何となくGOOのニュースで出ていたので書いてみます。
プロ将棋界の竜王戦で渡辺明(わたなべ・あきら)竜王が去る12/18に防衛を果たして5連覇を達成し、規定によって永世竜王の資格を獲得しました。
竜王戦は将棋界最大の賞金を誇るビッグタイトルで優勝賞金3200万円。実質的にそこまで勝ち上がるまで獲得する賞金や来年の防衛戦を計算に入れると、竜王を獲るという事は6000万円くらいの価値があります。
更に新聞や雑誌やTVの取材なども来るでしょうし、最強のコンピューターソフトの「ボナンザ」と渡辺竜王は人類を代表して公開対局で対決して賞金1000万円も獲得しましたし、その効果は計り知れないものがあります。
今回注目されたのは4連覇中の渡辺竜王に挑戦者となって現われたのが、こちらも通算6期の竜王位獲得の実績を持つ羽生善治(はぶ・よしはる)名人で今期竜王を獲得すれば通算7期で永世竜王の条件に達するという、どちらが勝っても初代永世竜王となる大勝負だったという背景がありました。
羽生名人は言わずと知れた7冠全冠同時制覇という前人未到の記録を達成した最も有名なプロ棋士であり現在もトップを走っています。今年の春には名人位を獲得して通算5期で永世名人の資格も得て、実に永世6冠という史上初の偉業を成し遂げました。
名人・王将・王位・棋聖・棋王・王座という6つのタイトル戦において永世称号を得て(王座だけは名誉王座)、なおも残った一つの竜王戦の挑戦者に名乗りを上げたのでした。つまりは羽生名人はこの竜王戦に勝利すると永世竜王までも獲得して『永世7冠』という途方もない偉業を達成する事になるのでした。
12/28の「情熱大陸」ではこの竜王戦7番勝負の模様が取り上げられ、放映されます。7番勝負開始時からTVカメラが入っていて、どちらが主役となるか、筋書きの無いドラマが展開されていたのでした。(世間的には永世7冠となる羽生名人を主体に考えられていたようなムキはあったと思いますが)
そして出だしから羽生名人が3連勝しました。野球の日本シリーズと同じで先に4勝した方が勝ちです。そして将棋界ではこれまでに3連敗後に4連勝で逆転勝利したという前例はありませんでした・・・・・・
誰もが羽生永世7冠誕生を思いました。しかし第4局に渡辺竜王が一矢を報います。対局開始前には「これが最後の一局になるかも・・・」という弱気な発言があったそうですが、羽生名人優勢の終盤の中、混沌した秒読みの激戦となって、最後に勝ちを掴んだのは渡辺竜王でした。「どうして勝てたのか分からない・・・」自身の(GOO)ブログの中でも書いていますし、激烈に難解で理解不能の混迷の泥沼の中で何かが味方したのでしょうか?
続く第5・6局はうって変わって目の覚めるような快勝。特に第6局での羽生名人の負け方にはアマチュアの目から見ても不甲斐なさを感じるものでした。
3連敗後の3連勝・・・とうとう将棋界初の出来事が目の前となってきました。そして運命の最終局、第7局。
1日目は渡辺竜王の構想が功を奏したようですが、2日目に入って羽生名人が流石の大局観を見せて徐々に羽生名人の優勢に・・・しかし夕方、最後の決戦となり形勢の針は揺れました。
お互いに残り時間が切迫していく中で、微妙なミスも出たり驚くべき勝負術・駆け引きが繰り広げられ、手に汗を握る、プロでも判断のつかない微差で勝敗の行方の読めない混沌とした難解な終盤戦が続きました。
胃の痛くなるような終盤の激戦を制したのは渡辺竜王でした。ついに3連敗後の4連勝という奇跡は達成され、初代永世竜王を賭けた100年に一度とも言われる大勝負の幕は下りました・・・・・・
プロ将棋界の竜王戦で渡辺明(わたなべ・あきら)竜王が去る12/18に防衛を果たして5連覇を達成し、規定によって永世竜王の資格を獲得しました。
竜王戦は将棋界最大の賞金を誇るビッグタイトルで優勝賞金3200万円。実質的にそこまで勝ち上がるまで獲得する賞金や来年の防衛戦を計算に入れると、竜王を獲るという事は6000万円くらいの価値があります。
更に新聞や雑誌やTVの取材なども来るでしょうし、最強のコンピューターソフトの「ボナンザ」と渡辺竜王は人類を代表して公開対局で対決して賞金1000万円も獲得しましたし、その効果は計り知れないものがあります。
今回注目されたのは4連覇中の渡辺竜王に挑戦者となって現われたのが、こちらも通算6期の竜王位獲得の実績を持つ羽生善治(はぶ・よしはる)名人で今期竜王を獲得すれば通算7期で永世竜王の条件に達するという、どちらが勝っても初代永世竜王となる大勝負だったという背景がありました。
羽生名人は言わずと知れた7冠全冠同時制覇という前人未到の記録を達成した最も有名なプロ棋士であり現在もトップを走っています。今年の春には名人位を獲得して通算5期で永世名人の資格も得て、実に永世6冠という史上初の偉業を成し遂げました。
名人・王将・王位・棋聖・棋王・王座という6つのタイトル戦において永世称号を得て(王座だけは名誉王座)、なおも残った一つの竜王戦の挑戦者に名乗りを上げたのでした。つまりは羽生名人はこの竜王戦に勝利すると永世竜王までも獲得して『永世7冠』という途方もない偉業を達成する事になるのでした。
12/28の「情熱大陸」ではこの竜王戦7番勝負の模様が取り上げられ、放映されます。7番勝負開始時からTVカメラが入っていて、どちらが主役となるか、筋書きの無いドラマが展開されていたのでした。(世間的には永世7冠となる羽生名人を主体に考えられていたようなムキはあったと思いますが)
そして出だしから羽生名人が3連勝しました。野球の日本シリーズと同じで先に4勝した方が勝ちです。そして将棋界ではこれまでに3連敗後に4連勝で逆転勝利したという前例はありませんでした・・・・・・
誰もが羽生永世7冠誕生を思いました。しかし第4局に渡辺竜王が一矢を報います。対局開始前には「これが最後の一局になるかも・・・」という弱気な発言があったそうですが、羽生名人優勢の終盤の中、混沌した秒読みの激戦となって、最後に勝ちを掴んだのは渡辺竜王でした。「どうして勝てたのか分からない・・・」自身の(GOO)ブログの中でも書いていますし、激烈に難解で理解不能の混迷の泥沼の中で何かが味方したのでしょうか?
続く第5・6局はうって変わって目の覚めるような快勝。特に第6局での羽生名人の負け方にはアマチュアの目から見ても不甲斐なさを感じるものでした。
3連敗後の3連勝・・・とうとう将棋界初の出来事が目の前となってきました。そして運命の最終局、第7局。
1日目は渡辺竜王の構想が功を奏したようですが、2日目に入って羽生名人が流石の大局観を見せて徐々に羽生名人の優勢に・・・しかし夕方、最後の決戦となり形勢の針は揺れました。
お互いに残り時間が切迫していく中で、微妙なミスも出たり驚くべき勝負術・駆け引きが繰り広げられ、手に汗を握る、プロでも判断のつかない微差で勝敗の行方の読めない混沌とした難解な終盤戦が続きました。
胃の痛くなるような終盤の激戦を制したのは渡辺竜王でした。ついに3連敗後の4連勝という奇跡は達成され、初代永世竜王を賭けた100年に一度とも言われる大勝負の幕は下りました・・・・・・