70の瞳

笑いあり涙あり、35人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

卒園生からの荷物

2021-10-16 01:00:00 | 愛すべき子どもたち

4年前に卒園して、今は社会人として立派に働いているSくん。職員にとっても誇らしい存在だ。毎年に数回は園に顔を見せていたが、コロナの影響で2年ほど来られないである。緊急事態宣言は解除されているので、園としては来てくれて顔を見たいのだが、彼の周りへの配慮から引き続き来園を控えているようだ。 

先日電話があり、こちらに来られないから子どもたちと職員にお菓子を入れた荷物を送ったという。卒園生がみんなSくんのように自立して生活しているわけではない。でもSくんのような子が一人でもいることが、職員の仕事の対するやりがいを感じさせてくれるのである。

 

大きな箱の宅急便がSくんから届きました。

 

中を開けると、子どもたちのためにチョコとクッキー、職員のために煎餅が入っていました。

 

 

Sくんの贈り物は、職員に紹介し、子どもたちと職員全員に配りました。

 

 

 

 

 

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里親月間

2021-10-14 09:00:00 | 愛すべき子どもたち

現在、日本で社会的養護の下にある子ども達の数は約45,000人。
そのうち、約39,000人の子ども達が乳児院やさんあいのような児童養護施設等で、約6,000人が里親家庭で暮らしています。これまでさんあいに入所した子ども達の中にも、里親さんに受け入れられて暮らすようになった子ども達がいます。

里親は18歳(延長が認められれば22歳)までの子どもを家庭環境の下で養育する制度。法律的に実子とする養子縁組とは異なります。

里親による養育は、子どもが成長する上で必要な特定の大人との愛着関係や、地域社会の中で生活していくための環境が、施設養護よりも整っていると言われています。

しかし、その里親になってくださる方の数はまだまだ十分とは言えません。そこで、国も家庭養育優先の理念と目標を掲げて取り組んでいます。

10月は「里親月間」。行政関係者、全国の里親会、そして社会的養護に携わる関係者が、そろってその輪を広げようとアピールを行っています。

さんあいには里親支援専門員が配置され、施設から里親宅に委託された子どもや里親家庭への支援を行なったり、里親として登録をして地域で活動をしておられる方たちとの連携をしています。

その里親支援専門員の働きかけに応えて、深谷市役所では啓発のためのポスターをロビーに掲示させてくださっています。


深谷市出身の英雄・渋沢栄一翁、ゆるキャラ・ふっかちゃんが迎えてくれるロビー  


ロビーのくつろげるスペースにポスター(看板)と資料が置いてあります。


一人でも多くの方に里親制度の事、そしてそこで暮らす子どもたちのことを知っていただきたいです。


詳しいことをお知りになりたい方は、以下のサイトもご覧ください。

全国の取り組みは…
https://globe.asahi.com/globe/extra/satooyanowa/index.html

埼玉県の取り組みは・・・・
https://keyassetssaitama.jp/

 

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秋恒例さつま芋掘り

2021-10-12 13:43:11 | 愛すべき子どもたち

さんあいの畑では、毎年ジャガイモやさつま芋を育てます。ジャガイモ掘りは初夏恒例の行事です。そしてさつま芋掘りは秋恒例の行事になっています。中高生とインドア派以外の子はたいてい参加します。勿論収穫した芋は、各ホームに分けてみんなで食べます。さつま芋掘りが終わると子どもたちは一気にハロウインモードになります。コロナも少し落ち着いているので、街では昨年よりは派手な雰囲気になりそうです。でもここは田舎なので、施設の中で盛り上げようと思います。

小さな畑に子どもたちの熱気がムンムンと広がって行きます。

 

職員は、子どもが掘りやすくなるように、まず芋づるの周りの土を掘ります。

 

力ずくで抜こうとすると芋が途中で折れてしまいます。

 

今日一番の大物を掘り当てたSちゃんです。

 

今年はまずまずの収穫でした。土を洗い落として天日で乾燥させてから各ホームに配ります。

 

 

 

 

 

 

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日本人とは?

2021-10-06 11:30:56 | 愛すべき子どもたち

「日本人ノーベル賞受賞」のニュースが日本中を駆け廻った。真鍋淑郎氏がノーベル物理学賞を受賞したのである。しかし福祉の仕事をしている者としては、報道の仕方に少々違和感を感じてしまう。まず真鍋淑郎は厳密に言えば日本人ではない。氏はアメリカ国籍を取得しており二重国籍を認めていない日本の法律により日本国籍から離れている。従って厳密に言えば日本出身のアメリカ人である。例えば、氏が混乱のアフガニスタンにいたとしたら、アメリカ政府が救出の義務を負うが日本政府ではない。

日本人のメンタリティーの中に、日本人=日本民族という感覚がある。しかし日本民族の定義は曖昧で不明確である。このメンタリティーを裏返せば、日本国籍を持っていても容姿や態度が日本民族的でない人は日本人ではないということにつながる。

福祉の現場では、日本国籍者であっても親が他国出身者で容姿や文化の違いからいじめを受けたり差別されるケースに直面することがある。ましてや外国籍であったら状況はもっとひどい。また児童養護施設には国際結婚の破綻から無国籍児童や外国籍児童が入所していることも珍しくない。これらの子たちは、施設にいる間はいいが退所後の自立には様々な障害が立ちはだかる。

「子ども庁」創設の動きもあるようだが、貧困や夫婦問題等を総合的に改善しない限り虐待ケースを減少させることや少子化に歯止めをかけるこは難しい。むしろ経済の柱である労働人口を維持するために、現在未来においてこの国に帰属意識がある人々、この国で生活することを望む人々や子どもたちが「日本人」として認められる制度、そして差別なく働らき暮らせるための法律や福祉・教育、そして多様性に寛容な文化の醸成に注力すべきだと感じる。

 

さんあい児童が描いた絵、マンガの影響だろうか頭髪の色は多様性を楽しんでいるようである。容姿も性格もみんな違うのが当たり前だよね。

 

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Aちゃんのお誕生会

2021-10-01 17:34:01 | 愛すべき子どもたち

昨日はAちゃんの誕生日でした。朝からソワソワのAちゃん。待ちに待ったプレセントを貰った時の感激の顔が忘れられません。誕生日は誰にとっても特別な日で、ホーム子どもたちのセンターポジションになって沢山の祝福を受けます。

誕生会の前に園長先生からプレセントが渡されます。 小さな体一杯に嬉しさを表すAちゃん!

 

そしてみんで乾杯して会が始まります。 メニューはAちゃんのリクエストした好物ばかりです。

 

そしてクライマックスは、誕生日ケーキです。電気を消して少し厳かな雰囲気で、ハッピーバースディAちゃん!

 

Aちゃんにとっては、ここでの暮らしが最高かどうかは分かりませんが、職員はAちゃんと一緒に暮らせて最高に幸せです。

 

 

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