サナリ日記

貧乏でもがんばっている編集プロダクションの日常

物忘れ

2009-10-05 12:47:31 | Weblog
先週末、歳のすごく離れた友だちに誘われ、
浜離宮朝日ホールへシャンソンのコンサートに行きました。


彼女とはもう20年来の友だちですが、
いまだに仲良くしてくれます。

今のうちに逢っておかないと、いつ、●×▽■ゴニョゴニョ…。

二時間半のコンサートで、
知っていた曲は半分もありませんでしたが、
その中でも、アズナブールの「she」が流れた時。

ジュリアロバーツとヒューグラントが出演していた、
「ノッティングヒルの恋人」で流れたといえば、
お分かりになるかと思いますが、
あの映画ではエルビスコステロですが、
アズナブールがオリジナルです。


この曲を歌手が歌っていた時、
彼女が私に耳打ちしてきました。

「アズナブールって、よく知ってたのよ。チンケな男でね。私より背が低くて」


彼女の人生には、時々、信じられない人が出てきます。


コンサートも終わり、夕飯を食べに行くことに。
「広尾のお寿司やでちびちびやりましょっ」てんで、
タクシーで移動し、
カウンターでおつまみを食べながらおしゃべりを楽しみました。


彼女の息子は、シドニーに住んでいるのですが、
この間、シドニーから電話がかかってきたそうで、

「今度、●●ちゃん(←私の名前)とコンサートに行くのよ」

と伝えたら、

「なんだよあいつ、土曜日におふくろとコンサートって。モテねえなぁ」

だと。
ほんと、生意気なやつ。


新人編集者:「そういえば、私は南半球って行ったことないですが、ありますか?」

友だち:「あるわよ。むかーし、仕事で。でもシドニーじゃなくて首都だったわ」



この一言で、ふたりともしばらく苦しむことに。
オーストラリアの首都が出てこない……。

ほら、えーと。うーん。

しばらく考えていましたが、どうしても出てこない。
しょうがないので、知り合い3人に、

「オーストラリアの首都は?」

とメールしたところ、
 
「シドニー!」

と答えた馬鹿ものが。
アホ!と返信しようと思ったら、続けてメールが。

「●●●●●」


おお!すっきり♪
一件落着でございました。



新人編集者:「ほんとに名前とか出てこなくて、最近がっかりします」

友だち:「私もよ。人の名前なんてほんとにわかんない」

新人編集者:「酒の飲みすぎが原因なんじゃないかと、本気で心配したりします」

友だち:「ほんと、怖いわよねー」


と、いいながら

「お銚子、常温で2本ね!」


反省の色なし。
こうなったらすべてを忘れてしまおう。