足るを知る古りし蹲鴨足草
たるをしる こりしつくばい ゆきのした
<一言>
雨催よいの日はよく市営公園内の日本庭園を散策する。蓮の浮葉を打つ雨や、糠雨に濡れた紫陽花の姿もよいが、少し伸びすぎた木賊と鴨足草に飾られ、苔むした蹲が好きでよく足を向ける。蹲の表面に彫られた「吾れ唯足るを知る」の文字もすっかり苔生してしまっているが、世の人々がもう少しこの言葉を知ってくれれば・・・などと思うのは老人の繰り言か。
・季語は、鴨足草(ゆきのした)’で、夏’です。
足るを知る古りし蹲鴨足草
たるをしる こりしつくばい ゆきのした
<一言>
雨催よいの日はよく市営公園内の日本庭園を散策する。蓮の浮葉を打つ雨や、糠雨に濡れた紫陽花の姿もよいが、少し伸びすぎた木賊と鴨足草に飾られ、苔むした蹲が好きでよく足を向ける。蹲の表面に彫られた「吾れ唯足るを知る」の文字もすっかり苔生してしまっているが、世の人々がもう少しこの言葉を知ってくれれば・・・などと思うのは老人の繰り言か。
・季語は、鴨足草(ゆきのした)’で、夏’です。