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風に向かう刻
はやいものであれから3年ですか。 ~ CBR600RR初回車検 ~ <CBR600RRカスタム24>
さてさて。世間様は本日8/18(日)が夏季休暇の最終日でしょうか。
私についてはまさにカレンダー通りでしたのでとくになにもありませんけれど、
ご休暇の皆様、とくに関東地方に在住の皆様は連休終盤の台風最接近でさぞ難儀されたものと存じます。
このところ猛暑に地震に台風にと大荒れですね。お見舞い申し上げます。
とはいえお天道様の気まぐれと同じく時の流れもまた無情なもの。
私のメインのオートバイこと 2BL型 CBR600RR も2021/9月の新車購入から3年となり、いよいよ初回の車検の時期がやってまいりました。
画像は強気な太陽が燦々と降り注ぐ昼下がりの小湊鐡道なるローカル線の鶴舞駅にて。車検完了の車体を受領した後のものです。
この手の大きなイベントの後に愛車を見ると、心なしかいつもより輝いてみえる気がしますね。費用は法定分込みで7万円ぐらいでした。
相場としては正規ディーラーでお願いするにしては安い感もありますが理由は明快。
日頃から自分で消耗品の類は交換と、その他諸々の点検をやっているからです。
今回も車検で預ける前週までに遊びがてら整備をしておりました。
対象は 【 エンジンオイル・ブレーキフルード・ラジエータクーラント 】です。
材料一式も購入。
手前の銀のパッケージはオムツに入っているのと同じ高分子ポリマーかな?有毒なクーラントをゴミとして廃棄するためのものです。
あとはお気に入りのHONDA G4と希釈済みクーラントと純正ドレンワッシャ、2輪用の高耐久ブレーキフルード。
とくにブレーキフルードについてはABSモジュレータのある今時のモデルですので普段とは違う析出し辛いという専用品にしました。
モノさえ揃えばあとは作業のみ。
暑さだけが文字通り致命的な問題ではあるのですが(笑) それ以外はいたって普通のいつもの作業です。
前後ブレーキフルードの入れ替え。
以前乗っていたCBR1000RRにもABSはありませんでしたので、実はABS付きのオートバイはこのCBR600RRが初です。
その意味でABSモジュレータとブレーキパイプ周辺の構造への理解が薄い部分があるにはあるのですが、
キャリパーのブリーダーボルトから負圧で十分な量を引きますので通常の油圧系はそれで問題はないかと思います。
(サービスマニュアルにもとくに従来のフルード交換以上の指定はありませんし、6km/h~10km/hの範囲でしかABSモジュレータのポンプモータは動作しません)
ということで気兼ねなく作業。まあこれはNSRの頃と変わりませんね。
続いてラジエータのロングライフクーラント交換。
ラジエータキャップを外しシフトペダル近くとシリンダー下のドレンを外して排出。
先の凝固剤でしっかり固めて処理します。
クーラントのリザーバタンクも外して洗浄し、経路のエア抜き後は規定量まで入れてひと段落。
ちなみにクーランドは希釈済みのKUREのよくあるやつです。量産効果なのか、安くて買いやすい商品です。勿論問題などないお品物。
フロントブレーキ系のブレーキフルードもすっきりクリアになりました。
続いてはオイルですが、今回はフィルタ交換を行いません。
というのもこの1年で1000km程度しか走っておらず、1年前のオイル交換でフィルタ交換していますので流石に交換は不要。
オイルも1000kmごとにHONDA G4を投入するのも実に勿体ないのですが、昔から最低でも1年毎には換えていますので仕方なし。
乗らない自分が悪いだけですから反省ですね。そしてオイル交換については特段お伝えすることはないのでサクッと完了。
そうそう、HONDAのリリースによるとエンジンオイルが2024/08/01から大幅値上げだそうで。
昨今はなにからなにまで値上げで嫌になっちゃいますね。
情報を知ったのは7/29でしたが、どうせ今後もCBR乗る限りは使うので2回分(6L)購入しておきました。
最後にカウル取付と洗車をして準備完了。8/10頃にお世話になっているHONDA DREAMさんにお預けした次第。
その後お盆休みは挟みましたが、しっかりプロの目で診ていただいて問題なしとのお墨付きをいただきました。
とはいえ新車ローダウンパッケージを自分でノーマル戻ししたことで光軸が若干ずれていたそうで修正を頂いたこと、
あとはサボっていたチェーン張りぐらいは必要だったそうです。プロの整備は実にありがたいことです。
画像は車両の受け取りの時のもの。
そうそう。車検を受けている間に自分の”足”については最近購入したVTR250があるにはあるのですが、
このDREAM店さんから自宅に帰る際の足がないということで代車をお願いしていました。
日頃から四輪の代車は「オートマ怖いんです・・・」2輪の代車は「スクーター怖いんです・・・」が私のお願い事項(笑)ですが、
そうそう都合よく配車いただけるものでもなく。今まで四輪はオートマの軽かコンパクトカー。2輪はPCXやリード110?などをお借りしていました。
ところが今回、店員さんが気を利かせてくださったようでまさかの車両が!画像の隣にあるCBR250RRをお貸しいただきました♪
このMC51型CBR250RR。まさに今時の250ccの最たるものといったモデルで気になっていたので非常に嬉しいです。
CBR600RRをお預けしたときの帰りこそ猛暑でそのまま自宅に直帰したのですが、
せっかく貸して頂いたので車検完了で受け取りに行く際に少々遠回りして山の中を経由して向かいました。
MC51型 CBR250RR (黒ホイールのグラファイトブラック?ですので2021年型でしょうか)
ご覧の通り近未来的デザインでありながらスラントノーズで非常~にカッコいいですね!
走ったのは僅か60km程の市街地-山道ルートでしたが、
感想としては『250ccとはとても思えないぐらい速度の乗りもいいし凄いなあ』が一番強い印象。
モードは sport+/sport/comfort と電子制御バイクらしく3つありますが、
一通り試すも早々にsport+固定に。言うても最高42psですしとくに手強いことはありません。
加速感含め演出も目立ちますがとにかく不足なくて凄いです。
続いての感想は
『なんか硬いというか突っ張る感じがあるな。』と『ブレーキ含む足回りは決してよくはないな・・・』でした。
このblogを御覧の方にオーナーさんがいらしたら大変失礼かとは思うのですが、
『80万もする割には今時の高コストに対するコストカットの苦労が随所に見える気がする』というのが正直な印象。
デザインやらスロットルバイワイヤなんかの電子装備に主にコストがかかっているんだろうなと思いました。
あと、先述の通りパワーもその制御も不足はないのですが、回してもあんまり楽しいエンジンじゃない感も。
確かに力もあって速いのですが回してゆくと唸るような振動があり回すほど疲れます。
そこは吹け上がり方も含め並列2気筒の構造ゆえかなあ。盛り上がるといえばそうなのですが何故かV型のVTRのほうがむしろ上質です。
あと、跨った第一印象は 『なにこれポジション猛烈に楽じゃん』 でしたね。
といっても ※CBR600RRとの当社比(笑) なのですが、当然CBR1000RRよりもNSRよりも断然楽です。
エンジンが前後に長いVTR250と大して変わらないぐらいで、非常に楽な姿勢であることは間違いないです。これは美点だなあ。
そんな感じでお借りしたバイクをとっても楽しく乗らせて頂き本当に貴重な機会となりました♪
ついでに借りた車両の各所の印象なども紹介。
これが心臓部。並列2気筒なのでとてもコンパクトです。
アシストスリッパークラッチ付きだったかと思いますがクラッチレバーの重さは同様構造のCBR600RRとほぼ変わりませんね。
クラッチの重さには油圧のCBR1000RRで慣れていましたしその前は強化スプリング入りのNSRの乾式が長かったので、アシスト付きの軽さにはいつも驚きます。
マフラー回り。このガンダムみたいなのが純正ですから凄いです。かっこいい。
車体下には触媒があり、よくある”弁当箱”がここに入っているような感じですがそれをうまくデザインに変換しています。
ただ、こうなると社外マフラーに換えたいか?という欲求もあまりなさそうです。
ブレーキ&フロントサスペンション回り。
細身の倒立フォークなのですが40年前のRZとかFZとかあのあたりの細さですが、きっと250にはこれがバランスがいいのでしょう。
気になったのはブレーキのほうで、CB250Rあたりがラジアルマウント(なのでリジッド)の4PODに対し、
CBR250RRはずっとずっと高価なのに昔ながらのピンスライドのもの。
後述のブレーキマスターも合わせて大分古めかしい作りなもので、この手のバイクで恐らく一番大事なブレーキ操作が楽しくありません。
続いてハンドル回り。
ここのスロットルバイワイヤ関連は高そう!こういうところの一連の制御関連にコストを吸われたんでしょうね。
トップブリッジ。現行はセパレートファンクションのBPFだったと思いますが私はセパレートしないほうが好きです。
なにやら昔のTLのロータリーダンパー思い出しますね。ただ、別に乗り心地は変わらない気がします。
この辺りの造形はやっぱりカッコいいですね。余談ですが取り付けられているスマホホルダが走行中にバリバリ共振してうるさかったです。
そしてメーター。
これも今やこの手の高めのカテゴリのオートバイはTFT液晶が主流ですのですこし古い感じ。
思えばもう7年もメジャーなモデルチェンジをしていないようですが、しなくても売れるからその必要はない?判断でしょうか。
とはいえそろそろ何か手が入ってもよさそうな気がします。
と、エントリーモデルの売れ筋オートバイにつきネガな部分も見えるものではありましたが、
それでも 「カッコよければそれでいいじゃない♪」 な潔さも見えるとても興味深い車両でした。
個人的には 『令和の NS-1 やでこれは!(※似非関西弁』 という感じ。かっこよければいいんです。
また、例えば高速でツーリングにいくにも何ら不満のないパワーもありますし1台目がこれなら全く後悔はないでしょうね~。
そんなこんなで代車のCBR250RRも満喫させていただき話は冒頭に戻ります。
真夏のオートバイは疲れを感じたらこまめに木陰で休むのが大事。久々にミネラルウォーターで顔を洗いました。
しかしオートバイってほんとにいいものです。
帰路は代車のCBR250RRで往路にスイスイと山道を走ったルートと逆に帰ってきたのですが、CBR600RRはまさに上質な空飛ぶ絨毯。
こんなにも安心して乗れて思い通りに走ってくれるオートバイはなかなかないなと再認識しました。
惜しむらくはライダー側の体力の問題だけだな・・・というのはおいといて。
いつか1000ccでこの手のパッケージ、そう。あのSC59が目指したような路線が戻ってきたらリッターをまた買うのもいいかもしれませんが、
2024年現在の私のベストバイクは間違いなくこの 2BL/8BL型 CBR600RRだと思う限りです。
ともあれ週明けからまた夏後半。暑い世の中ですがどちらさまも楽しくやってゆきましょう~( ̄ー ̄)♪
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車検時のウィンカー付ミラーは問題なかったと理解して良いですか?
わたくしsc57に社外ですがsc82用加工装着でDREAMではなくHonda Commuter店での車検はNGと言われミラーウィンカー部カッティングシートで覆いノーマルウィンカー持ち込み付け替え手数料1万円払い、正規品だったらそのまま車検🆗ですと訳分からん事言われました。
あと色が違うとも言ってましたが、私には色の違いは分かりませんでした。
お店によっての対応何ですかね〜?
愚痴になっちやいました、すみませんm(_ _)m
そうですよね。車検に関するあれやこれは年度による規制の変化も多く実際よくわからない面も多く私もいつも不安です。
残念ながらご利用のお店様の判断がどうだったのか?までは判りかねますが、
私の場合これまでの SC57にSC59純正ミラーの状態でバイク屋の車検、陸運局に持ち込みのユーザー車検ともにOKでした。
今回のCBR600RR(2BL)についても、そのSC59純正ミラーそのものを移植したうえでウィンカー点滅時のポジション消灯や球の色、位置や幅も含めた保安基準は満たしている状況にしておきましたので問題なく通ったようです。(持ち込み先の陸運局はSC57の時と同一の場所と思います)
ただ、本ケースに限らず車検場の検査員さんによっては思わぬところでご指摘をいただくような話も聞きますので指摘されたら結局対応するしかない、というイメージもあります^^;
今時でいうと社外品でも『Eマーク付き』を選べばとりあえず間違いないような話もありますね~