中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

訪問。原発署名と宣伝。栄村へ、災害対策会議。

2011年05月29日 21時42分23秒 | 活動日誌

 

 一日中雨でした。それも、ジャンジャンと降るものだから、行動しにくかったです。「雨にも負けず・・・」やりました。くたびれた靴をはいていたものだから、グッチャリ水が入って、まいった。

 午前中は、原田市会議員とI支部のSさんと3人で、署名を持って訪問活動でした。署名は「原発をゼロに」と、「市庁舎と市民会館の立て直しの是非を問う住民条例制定」の2種類です。

 どちらも「その通りだ。原発はいずれはなくさなくてはいけない」「菅はフランスで何て言ったんだ?」「こんな時に、130億も使って市庁舎や市民会館を立て直す必要はない。ムダ使いだ」と、「待ってました」とばかりに署名してくださいました。

 あるお宅では「市民会館はやめろと、署名運動でもしてくれ!」と言ったところに「今日は、そのことできました」と署名用紙を差し出して、「おー」と。

 赤旗を購読してくださる方も増えて、何よりだった。11時半には、長野駅頭に向かいました。今度は街頭から「原発ゼロ」の署名行動です。

原田市議、石坂県議と私の3人で訴えました。

雨でも署名に応じてくださった。

 地区委員会が署名用紙が寝れないように工夫をしたのに、やっぱり濡れてしまった。どんな工夫かというと、署名用紙大の段ボールをビニールで包んだ「ふた」だったのですが。アイディア賞ではあったけれどね。

 県委員会でお昼を食べていたら、テレビで石巻の報道です。鶴べいさんとさだまさしさんの、石巻の人との再開物語です。最後までみてしまいました。「千石町」と私の実家の町名もでて、目をこらして「どこかな?」と。

 被災者のみなさんの声を聞くたび切なくなります。あのヘドロや瓦礫の山は、どうやって始末したらいいのだろうと、頭を抱えます。通常の100年分です。

じゃこうそう 訪問先で一株いただいてきたら、増えました。

 

 夕方、栄村へ出発。6時から現地災害対策本部の会議でした。

 いよいよ田んぼ対策です。激甚災害が適応されると田んぼの修復は費用の95パーセントが保障されますが、40万円以下は対象になりません。40万円以下も対象にしてもらわなくては再建できません。田んぼだけでなく、家も壊れ、お墓も壊れているなど、あちこちにお金がかかるのですから。

 しかも、もう作付けの限界がきていますから、住民の焦りを感じます。

 しかし全部が対象になる見通しに希望も見えていますので、県と村にさらに「早急に」も加えて、要求をしていこうとなりました。

 あるお宅では業者に見積もってもらったところ、田んぼだけで800万円だとの報告です。会議では「ええーー!」と驚きの声があがりました。

 いろいろな問題が次々出されましたが、深刻なのは「半壊」と「一部損壊」の判定を受けた住宅です。保障があるのは「全壊」と「強度半壊」だけで、「半壊」「一部損壊」は何の保障もありません。ここに保障をさせるにはどうしたらいいかも話し合いました。

 Hさんの家も「半壊」ですが、見積もってもらったら700万円もかかるというのです。でも「半壊」だから何の保障もないのです。

 また、さらに深刻な実態が見えてきましたが、全壊、半壊の163軒のうち、93軒が家を壊し、更地にするというのです。想像するに、半壊の家を直すにも700万、800万円とかかってしまうのですから、直すことすらできずに壊してしまったのだろうか。全員が新しい住宅を建てるとは考えにくい。村から出て行って、子どものところに行く人もいるのでは・・・と心配になりました。

 個人住宅への保障額のアップとともに、どんな村営住宅を建てるか、村民の参画で知恵を練り、将来への見通しを作りながら、「この村に住み続けたい」希望をかなえてゆきたいことも、大きな話題になりました。

 ニュース、要求書のまとめ次の会議など決めて閉会。夜の雨の田舎道は、怖かったな。栄村は長野市と同じ北部でも、長野市から2時間、かかります。

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