あと30年は使うんだし ―仲良く行こうよ―

09年7月に「第5腰椎分離・すべり症」の固定術をしました。
その入院日記と術後を綴っています。

オールオッケー ~カメの甲羅卒業準備~

2009-10-19 | カメの甲羅生活(術後その1)
今回は診察の前にCTとMRIの撮影がありました。
それぞれ写真をもらって受付に出してから、ようやく診察です。

結果は順調! しかも、すでにL5とS1の間には骨がつき始めていました。
4本入れたボルトは、もしも骨がつかなかったときのための保険です。
そのため、カメの甲羅は予定通り術後3ヶ月で卒業できるみたいです。
診察の後、柔らかい第2段階のコルセットのための型取りをしましたが、他にもかなりいろんなことに許可が出ました。

車の運転OK! これで夫に付き添ってもらわなくてもいろんなところへお出かけできます。
コルセットをはずしての入浴OK! これからは一人で入れます。
もう、これだけで家族の手を煩わせなくてもよくなって、気分的に楽になりました。
ただ、自転車もOKと言われましたが、夫には乗るなと言われました。車で済むなら車のほうが安全だからと。

姿勢も、正座や和式生活は基本的には健常な方でもしないほうがいいそうですが、なるべく洋式生活で、どうしてもしなくてはいけないときは背筋を伸ばしてすること。
床のものを取るときは、膝を曲げてなるべく腰を曲げないこと、だそうです。
マジで便利で楽です。
いちいちマジックハンドを探さなくてもいいんです。力が入りづらくて使い勝手の悪い偽物の手ににイライラしなくても、自分の手で取れるんです。

あとは積極的に体を動かすように言われましたが、かなり制約していたのでいろんな筋が硬くなっています。
ひと月前の診察の際、仰向けで寝て膝を伸ばしたまま担当医に足首からまっすぐ持ち上げられましたが、45°くらいまで上がっただけで後ろの筋が痛かったのです。
「ストレッチするように」と言われ、毎日やりました。80°くらいまで上がるようになりましたよ。
おそらく、今回もチェックされるだろうと思っていたのですが、「これだけ上がればじゅうぶんだろう」と高を括っていました。
しかし、「まだまだだね」だって。どれだけ上がれば合格なんだろう(-_-;)

他にも、低いものを取るときに膝をついて取り、立ち上がるときに大腿筋で上がってくるように心がけていますが、膝が上体を低い位置から持ち上げるのに慣れていないせいか、衝撃がすごいです。
大腿筋もかなり落ちているのでスクワットをやり始めましたが、かなりきついです。

足首も硬くなっています。洋式生活が長いと前にも後ろにも曲がりにくくなるので。(ちなみに長女は立って足を閉じたまま膝を曲げて座ったとき、途中でバランスを崩してこけます)
普通に体を動かすって、筋肉には大変な思いをさせているんだな、と感じました。

でも、あっちもこっちもギチギチした感じがありますが日に日に変わってくるのがわかります。
明らかに、頑張った分だけ帰ってくるのがわかるので。
急にするのはやはり危険ですから、徐々に。

第2段階のコルセットも、いきなりではなく、徐々にシフトしていくように言われました。
はじめは家の中は柔らかいほうを使い、外出は今のを引き続きという感じで。
徐々に柔らかいほうをつける時間を増やしていくようにとのことです。


しかし、相変わらず外来には時間がかかります。
今回はCTとMRIがあったからということもあるでしょうが、3時間ですよ。予約してあったのに。

まず、2時半からCTだというのに2時に来いってどういうこと?
30分とはいかなくても20分待たされて、さらに写真をもらったらMRIが遅くなるんですよ。
すっかり忘れて写真をもらわずにMRIに行ってしまいましたが、帰りに取りに寄ってから外来に戻りました。でも、これ使えるじゃんとか思ったり。

でも、伝票の端っこに3:40と書いてある。
これって診察の予定時間? と思わなくもなかったですが、時計は3時を過ぎたばかり。
ってことは、かなり待たなくちゃならない。
しかも、予定通り診察が進んだことなんてなくて、結局診てもらえたのは4時過ぎ。
さらにコルセットの型取りもあって、終わったのは5時前でした。

私は動いているから、待つと言ってもさほどではないですが、すべてを待っていた夫は退屈だったでしょうね。
しか~し、その日の夜、夫は飲み会の予定が入っていました。
朝から交通機関で行くか、自転車で行くか(自転車でも15分のところです。もちろん、帰りは引いて帰ってくるらしい)で悩んでいたのですが、私に運転許可が出たとわかったとたん、「送ってって」。
そういう人なんですよ。

案の定、娘たちに呆れられていましたが、彼女たちは運転できるようになった私にうれしそうでした。
理由? 夫のいない日に外食にいけるから。そういう子たちです。