孫はこの10月1日で3才になりました。
今朝の散歩の収穫は、ヤマボウシの実。
「まっかいのはたべれるんだよねえ!」と、ブチューと食べて「おいちい」と孫。
森に囲まれている環境もあり、無理なく孫の関心も自然にむきますね。
木の葉が色づいてゆくことに関心を持って、「どうして?」の連発です。「さむいのにどうしてようふくぬぐの?」「あかくなるとどうしておちるの?」
たんぽぽの綿毛は「バァバ、なんでとんでゆくの、どこまでゆくの」ぬれたたんぽぽの綿毛が飛ばない時、「なんでとばないの」・・・・・・・
次から次へと、なんでも不思議。
それが絵本とうまくマッチングしているのです。
絵本で見たことが実際にある。実際に経験したことが絵本にある。
子どもの胸に落ちるように話すには、センスがいりますね。私はいつも、ラジオで聞いた子どもの質問への無着さんの答えを思い起こします。
「カニはどうして横に歩くんですか」「それはね、お母さんも横に歩くからだよ」
これが、学ぶエネルギーだと思います。胸に落ちた時、わかったときの喜び。そして次の好奇心への挑戦。
私は、大村智氏のノーベル賞受賞で思ったことは、子どもの好奇心を育てる教育を大事にしたいなということです。
大村氏は「人のまねだけでは発展はない」と言っていましたが、深いですねえ。
今は、子ども達、個性を出せばたたかれる不安で一杯でしょう。
また「もっと学びたい」との要求を高めることは、科学の発展には欠かせない要素です。それは、同時に民主主義の発展につながっていることのです。
学んだことをよこしまに使っている権力者に対抗するためにも、科学を重んじた教育は最需要ですよね。