教科書で扱う作品のことについて。
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今日はお孫ちゃんたちと、散歩も外遊びもしなかった。
なんと珍しい。
多少なら小雨でも雪でも、風が吹いても危険がない限り、日照りのカンカンは別だけど、一日一度は外に出るのが習慣の私達。
でも今日は「スイミー」の紙芝居づくりがあった。
宿題の音読で課題として与えられた単元は「読みたくない。面白くない」と拒否し、選んだのが「スイミー」でした。
だんだん上手になったので「読み聞かせができるほどだ」と褒めたら「それじゃ、かみしばいをつくろう!」と、本気になった。
大変な作業だった。
絵を描く。
別の紙に文章を書く。
絵と文章を合わせる。
別の紙に文章を書く。
絵と文章を合わせる。
文章をどの絵に張り付けたらいいか、試行錯誤で何度もはっては破く。
ここは最後はバァバが手伝いました。
文章は失敗のたびに何回も書くのがたいへんだったから、コピーで手助けしました。
夢中になったので、森の散歩も返上というわけでした。
明日は表紙を書き、絵の若干の手直しをするそうです。
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「どう? 今晩、パパやママやジィジに見てもらう?」
「・・・んん・・、もっと読み方をれんしゅうして、もっと上手になったらみてもらう」との返事、意気込みを感じ取りました。
だからそれなりの舞台を作り、まずはお孫ちゃんとYちゃんの家族を観客に、それから近しい方2~3人を前に上演させてあげたいと思います。
努力したんだから、達成感と自信をもってもらいたい。
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「スイミー」はレオ・レオ二さんの文を谷川俊太郎さんが訳していますね。
教科書では原本の絵がちょっとはしょられていますが、でも、教科書に載っているなんて、いいですね。
レオ・レオニさんは絵描きでもあり、絵は個性的で魅力があり、絵でもひきつけられます。
教科書では、子どもが魅了される作品や、普遍的価値のある作品を扱ってほしいと願いますね。
いわゆる「道徳くさい」作品に出合うと、子どもたちの自由な発想と科学に基づいた考えの形成を阻まないか、危険を感じます。