サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

第97回ロシア語サロン報告 「ピローゴヴォ建築博物館」

2018年11月29日 | ロシア語サロン
11月18日(日)午後2時よりロシア語教室で台97回ロシア語サロンが開かれました。
ゲストは ウクライナ人でキエフ出身のタチアナ・サエンコ先生です。



今回のお話のテーマはキエフにある野外の建築博物館「ピローゴヴォ」です。
1976年に開館、ピローゴヴォはここにある村の名前だそうです。

150ヘクタールの敷地にウクライナ全国から集められた300軒以上の
建物が点在しており、16世紀から20世紀にかけてのウクライナの農村の
建物や暮らしの様子を見ることができます。

先生はたくさんの写真を見せてくださいました。
話題になったのは農家の壁が中も外も真っ白なこと。いったい材料には
何が使われたのでしょう?農民たちが自分で建てた家ですから手近に
あって安価なものであったはずです。
それは粘土と石灰、それに馬糞(!)なのだそうです。

「馬糞は臭くありませんよ、その中に草や藁が含まれているので壁を
補強することができました。家の骨組みは男性が作り、壁は女性たちが
塗ったのです。」

藁ぶきの屋根が日本の古い家に似ていることや 上に寝ることができる
大きな暖炉のことも話題になりました。

ピローゴヴォでは展示されている家の中の調度品も学芸員がその地方と
時代にふさわしいものを選んで揃えていること、金属加工や陶芸、手芸などの
実演が見られること、市が立ってウクライナ料理を食べたり、伝統的な
楽器の演奏や歌が聞けるなどテーマパークのような場所でもあります。
広々した園内の丘の上では天気の良い日はピクニックもいいでしょう。


また ダーチャの話題から 「現在でもロシアやウクライナでは家を自分で作ってしまう人たちが
多くいる、配線や下水道もプロに頼まないでできるのはなぜ?」という質問も出ました。
ソ連時代にはアパート住まいをしている都市生活者たちには郊外に土地が与えられ、彼らはそこに
畑を作り、小屋を建てて休暇を過ごしました。その小屋は自分たちで建てたのです。

サエンコ先生のお話ではそれも文化で 女の子は縫物や料理ができなければならないと同様に
男の子は大工仕事ができなければならないとされて、小さい時からお父さんに教えられて
いる、そして親戚が家を建てる時には必ず手伝いに行って大工仕事や電気のことを習って
いるものだ、ということでした。

キエフやこのピローゴヴォに行ったことのある人、キエフに住んでいた人も
参加され 楽しい話ができましたが参加者はちょっと寂しく5名でした。


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