中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

高橋千鶴子衆議院議員と一緒に農業被害調査にはいる

2006年02月01日 22時28分15秒 | 活動日誌
(君子ラン  30日中野市に入ったとき、野口議員の家で。葉があちこち向かず左右対象になっているのが上出来のもの。我が家の君子ランは、この寒さで人気のないうちのサンルームで、惨めに凍みてしまいました。15年物だったのに)


 今日は衆議院災害対策特別委員会が、新潟津南町、栄村に視察に入りました。共産党の委員である高橋議員もきました。
 特別委員会は3時栄村で終了だったので、無理をしてもらい、そこから中野市の農業被害の調査と地元の方との懇談を組んでもらいました。

 高橋議員は東北ブロック選出の議員で、農林水産対策委員として大活躍、おととしの青森のりんご災害でもがんばり、一昨日は国会でBSE問題で政府の無責任ぶりを追求しました。
 
 BSEの質問は、例の中川農水省のアメリカでの事前調査をしなかったことでの質疑で国会が長引き、何と質問したのは11時を大きく回っていたそうです。国会議員は体力ですね。

 私はテレビを見るチャンスがなく、10時半ごろに早寝したので、てっきり終わったと思い「ご苦労様。明日の新聞を楽しみにしています」とメールを打ったのですが、そのときはまだ質問してなかったというわけです。

 余談ですが、高橋議員は秋田の生まれ、住まいは青森、私は生まれも育ちも宮城県。東北人同士なので、時々出るなまりも懐かしく、大変親しみを覚えています。また、体も大きく心も大きく、とても気さくな人です。

 現地調査には、JAの職員、生産者、党農業委員が参加してくれました。雪が降りしきる中での調査でした。

 懇談には、加えてJAの組合長さん、青木市長も出席してくださり、要望が沢山出されました。

 生産者からもJAからも、「果樹の値がすでに2~3割も安くなっている背景があり、蓄えも底を突いている。生活の基盤となる収入源が根底から崩されている。心のケアも大事で、見捨てられたのではないかと思うと辛くて立ち上がれない。」との訴えです。
 畑を見るのは辛いと、家から出ようとしない方もあるそうです。
 つぶれたハウスでは、すでにさくらんぼの花が咲き始めいていたそうです。

 JAも中野市も大変がんばっています。
消雪剤の「墨の里」は一袋960円のところ、JAと市の負担で300円で分けているとのこと。通常は2600袋ほどの使用量がすでに8500袋、2万袋を用意してあるといいます。
 消雪剤をまくにも、簡単にはゆきません。畑に入れないのですから。農道の除雪、畑はかんじきをはかなくては、と思うところばかり。

 ハウスのオイルラインの確保(値段が高くて困っています)、苗木の確保と補助などなど、努力を尽くしています。

 高橋議員から、全国の被害は今つかんでいるだけで65億4千4百万円、うち樹体被害は37億円、雪があるので、国は今は情況を収集している段階との説明。
 
 また、かつての経験も踏まえて、激甚災害の対象にできないか、「強いものつくり交付税」の利用はどうか、今ある制度でだめな時は新しく作ってゆく努力もしなければ・・「この次またがんばろうと思える施策を、県も市も国も、JAの皆さんとも力を合わせてがんばりましょう。」と話しました。
 
 また、共済制度を現実的なものに改善する検討が必要だと思います。掛け金の額にも関連するので一概には言えませんし、工夫が必要ですが、今の共済制度は、「実」がなっていないと適応にならないし、ハウスは被覆していなければ(ビニールをかけていなければ)、保障の対象になっていません。現状では対象にならないのです。

 また、2月上中旬に、ぶどうの棚の復旧(突上げ)のボランテイアを募集するとのこと。雪が溶け出した時の引っ張る力がでない前に、被害を最少に食い止めたいということだと思います。

 まずは栄村、飯山などの除排雪問題への対処が求められていますが、農業問題も深刻です。
 この間の党雪害対策本部と議員団の調査や地元の声をまとめて、党対策本部として県、国への要求、私たちにできることをまとめることにしています。

 

 

 
コメント
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