踏青_徒然日記

徒然なるままに日暮しキーボードに向かいてよしなしごとを...

上溝桜(うはみづざくら)

2006年04月30日 | 俳句
桜舞う古りしベンチや無言館

<この俳句の作句意図>
昨日、信州上田の無言館で季節外れの成人式があったと言う、集まった現代の若者が将来の夢や思いを文章にしたためたそうだ、毎年式場で暴れた等というニュースを見るたび止めてしまえ’などと思う成人式だが、こう云った式なら有意義だと思う・・・

「無言館」とは、学徒動員の画学生たちが、家族や恋人に思いを託して書き残した絵画を展示した美術館です。真剣な眼差しの自画像が語りかけてくる言葉には、涙が止まらなかったことを思い出します。TVでは、桜がちょうど見ごろのようでしたが八王子近郊ではすっかり葉桜となりました。やむなく上溝桜(うはみづざくら)に代役を願いました。

・季語は、桜’で、春’です。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 満天星躑躅 | トップ | 四月尽 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

俳句」カテゴリの最新記事