「現状がマンネリに感じてきた」
「もっと変わりたい」
そんな思いを一新するために
環境を変えることを選択したはずなのに
「前のところではこうだった」
「前の方が楽しかった」
そんな思いに苦しんでいる人に
かける言葉はむずかしいものです。
前例にとらわれ、
学びがうまくいかなくなることもあるように思います。
これまでの学びも経験も
その人にとっての財産であることは間違いないのです。
ただきっと
無意識のうちに過去の経験を応用して対応しようとするのでしょう。
過去に得てきた技術も経験も
自分にとっては価値のあるものですから
まっさらな状態で新しい学びに向かうことが
うまくいかないのかもしれません。
最後まで話を聞かなくても
なんとなくわかったつもりになったり
自己判断で決めつけてしまったり、
過去の成功体験を
無意識のうちになぞってしまったり。
新しいインプットは
前の記憶と上手く距離をとれなければ
なかなか難しそうです。
新しい場所で
これまでの経験が生かせず
前の記憶を払拭できず
自信も失い
楽しむことも出来なくなってしまったある女性。
私がその方にお会いしたのは2回。
先々週と先週と。
「わからないことばかり」
「違うと言われますので」
不安そうな様子でしたから
「なかなか聞けない事は私に聞いてください」
「少しずつ慣れていきましょう」
そう声をかけてLINEを交換したばかり。
ところが4日前。
「4ケ月お世話になりました」
「個人情報の処理お願いします」
「心療内科に通っています」と。
その方の在籍期間は4ヵ月だったことがわかりました。
おそらくなにかがあったようだということも。
個人的には
お会いしたばかりでとても残念ですが
その方が元気に回復されて
ご自身のスキルを生かせる場所で
またご活躍されることを願っております。
本日の写真は
先日行った長池公園の中の
かたくり観察路。
もう今はだいぶ花は終わっていたみたいでした。


