「復活の日」を読んでいます。
先日、テレビで「アナザーストーリー」で紹介された「日本沈没」の小松左京氏の「復活の日」に興味をもちました。
これはまだ読んでいませんでした。
ウイルスの感染で人類が滅亡の危機に襲われる話しで、しかし、小松氏はいつも希望を訴える作家だという。
この本ではどんな希望を発信するのか、コロナ禍の今と重ねて読んでいます。
まるでコロナを予言したかのような小説ですから。
小説ではありませんが、「風の谷のナウシカ」でも同じことを感じました。
地上が汚染され腐海となり、防毒マスクなしでは出てゆけない。
つい最近までそんなことはお話の世界と考えていましたが、現実のものになってきているのでは・・・・。
コロナもそうだし、放射能もそうです。
「ナウシカ」の価値を見直しています。「ナウシカ」は青い服を着たナウシカが救世主の存在となりますが、少女ナウシカは争いをやめ自然と仲良く共存することを訴える象徴なのではないかと思います。
さて、面白いと思ったのは、ウイルスというものは核の周りにたんぱく質が覆っているものだが、小松氏はむき出しのウイルスを想定したということです。
むき出しだと感染力が大変強くなる。
それは、あり得ないことだと思っていたが、実際それが発見されたというから驚きです。救いは、植物に感染するものだったという事です。
とても想像力にあふれたSF作家だと思いましたが、現実を見据えているからできる想像なのですね。
しかし、自分の書いた小説が現実となったような東北大震災に心を痛め、調査を続け病に倒れてなくなったのは、大変残念なことでした。
あと少しで読み終えます。
今、私たちの希望は、政治の転換です。
政治の転換で地球と人類の危機から脱出できると希望を持ち、転換するために自分にできることで力をだすことは、今生きている私たちの役目だと思っています。