中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

「浅川治水と新河川法」緊急集会に出席

2005年12月10日 22時21分52秒 | 活動日誌
 (なまえが解りません。訪問先のお宅に飾ってあって、「路地ものですよ。変っているでしょう。花がすきなんですね。」とおすそ分けしてくれました。)

 
 昨日とは打って変わってのみぞれの降る寒い日だったのにもかかわらず、長野勤労者福祉センターの大教室の会場は満員で、席が足りないくらいでした。浅川流域の災害の不安や環境保全への、住民の強い思いの現われだと思いました。

 今日の主催は、浅川・千曲川治水対策会議、共産党県議団、県議会あおぞら、県議会トライアルしなの、共産党市議団で作った、実行委員会です。

 理論的にも実践的にも、国の新河川法の方針から言っても、基本的に県の提案は画期的なこと、しかも、すでに砥川など県内他の8河川では、国の新河川法にしたがって国の認可を得て事業が始まっています。残る葉浅川だけ。

 鷲沢市長は、来年の夏まで引きずれば、知事選で田中知事を落としさえすればふたたびダムを建設できる、(ダムに象徴される利権がらみの政治に戻せる)そう考えて政争の具に使っているとしか思えません。

 住民の安全など考えもしない行為は断じて許すことはできません。市長のとるべき態度ではありません。
 
 浅川の危険極まりない天井川になっている部分を、県が7億円かけて改修し、氾濫の危険がなくなりました。鉄道の上を流れていた浅川が、掘り下げ工事によって下を流れるようになったのです。
 長年の住民の願いであったこの工事について、12月議会で、鷲沢市長は、「7億円もかけて、お金の使いすぎだ」と発言したとの原田市議の報告に、会場はざわめきました。

 国土研の中川氏は「鉄道の下に川を掘り下げる工事は大変難しいのです。」と技術的にも評価していました。安全のためには、がんばって行われた工事に対して、鷲沢市長の態度は、何たることか!

 集会は、長野県出納長の青山氏、長野建設事務所長の有賀氏、国土問題研究会の中川氏、共産党の県会議員長石坂ちほさん、共産党市会議員団長の原田さんが報告し、会場から質問を受けました。

 最後の青山出納長の言葉が心に残りました。
「浅川に魚が帰ってきたと聞きました。感動しました。川を守って残してゆきたい、これがわたしたちみんなの願いではないでしょうか。」

 災害対策だけではなく、川の自然の姿を大切にするとのポリシーが根底にある発想に感銘を受けました。

 
コメント
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