ふぁ~むずの一歩 ~ 見えないものが見えてくる♪

Runブログ。最近トレラン始めました。練習嫌いのおっさんがもがく日々を綴ります。

東北・百名山の旅(1) 八甲田山

2017-09-28 02:19:35 | 登山&ハイキング

いつも見に来てくれてありがとうございます!

 

働き方改革ということで、

会社では最近やたらと休暇取得を推進しています。

 

仕事の量も期限も変わらないのに休めねーYO!と思っていたのですが、

9月末期限の仕事がほぼ片付きましたので、これ幸い!ってことで先週は有給休暇を頂きまして9連休に。

 

思いがけない"秋休み"にどうしようかと嫁さんと相談。

東北に一回も行ったことないから行ってみよう!と意見が一致しまして、

なんちゃって百名山ハンターの私たちは、東北の百名山をいくつか登ることにしました。

 

いつもながら行程表の作成は嫁さん任せ。嫁さんが選んだ百名山は以下の4つ!

いずれの山もなんちゃって百名山ハンターには”もってこい”の、簡単に登れちゃう山なのです。

・八甲田山(青森)

・岩木山(青森)

・八幡平(岩手)

・蔵王山(山形)

 

 

前置きはこれくらいにして、なんちゃって百名山ハンター旅行記スタートです。


 

車に荷物を詰め込みまして、土曜日の14時に出発。

東北道を北上し、まずは青森県の八甲田山を目指します。

その距離なんと約700km。アヘアヘアヘ~。

 

途中のサービスエリア(SA)で休憩しつつ北上します。

嫁さんはSAのグルメまでリサーチ済みで、東北道の安達太良SAでは酪王カフェオレのソフトを頂きました♪

 

500kmほど走ったときにふと気付いちゃいました。

関西への帰省だったら、もうゴールしている距離だなと。

まだ200kmもあるんだと。およよ。

 

途中SAで仮眠して時間調整しながら進んだせいもありますが、青森で高速を降りたときにはもう夜が明けかけていました。

 

5:30ごろ、登山口のある酸ヶ湯温泉に到着。

硫黄くさい。

 

駐車場は酸ヶ湯温泉のすぐそばにある「酸ヶ湯公共駐車場」を利用。ありがたいことに無料です。

 

準備やらトイレやらを済ませ、6:15に登山スタートです。

 

今回のルートは、酸ヶ湯を発着とし、往路は仙人岱経由で大岳(八甲田山連峰の一番高い山)に登り、

復路は毛無岱を経由して下りてくるルートです。通常のコースタイムは5時間とのこと。

 

高低図はこんな感じ。軽すぎず辛すぎずちょうどいい感じですね。

 

 

 

 

5000キロ踏破って書いてありますけど、

誰かが青森の八甲田山から山口県の秋吉台まで踏破したってことなんでしょうかねー。もし1年休み上げると言われてもご辞退申し上げます。

 

登り始めは笹に囲まれた登山道を進んでいきます。

 

前日、雨が降ったのかぐちゅぐちゅ。

 

こんな立て看板がありました。怖い~。

 

登山性ガスのせいで枯れてしまったのでしょうか!? 思わず息を止めて歩きました。

 

ピンポイントの紅葉。こういうのもいいですね。紅葉を見つけては「おっ!」と声をあげては写真撮影。

 

1時間ほど歩いたところでしばし休憩。お気に入りのピーナツ太鼓で元気復活!

 

登るにつれてだんだんとガスってきました。

 

 

硫黄くさいところに小川が流れており、ガスが湯気に見えて「もしかして温泉じゃないの?」と思いましたが、ただただ冷たかったです。。。

 

だんだんと風も強くなってきました。

 

木道になると少しウキウキします。なぜだろう。

 

仙人岱。岱とは、山の上にある湿原のことだそうです。

 

八甲田清水

 

なんだか「ハッ!」とする風景。

 

 

 

アオモリトドマツ。触ってみると、葉がプリプリしていて気持ちよかったです。

 

頂上の少し手前から樹々がなくなります。遮るものがなく風をもろに受けます。

写真では分かりにくいですが、まさに暴風。腰をかがめて足を踏ん張っていないと立っていられないくらいでした。

ここで引き返すパーティもありましたが、「あと少しだ!」という気持ちがあり無理をして進んでしまいました。反省。

 

暴風に耐え、なんとか頂上の広場にたどり着きましたが、

暴風の中、5秒おきくらいに吹く突風のせいで歩くこともままならず、頂上まであと30mくらいのところでこれ以上進むのを諦め引き返しました。

 

ですが、引き返しても暴風。樹々のあるところまでは少し距離があり厳しい歩行が予想されます。

風向きを考えると頂上を超えて反対側の斜面に出た方がいいんじゃないかと嫁さんから提案がありました。冷静だなー。

幸いなことに頂上には域外の立ち入り禁止を示すロープがありましたので、

このロープにつかまりながらなんとか頂上を超えて反対側の斜面へ出ることが出来ました。

嫁さんの推測とおり、風が少し和らぎましたがまだまだ強風が吹き荒れており、一歩一歩気をつけながら下山。

 

  

大岳避難小屋が見えたときは心の奥底からほっとしました。

 

避難小屋でしばし休憩。

 

 

上毛無岱。

 

次に行く予定の岩木山。頂上は雲の中。同じように暴風だろうか。

 

山の上に湿原があるなんておもしろいですね。火山によって出来たんのかな。

 

急な下り階段が現れたかと思うと、その先に下毛無岱が広がっていました。

地元のハイカーさん。何回も登ってそうでしたが、この日の風は経験のないくらいの強風だったとのこと。

 

 あと1週間でぐっと色づくよ!と言って、軽い足取りで下りていきました。紅葉したらキレイだろうなー。

 

下毛無岱。遮るものがないためここも強風。よろけて木道から落ちないよう慎重に進みます。

 

これから登ろうとしているハイカーさんもちらほら。

「頂上付近は強風ですから気を付けてくださいね。」と積極的に声をかけますが、みなさん「はーい、ありがとう」と言って登っていきます。

もう少し強めに警告した方がよいかと思って、”暴風”という表現を使うと「避難小屋まで行って引き返そうか」という声も聞かれましたが、まだまだ実感はない様子。

その場まで行って脅威を目の当たりにしないとなかなか実感できないもんです。でも頂上手前まで行ってしまうと「あと少しだから」と無理をしてしまいます。

 

樹々の中に入るとほぼ無風。これから登ろうとするハイカーさんには頂上の暴風は実感できないのも無理はありません。

この辺りで子連れのハイカーさんとすれ違いました。同じ判断ミスをして恐怖を味わってほしくないので、

「頂上は暴風だから絶対にやめておいた方が良いですよ」と今日一番の強い表現で伝えると「そうらしいですね~」と返ってきました。

我々の前に下山しているハイカーさんたちも同じように警告している模様。それでも登っていきましたが、恐怖を味わう前に引き返してくれただろうか。

 

 

酸ヶ湯温泉が見えてきました。ここまでくればあと少し。

 

下山後、まずは腹ごしらえです。

酸ヶ湯しょうが味噌おでんと、トウモロコシを頂きました。どちらもめちゃ美味い!

その後、酸ヶ湯温泉で汗を流し、今晩のお宿の弘前へ向かいました。

 

 

 

 

今回は大いに反省しました。やはり無理はダメですね。

これまでの人生で風に吹き飛ばされるような経験はなく、「まぁ大丈夫でしょ!」と思ったのが間違いでした。

自分が経験したことのないような自然の脅威はいくらでもあるんだと思い知りました。

今後は安全を最優先で山を楽しみたいと思います。

 

 

なんちゃって百名山ハンター旅行記、まだまだ続きます。

 

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