中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

人間 牧野富太郎

2023年05月02日 22時02分46秒 | 活動日誌
散歩には出たが、一日中家にいた。
 
原稿書きとスケッチと読書。
 
 
読んだ本は大原富江著の「草を褥に 小説 牧野富太郎」です。
 
これは、心ときめく本でした。
 
大原富江さんはこのように書いています。
 
 
「牧野富太郎の生涯を書いた著作は何冊もあって、数え上げると相当の数にのぼるが、その殆どは、植物学者としての彼を描いたもので、いずれも、世界的植物分類学者といい、不世出の偉大な学者といい、ほとんど神格にまで称えられているものが多い。人間牧野富太郎を、私は描き切ってみたいと考えた」
 
まさにその通りで、この間、数冊だけですが私が読んだものは、彼の偉大さを讃える本でした。
 
研究熱心なあまりの浪費癖などには触れていましたが、例えば象徴的なことで言えば、結婚に関する事実に触れている本はありませんでした。
 
 
朝ドラでは、これは描き切れないだろうな、そして、事実を違えた脚本かも?
 
 
別物としてみることだな、と思った。
まあ、どのドラマもそうかもしれませんが。
 
 
大原富江さんのおかげで、牧野富太郎の人間臭さに触れることができて、なお一層、彼の偉大さが身近になりました。
コメント
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