浜木綿や草原に聴く波の音
はまゆうや くさはらにきく なみのおと
<一言>
ご近所で浜木綿の花が咲きだしたとの連絡をいただき、ちょっと立ち寄らせてもらった。私は花の好きな小父さんで通っているらしく、珍しい花などが咲くとよく教えてくれる人がいる。「特別花が好きなわけではないが、俳句のネタに」などと云ってしまってはせっかく教えてくれる人に申し訳ないので、写真を撮らせていただき、出来るだけ丁寧にお礼を言って帰ることにしている。
浜木綿も本来は暖地の海岸に自生する花だそうだが、海のない八王子の団地の片隅に咲くものもある。きっと茅の草はらを渡る風に、波の音を聴いているのかもしれない。
・季語は、浜木綿’で、夏’です。
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