70の瞳

笑いあり涙あり、35人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

子どもの幸福感

2017-11-29 16:45:16 | 愛すべき子どもたち

あの偉大な心理学者であるアドラーは数々の名言を残しているが、その1つに「人間の乾くことのない幸福感・達成感は、他者への貢献によってのみ得られる」というものがある。また、その貢献は行動ではなく存在そのもので達成できるとも言っている。実に深いく発達心理学の観点からも一致する。

子どもの居場所がよく議論される。勿論、安心して休める場所の確保は大きな課題だ。 同時に、子どもがその存在そのもので他者に貢献していることを子ども自身に感じとってもらいことが、心の居場所を提供することなのだ。

さんあいの生活単位は、1ユニット6名の子どもたちと3名の職員だ。家族とは違うが、普段の生活の中でひとり1人が大切にされ、そしてそこに居ていいと感じ、そしてそこに居てもらわないと皆が寂しいと感じるような暮らしを体験させてあげたい。 

 

 

みんなが寄り添い、其々の存在を確かめ合うのは食事の場が一番だね。みんないないと何となく寂しい。

 

 

コメント

髪の色

2017-11-27 16:24:35 | 愛すべき子どもたち

さんあいでは職員にはドレスコードはない。それは子どもたちの生活支援なので、清潔で動きやすい服装が基本であり、個人の選択の余地が狭いからである。特別な日でない限りは夏であればTシャツに短パンというような格好も許される。だた、外部での研修や子どもたちの学校への訪問時には、相手に失礼にならない程度の服装で臨むのがルールだ。また指輪等のアクセサリーは、料理をしたり幼児を抱っこしたりするので、出勤時は身に付けない。

ところで髪の色はと言うと、昨今学校の先生でも女性なら茶色に染めている方が多いので、さんあいでも特に規定はなかった。ところがある時、子どもたちの方から、金色に近い茶髪で授業参観に来てほしくないとの意思表示があった。子どもなりに保護者像というものがあるのだ。それをキッカケにさんあいでは、全職員の染髪の色の統一をおこなった。 すなわち黒に近い目立たない茶色はOK、金髪に近い茶色はNG。 職員の個性を殺すような規定は憚れるが、「子どもの最善の利益」を第一に考え、職員は早速髪を染め直してくれた。

 

個性は大切だ、でも子どもの最善の利益が最優先。

コメント

授業参観

2017-11-25 08:00:00 | 愛すべき子どもたち

今週は、さんあいの子どもたちが通う小学校の授業参観があった。子どもたちが教室の後ろに立つ職員を見つけ手を挙げて喜んだり、はにかんだり、びっくりしたり、其々のリアクションを見るのも楽しい。

Hくんの授業のテーマは、「お芋」だった。 先生:どんなお芋があるかな? 生徒:さつま芋、ジャガイモ、里芋! 先生:それでは、ジャガイモはどんなものに使いますか? 生徒:カレー、ポテトフライ、ポテトサラダ! 先生:それでは、お芋はどんな料理の仕方がありますか? 生徒:揚げる、煮る、 そしてHくんに順番が回ってきた。 Hくん:うーん、「鍋る!!」 先生: ・ ・ ・? な、鍋るですか? 

参観に来たお母さんたちもざわついている。先生も若干焦っているように見える。Hくん、炒めるが出てこなかったのか、それともお鍋に入れて料理することを「鍋る」と表現したかったのか、先生はその気持ちだけは充分に汲みとってあげた。

 

 

カレーにはじゃが芋だよねHくん

 

 

コメント

SADとは?

2017-11-23 11:51:28 | 愛すべき子どもたち

SADとは、英語のSeasonal Affective Disorderの頭字語で、日本語では季節性情緒障害と訳され、人により晩秋から冬にかけて日照時間が短くなり寒さが増すことにより気分が落ち込み鬱症状に陥いってしまう。別名では冬鬱或いは秋鬱とも言われているようだ。

さて、季節はまさに晩秋、いや昨今の寒さは真冬並みだ。人によってはこの季節が好きな方もいるが、さんあいの子どもたちと職員は苦手だ。特にこれからは上州名物の空っ風が吹き荒れる。赤城山から吹いてくる「赤城おろし」は、収穫が終わった畑の土を舞い上げ、1メートル先の視界さえ遮る「砂嵐」と化する。

最近のさんあいの子どもたちの中には、何時もに増して落ち着きがない子が出てきた。またその影響を受けて落ち着きをなくす子もいる。当然職員に負荷が掛かり精神的にはハードな日々になってきている。少なからず季節の影響があるのではと感じる。

日本は、世界に稀にみる美しい四季はある。「冬きたりなば、春とおからじ」という名句は、イギリスの詩人の一節をを和訳したようだが、名訳だ。そうだみんな、これからクリスマスがきて、そしてお正月だ。深谷名物の「ネギ」「ブロッコリー」も美味しい季節だ! すぐそこに春があるんだ。

 

大人は雪が降らないことを願うが、こどもたちにとっては夢の雪だ。(2016年冬)

 

コメント

軽井沢おもちゃ王国

2017-11-20 08:00:00 | 愛すべき子どもたち

毎年秋に軽井沢おもちゃ王国さんは、群馬県内と埼玉県北部の児童養護施設の子どもたちを無料で招待して下さる。さんあいの子どもたちは、夏休み以外は、遠くに出かけることが少ないので小さな子どもたちは楽しみにしている。

当日は秋晴れの中、子どもたちは手厚い歓迎をうけながら王国を満喫いたしました。王国の経営層の皆様、現場のスタッフの皆様、心より感謝申し上げます。

先ずは、女の子たちの大好きはメリーゴーランドに直行です。

 

男の子には、冒険系の乗り物が人気でした。

 

Kくんは、プラレールが大好きです。驚くばかりの集中力でレールやトンネルを組み立てていました。

 

そして、ランチも招待して頂きました。メニューは、カレー、エビフライ、ポテトフライ、焼きそばなど子どもたちの大好きな物ばかりです。ちゃんとお野菜も食べました。

 

そして、最後はおもちゃや文房具まで頂きました。本当に感謝いたします。

 

 

 

 

コメント

ヒップホップⅡ

2017-11-17 08:00:00 | 愛すべき子どもたち

さんあいの年間行事の中で最も人気のあるクリスマス会に向けてヒップホップダンスの練習は続いています。 激しい動きで約75分の練習中に何度か休憩を入れましたが、チームの子どもたちは前回にも増して真剣に取り組んでいました。 踊るという表現文化は形こそ違いますが万国共通の文化です。子どもたちは講師の先生の英語に最初は戸惑っていましたが、体が動き出すと先生が驚くほど英語の指導も呑み込んで行きました。

最初は先生の動きをよく見てから踊ります。一見簡単そうですが、踊ってみると難しいのがHIPHOPの特徴かも。

 

全体ダンスの後は、1人ひとりのソロです。先生は恥ずかしがる子たちを上手にノセてくれます。

 

ふぅー、きょうのレッスンはハードだった。最後は、みんな集まって気合いを入れました。

 

コメント

女の子の冬服求めています

2017-11-16 16:05:19 | 愛すべき子どもたち

現在、さんあいでは女の子の冬服が不足しています。

もしも、ご不要になった女の子の冬服で、サイズが150センチから160センチの物が

ありましたら、お譲り頂けると助かります。

どうぞよろしくお願いいたします。

コメント

法律に拠れば

2017-11-15 08:00:00 | 愛すべき子どもたち

さんあいのような児童養護施設の日本に於ける法的な根拠は、児童福祉法の第41条に明記されている。即ち、「児童養護施設は、保護者のいない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させれ、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とした施設とする。」

さんあいを含め多くの施設では、前半部分の入所させて養護するということはできているが、最後の部分の退所した者の相談と自立援助は充分とは言えないと感じているのではないだろうか。 それは人的・財政的に限界があるのことがネックになっているからだ。 お世話になった職員や施設に相談を求めにきたものや窮状を訴えてきたものには、最大限のフォローをするが、社会の片隅で悩み苦しみ声も出せないものたちのために、踏み込んでリーチアウト的なケアをするまでには手が回らないのが現状だ。

施設で生活した子どもたちのその後の人生は、一般家庭で育った子どもたちよりもはるかに困難や問題が多いことは、様々な統計からも明らかだ。だからこそ、かれらの社会資源として、あるいは擁護者として児童養護施設はこの現状のままであってはならない。

さんあいでは中長期事業計画の柱として、アフターケアの充実を挙げている。財政的な課題は別にして、できることから施設全体としてアフターケアに取り組んで行く。児童養護施設入所に至る子どもたちのひとり1人の壮絶な生い立ちを考えると、退所したから或いは大人になったからと寄り添う支援を捨てることはその法律に拠ってもゆるされることではないように想う。

 

 

昨年度は、3人の子どもたちが社会に巣立って行った。 (昨年度の「卒業・卒園を祝う会」より)

コメント

さんあいレストラン

2017-11-12 07:00:00 | 愛すべき子どもたち

今年2回目となるさんあいレストランをオープンしました。在庫食材の整理を1つの目的としていますが、先日頂いた新米の「ありがとう米」の試食も兼ねています。いつも栄養士さんがアイデアを絞って美味しい料理を作ってくれます。さんあいの子どもたちは、時々皆でファミレスなどに行きますが一般の家庭より少ないかもしれません。さんあいレストランは、公共の場での食事マナーを学ぶ機会にもなります。

今回にテーマはイタリアンです。

メインは、パスタ、ピザ、から揚げです。 でも色々工夫して料理したお野菜もあります。

 

もう一つのメインは、ありがとう米の塩むすびです。新米は塩むすびが一番おいしいよね。

 

 

 

 

食事の前は感謝のお祈りをします。

栄養士さんから料理の説明の後は、さぁ、召し上がれー!

 

思わず職員もうなずく美味しさでした。

 

コメント

子ども祝福式

2017-11-10 08:00:00 | 愛すべき子どもたち

さんあいの小学生が通う、深谷西島教会では毎年11月に子ども祝福式を行います。 聖書にイエス様が幼い子どもたちを祝福したことが記されています。それに習い教会では、日曜礼拝の中で牧師先生が子どもたちひとり1人の頭に手を置いて祝福のお祈りをしてもらいました。これから子どもたちが健康で成長し、幸いな人生を歩むことができますよう神様にお願い致しました。

みんな最初は少し緊張していた様ですが、だんだん慣れてきて騒がしくなる事もありました。でも長い間きちっと座ることができました。

 

 

牧師先生は、1人1人の名前を呼んで、祈って下さいました。

 

祝福のお祈りを済んだ子からプレゼントも頂きました。

 

コメント