た花の姿に少しだけ追いつけた気がします。
蘭を語る優しい口調、姿勢、今でも忘れられません。
天国に居る貴方へこの姿を見せられたらと思います。