(イチョウ ぎんなんを食べたあとの種から芽が出ました。)
量から質への転化が起きたようで、急に痛みが薄れ歩行も楽になりました。夕べは久し振りでお風呂に入ったので、今朝は6時半までぐっすりでした。この生活ももう少しの辛抱です。
夕方、石坂ちほさんが来てくれて、「あわてず、ゆっくりね。来年でなくて良かったね。」と言ってくれたので、ほっとしたりして。
さて、「革命のベネズエラ紀行」(新藤通弘著 新日本出版社)は、新自由主義の嵐が吹き荒れているわが日本をどのように変革してゆくのか、先立って実践しているお手本として必読とも言える本だと思いました。
ベネズエラは資本主義社会です。この本によりますと、大手の企業が経済の中核を占めていて、国営部門の国内総生産への比率は7パーセントを超えていないそうです。
経済構造の変革、基幹産業を国がどう掌握するかはこれからの大きな課題で、挑み始めたという段階です。
農地の解放も大きな課題で、ベネズエラはラテンアメリカでも際立った大土地所有制が存在しており、0・1パーセントの大農が全農地の46・4パーセントを所有しているといいますから、そのすごさがわかります。
この問題にも挑み始めていますが、その際、解放して農地は協同組合的な組織で国民が管理する仕組みで進めています。
昨日、赤旗の記事の「奇跡の計画」に感動したと書きましたが、まだ上記のような国の実態で在るけれども、福祉・教育政策は実に細やかに打ち出されているのには、政府が変るとこんなにすごいのかと、はじめは驚き、次には、日本だって目指さなければ・・と学ぶことが多かったです。
例えば、食糧公社が推進する貧民救済の「人民の店」、大手の商店がストライキをするならと協同組合経営の「人民の店」が政府の支援でできています。普通のみせより40~50パーセント安い。
「居住地に入ろう計画」では、キューバ政府との協力で、キューバの「赤ひげ医師」と「赤ひげ看護婦」が貧民街に勤務、無料で診察している。
ベネズエラの最低賃金は月183ドル、赤ひげ医師の給料は月200ドル!
「女性の発展のための銀行」まであるのです!こうした計画が山のようにあります。1997年には全人口の48パーセントの貧困層が2005年には37パーセントに減少しています。極貧も17・1パーセントから13.3パーセントに。
ベネズエラでは「憲法」を何より大事にしていますが、チャべス政権になってつくられた憲法には、例えば「石油公社の民営化禁止」や「社会保障制度の民営化禁止」などもあります。また、「オンブズマン制度」が市民権として位置づけられています。場合によっては国家機関に立ち入り調査もでき、チャべス政権打倒のクーデターを起こした人の人権も、もちろん守って活躍した冷静な制度です。
憲法はいろいろな版になって、街のどこでも売られています。国民は憲法を誇りに思っています。小さい子さえ「僕をまもってくれるもの。チャべスが勉強しろといった」と憲法を片手にもって語る映像を、私は見たことがあります。
などなど、日本とはたどってきた歴史も、経済社会状況も、事情の違いのあるお国ではありますが、革命の方法は違いがあっても目指すものは共通のものです。「人間が一番大事」にされることです。
いまでもすざましい反動勢力とのたたかいと切り結んで改革を進めているベネズエラですが、「革命の否決は?」の質問に答えて、とっさに返って来たベネズエラの人の応えは「それは、この革命に国民が積極的に参加しているということです。」
本質を突いた言葉を実感から言えるところに、私は深く感動します。
しかし、ベネズエラの立ち向かわなければならない大きな問題は、汚職と官僚主義、そして、強大な革命政党の確立だと、筆者は言っています。
チャべス大統領の与党の第5共和国運動(MVR)は、党としては形成期、大会も開かれず、党規約も発表されておらず、マルクス主義から社会民主主義者まで、党員は幅が広いのです。共産党は過去の誤った路線のために少数政党となっていますが、その他の政党も含めてどのように強大な革命統一戦線をつくってゆくか、が課題になっているとのこと。
でも、国民が積極的に参加して革命を勧めているベネズエラ、未来に希望が見えるではありませんか。
日本も、民主連合政府をつくるためには、もっと大きな強大な共産党をつくらなければ、と心に刻みました。
量から質への転化が起きたようで、急に痛みが薄れ歩行も楽になりました。夕べは久し振りでお風呂に入ったので、今朝は6時半までぐっすりでした。この生活ももう少しの辛抱です。
夕方、石坂ちほさんが来てくれて、「あわてず、ゆっくりね。来年でなくて良かったね。」と言ってくれたので、ほっとしたりして。
さて、「革命のベネズエラ紀行」(新藤通弘著 新日本出版社)は、新自由主義の嵐が吹き荒れているわが日本をどのように変革してゆくのか、先立って実践しているお手本として必読とも言える本だと思いました。
ベネズエラは資本主義社会です。この本によりますと、大手の企業が経済の中核を占めていて、国営部門の国内総生産への比率は7パーセントを超えていないそうです。
経済構造の変革、基幹産業を国がどう掌握するかはこれからの大きな課題で、挑み始めたという段階です。
農地の解放も大きな課題で、ベネズエラはラテンアメリカでも際立った大土地所有制が存在しており、0・1パーセントの大農が全農地の46・4パーセントを所有しているといいますから、そのすごさがわかります。
この問題にも挑み始めていますが、その際、解放して農地は協同組合的な組織で国民が管理する仕組みで進めています。
昨日、赤旗の記事の「奇跡の計画」に感動したと書きましたが、まだ上記のような国の実態で在るけれども、福祉・教育政策は実に細やかに打ち出されているのには、政府が変るとこんなにすごいのかと、はじめは驚き、次には、日本だって目指さなければ・・と学ぶことが多かったです。
例えば、食糧公社が推進する貧民救済の「人民の店」、大手の商店がストライキをするならと協同組合経営の「人民の店」が政府の支援でできています。普通のみせより40~50パーセント安い。
「居住地に入ろう計画」では、キューバ政府との協力で、キューバの「赤ひげ医師」と「赤ひげ看護婦」が貧民街に勤務、無料で診察している。
ベネズエラの最低賃金は月183ドル、赤ひげ医師の給料は月200ドル!
「女性の発展のための銀行」まであるのです!こうした計画が山のようにあります。1997年には全人口の48パーセントの貧困層が2005年には37パーセントに減少しています。極貧も17・1パーセントから13.3パーセントに。
ベネズエラでは「憲法」を何より大事にしていますが、チャべス政権になってつくられた憲法には、例えば「石油公社の民営化禁止」や「社会保障制度の民営化禁止」などもあります。また、「オンブズマン制度」が市民権として位置づけられています。場合によっては国家機関に立ち入り調査もでき、チャべス政権打倒のクーデターを起こした人の人権も、もちろん守って活躍した冷静な制度です。
憲法はいろいろな版になって、街のどこでも売られています。国民は憲法を誇りに思っています。小さい子さえ「僕をまもってくれるもの。チャべスが勉強しろといった」と憲法を片手にもって語る映像を、私は見たことがあります。
などなど、日本とはたどってきた歴史も、経済社会状況も、事情の違いのあるお国ではありますが、革命の方法は違いがあっても目指すものは共通のものです。「人間が一番大事」にされることです。
いまでもすざましい反動勢力とのたたかいと切り結んで改革を進めているベネズエラですが、「革命の否決は?」の質問に答えて、とっさに返って来たベネズエラの人の応えは「それは、この革命に国民が積極的に参加しているということです。」
本質を突いた言葉を実感から言えるところに、私は深く感動します。
しかし、ベネズエラの立ち向かわなければならない大きな問題は、汚職と官僚主義、そして、強大な革命政党の確立だと、筆者は言っています。
チャべス大統領の与党の第5共和国運動(MVR)は、党としては形成期、大会も開かれず、党規約も発表されておらず、マルクス主義から社会民主主義者まで、党員は幅が広いのです。共産党は過去の誤った路線のために少数政党となっていますが、その他の政党も含めてどのように強大な革命統一戦線をつくってゆくか、が課題になっているとのこと。
でも、国民が積極的に参加して革命を勧めているベネズエラ、未来に希望が見えるではありませんか。
日本も、民主連合政府をつくるためには、もっと大きな強大な共産党をつくらなければ、と心に刻みました。
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