踏青_徒然日記

徒然なるままに日暮しキーボードに向かいてよしなしごとを...

初戎(はつえびす)

2006年01月11日 | 俳句
賑やかに駕籠のもどりて残り福

<この俳句の作句意図>
一月十日は初戎、戎様は、福の神と共に商売の神様でもある為か、大阪の今宮戎では特に盛大で九日の「宵戎」、十日の「本戎」、十一日を「残り福」と呼び、本戎の日には、南の新地の綺麗どころが紅白の縮緬で飾った「宝恵駕」に乗ってお参りをするという。
今日十一日はその喧騒も去り、残り福、あやかりたいものだ、

・季語は、残り福’で、新年’です。
写真は10日付けの読売新聞のコラム「四季」より拝借しました。
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葉牡丹

2006年01月10日 | 俳句
葉牡丹の柔らかなまま揺るがざる

<この俳句の作句意図>
柔らかな縮緬を思わせる葉牡丹が、物皆枯れつくした花壇の中でしっかと立ち、凛とした姿を北風の中に晒している。冬来たりなば春遠からじ’と、告げるがごとく。

・季語は、葉牡丹’で、冬’です。
葉牡丹は、観賞用に改良されたキャベツの仲間とか、
サラダに使ったら見た目も美味しいかも(?)
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冬日向

2006年01月09日 | 俳句
障子背に旨寝(うまい)のうさぎ冬日向

<この俳句の作句意図>
家の外は相変わらず空っ風が吹き荒れているが、ガラス越しの窓辺はポカポカと暖かい、我が家のぴー太(兎)は、のんびりお昼ね。春の野原を飛び跳ねる夢でも見ているのかもしれない。

・季語は、冬日向(ふゆひなた)’で、冬’です。
写真は、シャッターの音にきずき寝ぼけ眼の悪戯坊主、ぴー太。
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七日粥(なぬかがゆ)

2006年01月08日 | 俳句
七日粥げに慎ましき祝い膳

<この俳句の作句意図>
歳時記では正月七日に食べる七草粥を「七日粥(なぬかがゆ)」と云う、来るべき春を思う気持ちもさることながら、酒や料理やといつも以上に負担を掛け続けた胃袋にもなんとも優しい行事ではある。
我が家もご多分に漏れず、若菜摘みならぬ、スーパーで買い求めた七草でささやかな祝いと相成った。

・季語は、七日粥’で、新春’です。
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七種(ななくさ)

2006年01月07日 | 俳句
七種や名札も盛られ売られける

<この俳句の作句意図>
もう七草の時期となり、近くのスーパーでも七草のセットなるものが売られていると思ったら、なんと花屋の店先には可愛い籠に詰められ、それぞれに名札まで付けられた物が並んでいる、こんなものを買ってゆく人が居るのだろうか?
まあ、勉強にはなるかもしれないが。

・季語は、七種(ななくさ)’で、新年’です。
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寒の入り

2006年01月06日 | 俳句
遠富士に雲留まりて寒に入る

<この俳句の作句意図>
5日は小寒で、寒の入り’各地で大雪の為に新幹線が止まったり、4メートルもの積雪のため潰れる家さえあったという、これも地球的規模の異常気象の一環なのか、ここ八王子近郊は晴天続きで、乾燥してひりひりと冷たい、遠く望む富士の山頂も凍り付いて見える。

・季語は、寒に入る’で、冬’です。
写真は、八王子からはるかに望む遠富士。
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恵方道

2006年01月05日 | 俳句
鈴音の響せはしき恵方道

<この俳句の作句意図>
古来より、年神様の来訪するめでたい道を、その年の「恵方」または、「明きの方」と呼び、その方角にある神社仏閣に年頭の参詣をすることを「恵方参り」という。
そこで、今年の初詣は、お寺さんから頂いた暦で方位を調べ、地元の白山神社へ恵方参り、参道を歩き始めるとジャラジャラという鈴音が気分を盛り上げてくれる、これで今年は良き事の多い年と為ってほしいものだ。

・季語は、恵方道’で、新年’です。
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仕事始

2006年01月04日 | 俳句
メモリーを買い足し仕事始めとす

<この俳句の作句意図>
四日は、いわゆる仕事始め’以前のように社長の「念頭の挨拶」を聞くことも無い今年は、非力ながらも頑張っている我が愛機に、メモリーを買い足すことにした。かくして今年の"初買"は256MbのDDR、"仕事始め"は取り付け作業と言うことになった。

・季語は、仕事始’で、新年です。
写真は、これで512Mbとなり、新鋭機なみ(?)に働いてくれるはずの愛機、
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三が日

2006年01月03日 | 俳句
恙無き妻籠(つまごめ)の酒三が日

<この俳句の作句意図>
つつがなきが何よりの寝正月、三が日は特別にゆったりとした時が流れるようだ。今年一年、また二人三脚で・・・

・季語は、三が日、で新年’です。
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門松と犬

2006年01月02日 | 俳句
門松は結界なりき猛(たけ)き犬

<この俳句の作句意図>
今年は戌年、住宅街の大きな家の門に飾られた松飾の陰に、猛犬に注意’などと恐ろしげなシールが貼ってある。まあ、この家の門の中へ足を踏み入れることも無いが・・・

・季語は、門松、で、新年’です、
写真は、駅近くのお店のものです。
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