中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

読書と草取り。

2011年05月06日 19時45分40秒 | 活動日誌

庭のルッコラの花

 続けて6日間も取った大型連休も、残りわずか、明日を残すのみとなりました。大事に使おう!今日は読書デーとし、気分転換に草取りをしました。要するに、6日間、自宅中心に近間で過ごす連休と言うわけですね。連休はどこも混んでいるし、これが一番、家事もこなせましたしね、これはこれからの活動をする上で、大変重要なことなのです。

 今日は読書デーにしました。気分転換に草取りです。いい一日でした。「子どもの発達」関係や歴史の本、半分しか読んでなかった「シェークスピアの恋愛論」もめくりました。雑多ですね。

 さて、少し前に上映された「春との旅」、仲代達也さん主演の作品ですが、ぜひ観たいとねらっていたのにどうしても時間が取れず観そびれてしまいました。その監督の小林政広さんが、信濃毎日新聞に寄稿していました。

 実は「春との旅」をぜひ見たかったのは、仲代達也さんが主演であることと内容に興味があったからですが、もう一つ言わせてもらえば、舞台が宮城県の気仙沼だったからです。その時は、気仙沼がこんなひどい目に遭うなんて、考えもしませんでしたが。

 寄稿文の中で、小林氏は「春との旅」の映画に続いた小説の執筆にあたって、三陸を幾度となく襲った津波についての資料を読んだと語っています。そこで彼は「人はなぜ大災害にあってもその土地を離れることをせず、とどまり続けるのか・・」という疑問を抱いたそうです。

 今回の震災の数週間後、記者の質問に対し漁師が歯を食いしばって「なんとしてもここに住みたい」と応えたことに、小林氏は「愚直なまでの言葉」と言い、「人間の喜怒哀楽はその土地に根を張っているに違いなく、その関係は血と同様に濃くて深い。人が抱く土地への愛着はそれほどに頑固だ。被災地の人々の思いが届く復興策が急務だと思えてならない」と書いています。

 復興計画は、住民の意見を尊重することが一番大事なことだと、私も思います。政府がすすめる「復興構想会議」は、住民の声をどう反映しようとしているのか、私にはさっぱり見えてきません。水産業の再生では「漁船の共有化」だとか「地域振興公社設立」だとか、その他いろいろ案が出されていますが、上からの押しつけではうまくゆくものではありません。どうしたら住み続けられるか、提案もしながら住民の声を聞くべきです。

 ビデオでもいいから、ぜひ「春との旅」をみたいものだと思いました。今はなくなった気仙沼の景色も鮮やかに映し出されることでしょう。

 

 

コメント
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