70の瞳

笑いあり涙あり、35人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

職業の選択

2022-11-25 12:48:20 | 愛すべき子どもたち

現在、さんあいを退所後に保育士を目指して勉強している子が2名います。2人とも将来は児童養護施設の職員として働きたいという希望を持っています。施設職員としては、ある種自分たちの努力が報われたような気持になるのは事実です。自分たちが一生懸命に仕事をしている姿を見て、憧れの職業として選択してくれたわけですから。

でも一方で、子どもたちの中にある様々な可能性に気づき、そこを伸ばしてあげたら他の選択肢もあったのではないかという思いもあります。施設の子どもたちは芸術や文学の感性が鋭い子が沢山います。また電車や物を作ることが好きな子も多いのです。でも成長するにつれ自立のための安定した職業を優先させ、個々の得意分野や好きな事は忘れてしまう傾向にあります。

確かに施設の子どもたちの置かれている状況は厳しく、長い目で才能を伸ばしていける状況ではないかも知れません。でも人は、お金のためにだけに生きているのではありません。仕事に挫折したり行き詰ったら、自分の得意なことや好きなことを思い出して再チャレンジしてほしいと切に願っています。

 

「農家になりたい!」と言った子はまだいないが、そういう子はいたら応援したい。

 


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