踏青_徒然日記

徒然なるままに日暮しキーボードに向かいてよしなしごとを...

虎が雨

2009年05月31日 | 俳句

去ぬる人の破顔浮かびぬ虎が雨
  いぬるひとの  はがんうかびぬ  とらがあめ

<一言>
雨催いの中、先日亡くなった句友が好きだった錦木が満開の花をつけた。咲いたのさえ気づかぬほどの地味な花だがなぜか好きだと言っていたっけ・・・
蘊蓄の好きな友のこと、きっと、この雨はお前の涙か?などと言って笑っていることだろう。

・季語は、虎が雨’で、夏’です。
虎が雨とは、5月28日に降る雨のことで、この日討たれた曽我兄弟の、兄十郎の愛人だった大磯の遊女「虎御前」がその死を悼んで流した涙が雨となって降るのだという。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鉄線花 | トップ | 更衣 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

俳句」カテゴリの最新記事